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●第122回「久々のデジカメは如何に」

久々に、デジカメに手を出してしまいました。

こう見えて、まともな写真が撮れるデジカメは持ってなかったんですよね。

銀塩生活の時、幾多の愛機がことごとく故障にてリタイアという状況※が続いたこともあり本気カメラからは引退でした。
 
(※79回「まさかのカメラの話・・・」

その後デジカメ黎明期に一瞬だけ手を出したことがありました。
当時はまだフィルムカメラ全盛の時代。
デジカメも出始めでまともな機種10数万円~。
それでも、撮れる画質を考えるとかなり高価でした。

そんな中、KODAK DC20(1996年発売 定価39800円)を特売で見かけ、恐る恐る買ってみたのです。

DC20
小型軽量、コンパクト。意外とお洒落なモデルだったかも。Camera-wiki.org( http://camera-wiki.org/wiki/Kodak_DC20)より。

この機種はデジカメ普及を狙ってか、ケーブルも編集ソフトも付いてくるオールインワンのパッケージにもかかわらず低価格での登場だった模様。

(主要スペック)
画像サイズ: VGA(640×480)の半分くらい。
ISO感度:  800および1600
電源: リチウム電池
メモリー: 8枚

ISO感度が高く、フラッシュ要らずで良かったのですが、カメラのメモリー容量はなんと写真8枚分!
メモリーが一杯になったらそれ以上は撮れず、シリアルケーブルでPCへ転送しなければなりませんでした。
転送時に専用ソフトでJPEG画像に変換してくれる仕組み。orz

何年か使いましたが、8枚撮ってはPCに転送、って、家でしか使えない(泣)ということで、ようやく次に目が向いたのがこちら。

Konica Revio C2(2002年 定価20000円前後)

Konica Revio C2
機種説明です。

Konica Revio C2
実機の様子。薄型小型、乾電池が使えて良さげなモデルだったのです。Camera-wiki.org(http://camera-wiki.org/wiki/Konica_Revio_C2)より。

(主要スペック)
画像サイズ: 1,280×960
電源: 単四×2
メモリー: 内蔵のみ 容量14MB(100枚くらいは保存できた?)

この頃の携帯カメラはまだ30万画素程度だったので、122万画素だなんて、良さげな写真が撮れるのでは?とおもった次第。
・・・でも、すぐ壊れたんですよね。

それ以来、いつでもどこでも安定して撮れるケータイやスマホのカメラをメインで使っていたのです。
日常スナップ程度なら、電池は持つわ、画質もそこそこ良かったですし。

ということで、最近特に、風景を撮ることが多くなり改めて思ったのですが、スマホカメラは ”広角” が標準らしく遠景だと画像に違和感しか感じないのです。

たとえば以前の記事(119回 「徘徊、もといウォーキング!」)の中で、「大阪城が見えるパーキング」の写真なんかは、周辺の建物がグワーッと外に向かって伸びています。

やっぱりこういう写真は従来の標準画角(50mm前後)で撮りたいなぁと思い、最近のトレンドはどうなっているのやらネットで調べてみたら、

・普通のデジタル一眼は20万円スタート!
・コンパクトデジタルでも3万円スタート。

・・・ううむ。デジカメって、高いですね。
しかしながら、画素は2000万超えだし、ズームも40倍とか80倍とか、凄い光学補正が付いていたり、特大サイズの画像処理が一瞬で出来てしまったり、通信機能が付いていたり盛りだくさんなので、仕方ないのかもしれませんが。

ところで普段使ってるiPhoneのカメラって、何年もの間「1200万画素」なんですよね。
最近の上位機種で、ようやく光学ズームが付いてきた感じです。
とはいえ最新の「iPhone13 Pro」なんて12万円を超えるので、カメラ目当てでは全然割に合わないお値段・・・。

それならば、1200万画素、光学3倍ズームのコンデジの方が、ずっとお得だし高画質なんじゃないの?という考えに至りました。

物は試し。このスペックでお手頃なモデルは無いかと捜索してみたら、昨年発売開始、お値段19800円、Made in JAPANのトイカメラ
「BONZART ZIEGEL」というのがなんだか話題になっているではありませんか。

bonzart
名前の由来は「瓦」だそうです。公式サイト( http://bonzart.co.jp/products/bonzart-ziegel)より。

これは一瞬、手を出しそうになってしまいました。

(主要スペック)
・画素数: 1800万
・シャッター: 1/60
・フォーカス: 固定
・光学ズーム: なし
・ISO: 100,200,400
・記録: SDHCカード
・電源: 単三×3

サイトもメッチャお洒落な感じで、実物も量販店にあったので早速見に行きましたよ。
これはこれで面白そうだったのですが、やっぱり「トイカメラ」でした。
(そのうち買っちゃうかもしれません・・・)

(中略)

ということで、いろいろ探し回った結果、これの1/10くらいのお値段!で10年以上前の国産コンデジ(新品同様)を入手出来ました。

(主要スペック)
・画素数:1200万
・シャッター: 4~1/2000 秒
・感度: ISO80~1600
・光学ズーム: 3.6倍
・手振れ補正: 電子式
・記録: SDHCカード
・電源: 単三型のアルカリまたはリチウム電池

いやこれ、普段撮りには十分なスペックじゃないの?と思い、即刻景色を撮りに行ってみました。

広角側
広角側。意外と普通に撮れましたよ。
望遠側
望遠側。自然に寄った感じでこちらも問題なし。

結果、スマホと同じ1200万画素ですが、想像以上に綺麗でした。
きっとレンズとセンサーが全然違うからでしょう。
「やっぱり写真はカメラだよなー」と実感しつつ、次の休みにはどこか行ってみようかしら!と思い直した今日この頃です。

そうそう、古いデジカメはこんな点を中心に探すのがおススメです。
・「国内ブランド」 →表示スペックが信頼できます
・「電源」はできれば専用電池以外 →付属電池はまず使用不能
・「ワンオーナー」 →素性がはっきりした方が吉
・「撮影の動作確認」されていること

それでは、また~。


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2022/03/03掲載