ゴールデンウィークの始まりは、毎度おなじみモンキーミーティング。今年もお天気に恵まれて、集まったホンダ4ストロークミニバイクは、ついに500台の大台を突破しました!
- ■文・写真:中村浩史
ついに過去最高550台オーバー!
全国各地でスーパーカブ系のミーティングは増えているけれど、モンキー系となると、やっぱりこの「モンキーミーティング」。聖地・東京サマーランド駐車場には、ゲートオープン予定の9時より早く入場待ちの列ができるほどで、年に一度の「サル集結」イベントが開催されました。
今年のミーティング参加者の皆さん、ちょっと変化があったように感じました。それは、モンキーミーティングだっていうのに、モンキー系以外の参加者が増えていること(笑)。
もちろん、現行モンキー125をはじめ、多摩テック世代、M期、A期、Z期、J期(このあたりのヒストリーが分からない方は→コチラをどーぞ)もいるのですが「それ以外」が年々増えている──そんな感じです。この2~3年、現行125の台数が増えてきていたんですが、今年の開催では125が増えたナ、って印象は薄かったですね。
モンキーミーティングは、モンキーをメインに、「ヨコ型」と呼ばれるモデルの参加もOK。もちろん、ホンダの歴代50~125ccやスーパーカブ系の参加もOKなのですが、スーパーカブ系は独自のミーティングも多いですからね、そちらの方が同志が多いことで、モンキーミーティングには数が少ないのでしょう。
台数より、その存在感で強烈に目立っていたのがシャリイです。72年発売のシャリイは、スクーターブームより前に流行した「お買い物バイク」的ソフトバイク、なんて呼ばれていました。決して目立っていたモデルでもなかったはずなのに、ホンダ4ミニのミーティングには、人気モデルとして参加台数が多いのです。数年前は、現存台数が少ないが故の人気だと思っていたら、アレヨアレヨとホンダ4ミニミーティングの「裏主役」となっているのです。
シャリイの存在感っていうのは、そのイジり具合がハンパないことです。傾向が多いのは「低く長く太く」なロー&ロング&ファット系。モンキーも、このローロングファット、増えてきましたね。
あとはおなじみの「魔改造系」。モンキーをベースに、カワサキZ風にしたりハーレー風にしたり、フルカウルレーシングマシン風や、以前にホンダ本社の「スーパーカブミーティング」でもお見かけした、ディスク4枚キャリパー12個つきリトルカブターボの姿も見ることができました!
あの……みなさん、ここモンキーミーティングであって、カスタム必須ミーティングじゃないんですけど(笑)。もちろん、完全フルノーマルのモンキー125もDAX125もいらっしゃいました!
会場のあちこちで、オーナー思い思いの車両を見ながら品評会と情報交換が絶えないモンキーミーティング。ホンダ本社が建て替えのための取り壊しが始まったことで、まずは今年からスーパーカブミーティングができなくなったことで、ホンダ4ミニミーティング界隈もざわついています。カブミー、どうするんだろう。モンキーミーティングと合併するの? そうしたら台数が大変なことになっちゃう……なんて声も聞かれましたが、時代に合わせて変遷してきたモンキーミーティングですから、来年にはまた新しいミーティングの形が見られるかもしれませんね。
ちなみに今年の参加台数はとうとう550台オーバーです! コロナ明けで3年の休止期間を置いて開催された2022年が約280台、23年が約350台、24年が約490台と来て、とうとう550台を達成してしまいました! さぁ2026年はどうなる?
コロナ禍で開催が中止されていた時期をはさんで、ここ5年ほどお邪魔している取材者ナカムラ、今年も愛車DAX125で会場入りしました。埼玉の自宅を出発して往復約150km、片道2時間のちょっとしたツーリングで、燃費は約55km/L、ガソリン代は480円でした。朝方はまだ気温が低かったけれど、日中は暑いくらいで、去年もそんな天気でしたね。毎年、来年も行きたくなる、それもクルマじゃなくてDAXで、とそんなミーティングです。
(文・写真:中村浩史)
ここから先は表彰台獲得の皆さん!
モンキーミーティングのお楽しみは、来場者みんなによる人気投票と、協賛メーカー賞! 去年の「モンキーミーティング」のページも検索してみてください。連続で受賞している方もいるんです。