Rebel 1100 T/1100 T Dual Clutch Transmission/Rebel 1100/1100 Dual Clutch Transmission 車両解説
デザインコンセプトは「SIMPLE」「RAW(未加工の素材)」。特徴的な形状のフューエルタンクやくびれのあるナロースタイルのフレームボディ、ワイド&ファットサイズの前後タイヤ、ブラックに仕上げたエンジンや各部パーツの採用により、タフでクールなイメージを表現するとともに、自由な発想でカスタマイズを想起させるスタイリング、というのが2017年4月に登場したレブルシリーズ、250/500の特徴だった。
「もっと気軽に、手軽にバイクを楽しみたい」そんな思いがデザインコンセプトの“シンプル&ロー”に凝縮されている。
このシンプルクルーザー、レブルシリーズ、唯一2019年1月に、新色を設定するなどのカラーチェンジが行われたのみで現在に至る。その間、250はなんと販売ベストテンに上り詰めるほどの人気モデルとなっているのはご存知の通り。
そのシンプルが売りのレブルに1100版が登場したのは2021年3月。「REBELシリーズの“SIMPLE”、“RAW(未加工の素材)”、“CASUAL”に“SERIOUS”を付与し、排気量相応の重厚感とライダー乗車状態でもバランスの取れた人馬一体感のあるクールなプロポーションを実現した」(ホンダのリリースより)というモデルだった。
注目のエンジンは、1,082ccの水冷4ストロークOHC直列2気筒を採用。不等間隔爆発が生み出す力強いトラクション性能とパルス感、さらに、高回転域までスムーズに吹け上がる特性を持つという270度位相クランクエンジンを搭載している。
また注目は、ライダーのクラッチ操作やシフト操作が不要で、余裕を持ったライディングが可能となるデュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)モデルをラインナップ。シフトチェンジが可能なマニュアルトランスミッションの2タイプとしていた。
2023年2月には大型のフロントカウルとサドルバッグを標準装備したロングクルーザー仕様のRebel 1100 Tを追加。当然のことながら“Dual Clutch Transmission”モデルもチョイスが可能。カラーはガンメタルブラックメタリックのみ。ベーシックモデルのRebel 1100、Rebel 1100 Dual Clutch Transmissionは新色イリジウムグレーメタリックを設定。ガンメタルブラックメタリックは継続。
2024年2月、Rebel 1100 T、Rebel 1100 T Dual Clutch Transmissionは車体色はガンメタルブラックメタリックで変更はないがホイール色をブロンズに変更。Rebel 1100、Rebel 1100 Dual Clutch Transmissionは、フレーム色をマットブラックとしたイリジウムグレーメタリックと、ホイール色をブロンズに変更したガンメタルブラックメタリックの2色を設定。
今回は圧縮比の変更により低中速域のトルク向上、ハンドル、ステップ位置とシートの見直し、5インチフルカラーTFT液晶メーターの採用でマイナーチェンジをおこなった。また、フォークブーツやラジエターサイドカバー、バーエンドミラーなどを装備したRebel 1100 S Edition Dual Clutch Transmissionが新たに設定された。車体色はS Editionがフレアオレンジメタリック、マットバリスティックブラックメタリックの2色。ベーシックモデルのRebel 1100、Rebel 1100 Dual Clutch Transmissionはマットバリスティックブラックメタリック。ツーリング仕様のRebel 1100 T、Rebel 1100 T Dual Clutch Transmissionがイリジウムグレーメタリックの各1色。
★ホンダ ニュースリリースより (2025年03月07日)
大型クルーザーモデル「Rebel 1100」シリーズの一部仕様を変更するとともに、
「Rebel 1100 S Edition Dual Clutch Transmission」をタイプ追加し発売
Hondaは、「Rebel(レブル)1100」「Rebel 1100 Dual Clutch Transmission」、「Rebel 1100 T」「Rebel 1100 T Dual Clutch Transmission」、の一部仕様を変更するとともに、個性を演出するアクセサリーを標準装備した「Rebel 1100 S Edition Dual Clutch Transmission」をタイプ追加し、3月20日(木)にHonda Dreamより発売します。
- -エンジン圧縮比の変更により低中速域におけるトルクを向上
- -ハンドルならびにステップの位置、シートを見直すことでライダーの快適性に寄与
- -Honda RoadSync※1機能を搭載した5インチフルカラーTFT液晶メーターを標準装備
- -Rebel 1100 S Edition Dual Clutch Transmissionを新たにタイプ追加
パワーユニットは、圧縮比を高めることで低中速域のトルクを向上させるとともに、インパクトがあり重厚感を感じさせる排気音に貢献しています。 車体は、ハンドルならびにステップのポジションを調整することで、よりゆったりとしたライディングポジションにするとともに、シートの内部素材を変更し、厚みを増すことで、ロングツーリング時の快適性の向上を図っています。 装備面では、豊富な情報を見やすく表示する5インチフルカラーTFT液晶メーターを採用。車両とスマートフォンを連携※2させることで、ハンドルのセレクトスイッチや別売りのヘッドセットでの音声入力が可能となり、音楽再生やナビゲーションなどアプリの操作ができるHonda RoadSyncを標準装備するなど利便性を高めています。 また、各種アクセサリーを標準装備したRebel 1100 S Edition Dual Clutch Transmissionを新たにタイプ設定。主体色と同色のヘッドライトカウルや、重厚感を演出するフォークブーツとラジエーターサイドカバー、印象的なバーエンドミラーやフロントのショートフェンダー、アクセントを利かせた特徴的なシートを装備することで、個性を表現しています。
主な特徴
また、デュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)搭載車は、制御をアップデートすることでクラッチのより優れた応答と繊細な接続、低中速での扱いやすさに寄与しています。
運転中のスマートフォン本体の操作はおやめください。Honda RoadSyncのご利用には専用アプリのインストールが必要です。アプリごとにそれぞれご利用いただけるコンテンツが異なります。Honda RoadSyncの機能に関する詳細および対応OSバージョン、対応アプリについては、
Honda RoadSync関連ホームページ(https://global.honda/jp/tech/Honda_RoadSync/)またはスマートフォンアプリご案内ページ(https://global.honda/en/voice-control-system/ja-top.html)をご覧ください
主要諸元
車名型式 | 8BL-SC83 | ||
---|---|---|---|
Rebel 1100〈Rebel 1100 Dual Clutch Transmission〉 | |||
発売日 | 2025年3月20日 | ||
全長×全幅×全高(mm) | 2,240×850〈835〉×1,125 | ||
軸間距離(mm) | 1,520 | ||
最低地上高(mm)★ | 120 | ||
シート高(mm)★ | 710 | ||
車両重量(kg) | 226〈236〉 | ||
乾燥重量(kg) | – | ||
乗車定員(人) | 2 | ||
燃費消費率(km/L)※1 | 31.0(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 2名乗車時)※2 | ||
18.6(WMTCモード値 クラス3-2〉 1名乗車時)★※3 | |||
登坂能力(tanθ) | – | ||
最小回転小半径(m) | 2.9 | ||
エンジン型式 | SC87E | ||
水冷4ストローク直列2気筒OHC(ユニカム)4バルブ | |||
総排気量(cm3) | 1,082 | ||
内径×行程(mm) | 92.0×81.4 | ||
圧縮比★ | 10.5 | ||
最高出力(kW[PS]/rpm) | 65[88]/7,250 | ||
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 98[10.0]/4,750 | ||
燃料供給装置形式 | 電子制御燃料噴射装置[PGM-FI] | ||
始動方式★ | セルフ式 | ||
点火方式★ | フルトランジスタ式バッテリー点火 | ||
潤滑油方式★ | 圧送飛沫併用式 | ||
潤滑油容量(L) | – | ||
燃料タンク容量(L) | 13 | ||
クラッチ形式★ | 湿式多板コイルスプリング式 | ||
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン〈電子式6段変速(DCT)〉 | ||
変速比 | 1速 | 2.866〈2.562〉 | |
2速 | 1.888〈1.761〉 | ||
3速 | 1.480〈1.375〉 | ||
4速 | 1.230〈1.133〉 | ||
5速 | 1,064〈0.972〉 | ||
6速 | 0.972〈0.882〉 | ||
減速比1次/2次★ | 1.717×2.625〈1.863×2.625〉 | ||
キャスター(度)★ | 28°00′ | ||
トレール(mm)★ | 110 | ||
タイヤサイズ | 前 | 130/70B 18M/C 63H | |
後 | 180/65B 16M/C 81H | ||
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式シングルディスク | |
後 | 油圧式シングルディスク | ||
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 | |
後 | スイングアーム式 | ||
フレーム形式 | ダイヤモンド | ||
車名型式 | 8BL-SC83 | ||
Rebel 1100T〈Rebel 1100 T Dual Clutch Transmission〉 | |||
発売日 | 2025年3月20日 | ||
全長×全幅×全高(mm) | 2,240×850〈845〉×1,180 | ||
軸間距離(mm) | 1,520 | ||
最低地上高(mm)★ | 120 | ||
シート高(mm)★ | 710 | ||
車両重量(kg) | 240〈250〉 | ||
乾燥重量(kg) | – | ||
乗車定員(人) | 2 | ||
燃費消費率(km/L)※1 | 31.0(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 2名乗車時)※2 | ||
18.6(WMTCモード値 クラス3-2〉 1名乗車時)★※3 | |||
登坂能力(tanθ) | – | ||
最小回転小半径(m) | 2.9 | ||
エンジン型式 | SC87E | ||
水冷4ストローク直列2気筒OHC(ユニカム)4バルブ | |||
総排気量(cm3) | 1,082 | ||
内径×行程(mm) | 92.0×81.4 | ||
圧縮比★ | 10.5 | ||
最高出力(kW[PS]/rpm) | 65[88]/7,250 | ||
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 98[10.0]/4,750 | ||
燃料供給装置形式 | 電子制御燃料噴射装置[PGM-FI] | ||
始動方式★ | セルフ式 | ||
点火方式★ | フルトランジスタ式バッテリー点火 | ||
潤滑油方式★ | 圧送飛沫併用式 | ||
潤滑油容量(L) | – | ||
燃料タンク容量(L) | 13 | ||
クラッチ形式★ | 湿式多板コイルスプリング式 | ||
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン〈電子式6段変速(DCT)〉 | ||
変速比 | 1速 | 2.866〈2.562〉 | |
2速 | 1.888〈1.761〉 | ||
3速 | 1.480〈1.375〉 | ||
4速 | 1.230〈1.133〉 | ||
5速 | 1,064〈0.972〉 | ||
6速 | 0.972〈0.882〉 | ||
減速比1次/2次★ | 1.717×2.625〈1.863×2.625〉 | ||
キャスター(度)★ | 28°00′ | ||
トレール(mm)★ | 110 | ||
タイヤサイズ | 前 | 130/70B 18M/C 63H | |
後 | 180/65B 16M/C 81H | ||
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式シングルディスク | |
後 | 油圧式シングルディスク | ||
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 | |
後 | スイングアーム式 | ||
フレーム形式 | ダイヤモンド | ||
車名型式 | 8BL-SC83 | ||
Rebel 1100 S Edition Dual Clutch Transmission | |||
発売日 | 2025年3月20日 | ||
全長×全幅×全高(mm) | 2,240×880×1,125 | ||
軸間距離(mm) | 1,520 | ||
最低地上高(mm)★ | 120 | ||
シート高(mm)★ | 710 | ||
車両重量(kg) | 237 | ||
乾燥重量(kg) | – | ||
乗車定員(人) | 2 | ||
燃費消費率(km/L)※1 | 31.0(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 2名乗車時)※2 | ||
18.6(WMTCモード値 クラス3-2〉 1名乗車時)★※3 | |||
登坂能力(tanθ) | – | ||
最小回転小半径(m) | 2.9 | ||
エンジン型式 | SC87E | ||
水冷4ストローク直列2気筒OHC(ユニカム)4バルブ | |||
総排気量(cm3) | 1,082 | ||
内径×行程(mm) | 92.0×81.4 | ||
圧縮比★ | 10.5 | ||
最高出力(kW[PS]/rpm) | 65[88]/7,250 | ||
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 98[10.0]/4,750 | ||
燃料供給装置形式 | 電子制御燃料噴射装置[PGM-FI] | ||
始動方式★ | セルフ式 | ||
点火方式★ | フルトランジスタ式バッテリー点火 | ||
潤滑油方式★ | 圧送飛沫併用式 | ||
潤滑油容量(L) | – | ||
燃料タンク容量(L) | 13 | ||
クラッチ形式★ | 湿式多板コイルスプリング式 | ||
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン〈電子式6段変速(DCT)〉 | ||
変速比 | 1速 | 2.866〈2.562〉 | |
2速 | 1.888〈1.761〉 | ||
3速 | 1.480〈1.375〉 | ||
4速 | 1.230〈1.133〉 | ||
5速 | 1,064〈0.972〉 | ||
6速 | 0.972〈0.882〉 | ||
減速比1次/2次★ | 1.717×2.625〈1.863×2.625〉 | ||
キャスター(度)★ | 28°00′ | ||
トレール(mm)★ | 110 | ||
タイヤサイズ | 前 | 130/70B 18M/C 63H | |
後 | 180/65B 16M/C 81H | ||
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式シングルディスク | |
後 | 油圧式シングルディスク | ||
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 | |
後 | スイングアーム式 | ||
フレーム形式 | ダイヤモンド |
〈 〉内はRebel 1100 Dual Clutch Transmission
■道路運送車両法による型式指定申請書数値(★の項目はHonda公表諸元) ■製造事業者/本田技研工業株式会社
※1 燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞など)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります
※2 定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です
※3 WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます