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新車詳細

新車プロファイル2024
2024年に発売された新車の情報ページです

KAWASAKI レトロスポーツW230が国内に登場






 2023年秋に開催された東京モーターショー改め、ジャパンモビリティーショー2023でベールを脱いだW230とMEGURO S1。シンプルながらしっかり作り込まれた250シングルスポーツのW230と、人気のメグロK3の250バージョンともいえるMEGURO S1は大きな話題となった。9月にW230のタイ仕様が発表され、いよいよ国内販売が待ち望まれていたのだが、2024年11月20日発売が正式に発表となった。基本的にはジャパンモビリティーショーで発表されたモデルから大きな変更ないようだ。

 空冷単気筒250ccのレトロスポーツといえば、系統的には1992年に登場して2017年のファイナルエディションまで販売され続け、ビギナーからベテランのカスタムベースなど多くのライダーに愛されたロングセラーモデルであるエストレヤの後継モデルに当たるが、もちろん流用ではなく新設計だ。
 空冷単気筒232ccエンジンはKLX230系だが、クランクケースなどはWイメージで新設計。低中回転域でスロットルを開けたときの心地よい排気音となるようセッティングされているという。
 スタイリングはカワサキ伝統のWシリーズのイメージで、車両重量は250ccのレトロスポーツでは最軽量級の143kg、ゆったりしたポジションと扱いやすいハンドリング、745mmの低シート高も相まって、初心者にもフレンドリー。
 ヘッドライトはハイビームとロービームが上下に配置されたLEDだが、上下にポジションランプを内蔵することにより、レ電球型のように全体が点灯しているように見えるという、トロイメージを崩さない細かい配慮もされている。
 オプションパーツとしてETC2.0車載器、リアキャリア、エンジンガード、USB-C電源ソケット、ニーパットも用意されている。
 車体色はタイで発表されたパールアイボリー×エボニーに加えてメタリックオーシャンブルー×エボニーの2パターン。

W230。「パールアイボリー×エボニー(WT1)」。
W230。「メタリックオーシャンブルー×エボニー(BU1)」。

 

空冷単気筒エンジンはバランサーを内蔵し振動を低減しつつ、扱いやすさも重視。
軽量化と剛性の最適化を果たしたセミダブルクレードルフレーム。

 

メーターはレトロイメージと見やすさを融合した二眼式。
上下に分割されたLEDヘッドライトだが点灯時は一体に見える工夫がされた。

 

★カワサキ ニュースリリースより (2024年11月1日)

W230 発売のご案内

 

モデル情報
車名(通称名) W230
マーケットコード BJ230ASFAN
型式 8BK-BJ230A
発売予定日 2024年11月20日
型式指定・認定番号 II-399
メーカー希望小売価格 643,500円
(本体価格585,000円、消費税58,500円)
カラー(カラーコード) パールアイボリー×エボニー(WT1) メタリックオーシャンブルー×エボニー(BU1)
※メーカー希望小売価格は消費税を含む参考価格です。価格には保険料、税金(消費税を除く)、登録などに伴う諸費用は含まれません。
※当モデルは二輪車リサイクル対象車両です。価格には二輪車リサイクル費用が含まれます。
※当モデルはABS装着車です。
※当モデルはカワサキモータース株式会社の海外工場Kawasaki Motors Enterprise(Thailand)Co., Ltd(KMT)において日本向けに生産された車両です。
【W230】

日本の二輪史において、一つのブランドを刻む「カワサキW」。1960年代に生まれたこのネーミングは、1970年代には大型二輪車のイメージを確立しました。多くのファンを生んだ「W」は、1999年にW650として新たな歴史を刻み始め、W800へと発展。そして2024年、「W」はさらに新しい世界を開きます。
W230。「カワサキW」の持つ伝統的なデザインを、親しみやすい排気量のクラスに展開。豊かなトルクを発生する232㎝3空冷4ストロークSOHC単気筒エンジンは、鼓動感と軽快な走行感覚を提供します。コンパクトな車体サイズは乗る人すべてに安心感をもたらし、優雅なスタイリングは、モーターサイクルを持つ喜びももたらしてくれるでしょう。初めてモーターサイクルに接する人も、経験豊かなライダーも、誰もが楽しめるW230。新たな世界を訪ねるにはもってこいの相棒になるでしょう。

■主な特徴
・空冷ならではの大型の冷却フィンを持ち、Wのこだわりが各所に施されたクラシカルなデザインのエンジン
・Wシリーズのデザインエッセンスを取り入れた、伝統的なプロポーション
・なめらかな曲線のティアドロップ型フューエルタンクと、バランス良く配置された立体エンブレム
・見やすい丸形のスピード/タコメーターとそれぞれに内蔵された液晶ディスプレイと各種インジケーター類
・クラシカルな丸形デザインで構成されたヘッドライトとターンシグナルランプ
・普遍的な美しさを醸し出す、ツートーンのロングシートやスチール製前後フェンダー、ワイヤースポークホイール

 

主要諸元

車名型式 8BK-BJ230A
W230
発売日 2024年11月20日
全長×全幅×全高(m) 2.125×0.800×1.090
軸間距離(m) 1.415
最低地上高(m) 0.150
シート高(m) 0.745
車両重量(kg) 143
乾燥重量(kg)
乗車定員(人) 2
燃費消費率(km/L)※1 48.4(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 2名乗車時)※2
40.5(WMTCモード値 クラス3-2 1名乗車時)※3
登坂能力(tanθ)
最小回転半径(m) 2.6
エンジン型式
空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ
総排気量(cm3) 232
内径×行程(mm) 67.0×66.0
圧縮比 9.0
最高出力(kW[PS]/rpm) 13[18]/7,000
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 18[1.8]/5,800
燃料供給装置形式 フューエルインジェクション
始動方式 エレクトリックスターター
点火方式 バッテリ&コイル(トランジスタ点火)
潤滑油方式 ウェットサンプ
潤滑油容量(L) 1.3
燃料タンク容量(L) 11
クラッチ形式 湿式多板
変速機形式 常時噛合式6段リターン
変速比 1速 3.000 (39/13)
2速 2.066 (31/15)
3速 1.555 (28/18)
4速 1.260 (29/23)
5速 1.040 (26/25)
6速 0.851 (23/27)
減速比1次/2次 2.870(89/31)/2.714(38/14)
キャスター(度) 27.0°
トレール(mm) 99
タイヤサイズ 90/90-18M/C 51S
110/90-17M/C 60S
ブレーキ形式 シングルディスク 265mm
シングルディスク 220mm
懸架方式 テレスコピック式(インナーチューブ径37mm)
スイングアーム式
フレーム形式 鋼管セミダブルクレードル

※1:燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状況などの諸条件により異なります。
※2:定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です。
※3:WMTCモード値とは、発進・加速・停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。
※改良のため、仕様および諸元は予告なく変更することがあります。





2024/11/01掲載