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新車プロファイル2024
2024年に発売された新車の情報ページです

SUZUKI BURGMAN400 ABSが価格を変更





SUZUKI バーグマン400 ABS 車両解説

 バイクの世界もグローバル化という避けて通れない変革の中にある現在。排出ガス規制の全世界統一や出力自主規制の廃止など、ライダーにとってもメリットは大きいのだが、国内市場で親しまれてきた車名が消えてしまうのは若干寂しい思いがするのも確か。

 2017年8月に、それまで国内市場ではスカイウェイブ400として親しまれてきたスズキのビッグスクーターのネーミングが、フルモデルチェンジを機に、海外市場向けではすでにおなじみとなっている「バーグマン」の名称に統一された。

「スカイウェイブ」の名称は、1998年に登場したスズキ初のビッグスクーターとして、2月に250版、そして10月に400と発売時期は若干ずれたが、基本的に同一構成の兄弟車としてデビューしたモデルから採用されていたもの。

 前後13インチ・タイヤにディスクブレーキ、リアにはリンク式モノショックという足回りを持つ車体に搭載されたのは、1軸バランサーを採用し、単気筒SOHCながら4バルブの元気なエンジン。「スクーターにも楽しい走りを」というスズキらしいモデルだった。シート下にはA3サイズの書類が入るアタッシュケースが収納できる“パーソナルスペース”を備えるなど、的を得た使い勝手とともに人気を集めることに成功している。その後のシリーズの発展はいうまでもないだろう。

 スクーター界の“ビッグネーム”が消えてしまったのは残念だったが、現在はグローバルスクーター界の定番ブランドのひとつ「バーグマン」として内外で活躍を見せてくれている。

 ちなみにフルモデルチェンジした新型バーグマン400 ABSの特徴は、「バーグマン・クーペ」をコンセプトにデザインされた四輪のクーペをイメージさせるニュースタイリングをはじめ、バーグマンシリーズに共通する左右二灯式LEDヘッドランプ、LEDリアコンビネーションランプ等の採用。装備面では、クッション厚を20㎜増やして快適性を向上させた新型シート、使い勝手を向上させた各種収納スペース、エンジン面では低中速トルクをアップさせるとともに、エアクリーナーボックスの容量アップでスロットルレスポンスの向上や力強い加速特性とするなど、各所に熟成の手が入っている。

 2018年9月には、カラーリングの変更が行われたが、2019年9月のカラーでは、ホイールカラーがブルーとなり(※マット青:YUAは変更なしだった)、また、シートステッチのカラーも変更となっていた。

 2021年7月のマイナーチェンジでは、平成32年(令和2年)国内排出ガス規制に対応したのがメインで“スズキデュアルスパークテクノロジーを採用し新しい触媒システムの採用と併せて対応を行っている。また新たにトラクションコントロールの装備、イージースタートシステムが装備された。

 今回はメーカー小売り希望価格が895,400円(消費税抜き 814,000円)に変更。装備や車体色に変更はない。
 

 

バーグマン400 ABS。「マットソードシルバーメタリック」(QKA)。
バーグマン400 ABS。「ソリッドアイアングレー」(YUD)。
バーグマン400 ABS。「ソリッドアイアングレー」(YUD)。

★スズキ ニュースリリースより (2024年8月30日)

エレガントなスタイリングと優れた動力性能を兼ね備えた400cc ラグジュアリースクーター「BURGMAN(バーグマン)400 ABS」の メーカー希望小売価格を変更して発売

 スズキ株式会社は、エレガントなスタイリングと快適性、充実した収納、動力性能を兼ね備えた400cc ラグジュアリースクーター「BURGMAN(バーグマン)400 ABS」のメーカー希望小売価格を変更して、 9月6日より発売します。
「BURGMAN400 ABS」は、国内初の400cc スクーターとして1998年に発売して以来、高い走行 性能や快適な乗り心地、洗練されたスタイリングで好評を得ていた「スカイウェイブ400」の全面改良 モデルです。
 2017年に車名を「BURGMAN400 ABS」に変更。洗練されたスタイリングと快適性を維持しながら、 よりスリム、スポーティーで軽快な印象のデザイン、ヘッドランプとリヤコンビネーションランプに LED を採 用し、リンク式モノショックリヤサスペンションを搭載しました。
 2021年には新たにトラクションコントロールを装備し、エンジン出力を効率よく路面に伝えることが可能に。また、エンジンにスズキデュアルスパークテクノロジー※の採用やインジェクターを高微粒化タイプに変更することで燃焼効率の向上を実現し、平成32年(令和2年)国内排出ガス規制に対応しながらも高級感のあるフィーリングを実現しました。

※1気筒あたり2本のスパークプラグを持ち、高い燃焼効率を実現。スムーズな出力特性と高い燃焼性能、排出ガス低減に貢献しています。

●主な変更点
・メーカー希望小売価格の変更
●「バーグマン400 ABS」の主な特長
デザイン
・「バーグマン クーペ」をコンセプトにデザインされた、スポーティーなクーペのようなスタイリング 機敏な走りをイメージし、スリム、スポーティーで軽快な印象のフロントとリヤのボディデザイン
1)LED を採用したバーグマンシリーズ共通イメージの左右二灯ヘッドランプ
2)エレガントさと軽快な印象を与えるシャープでスリムな LED リヤコンビネーションランプ
3)流麗なフォルムを引き立てる上向きにデザインされたマフラー
装備
・厚みに定評のあるクッションを採用し、快適性をサポート。調整可能なバックレストは最適なシートポジションを実現。ヘルメットなどの用品を収納できる42L のシート下トランクスペースと、グローブ などの小物の収納に便利なハンドル下左右のフロントボックス、右側には12V の DC ソケット※を装備
※DC ソケットはバッテリーあがりの恐れがあるため、エンジン停止中の使用はお控えください。
・セキュリティシステムとして、スズキ独自のイモビライザーシステム「S.A.I.S」※トランスポンダー式 イモビライザーとシャッター付シリンダーを標準装備。いたずらや盗難の抑止に大きな効果を発揮
エンジン・車体
・デュアルスパークテクノロジーを新たに採用した399cm3DOHC エンジンにより、燃費性能を向上しながら、二人乗り時でも余裕のある走行フィーリングを実現
・スタータースイッチを押し続けずにワンプッシュするだけでエンジンが始動するスズキイージースタートシステムを採用
・リンク式モノショックリヤサスペンションを採用。快適性とスポーツ性能を最大限に両立し、ひときわ優れた操縦性を発揮
・スリムな車体や外装は、操縦性が良く、特に狭い道などでの走行時に貢献
・シートとハンドルの位置は、快適でスポーティーなライディングポジションを実現
・スリムなシートと左右の足元付近を絞り込んだカットフロアボードによる良好な足つき性
・15インチフロントホイールによる高い操縦安定性
電子制御
・リヤタイヤのホイールスピンを検出した際、速やかにエンジン出力を低減するトラクションコントロール
システムを搭載することにより、エンジン出力を効率よく路面に伝えることが可能になり、より快適な ライディングを楽しむことができます
商品名
バーグマン400 ABS(AN400AM5)
メーカー希望小売価格(消費税10%込)
895,400円(消費税抜き 814,000円)
発売日
2024年9月6日
車体色:3色
マットソードシルバーメタリック(QKA)、マットブラックメタリックNo.2 (YKV)
ソリッドアイアングレー (YUD)
※価格(リサイクル費用を含む)には、保険料、税金(消費税を除く)、登録等に伴う費用は含まれません。

主要諸元

車名型式 8BL-DU11N
バーグマン400 ABS
発売日 2024年9月6日
全長×全幅×全高(m) 2.235×0.765×1.350
軸間距離(m) 1.580
最低地上高(m) 0.125
シート高(m) 0.755
車両重量(kg) 218
乾燥重量(kg)
乗車定員(人) 2
燃費消費率(km/L)※ 27.2(国交省届出値 定地燃費値※2 60km/h 2名乗車時)
25.2(WMTCモード値※3 クラス3サブクラス3-1 1名乗車時)
登坂能力(tanθ)
最小回転小半径(m) 2.7
エンジン型式 K432
水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ
総排気量(cm3) 399
内径×行程(mm) 81.0×77.6
圧縮比 10.6
最高出力※4(kW[PS]/rpm) 21[29]/6,300
最大トルク※4(N・m[kgf・m]/rpm) 35[3.6]/4,900
燃料供給装置形式 フューエルインジェクション
始動方式 セルフ式
点火方式 フルトランジスタ式
潤滑油方式 ウェットサンプ式
潤滑油容量(L) 1.5
燃料タンク容量(L) 13
クラッチ形式 自動遠心式
変速機形式 Vベルト無段変速
変速比 2.279~0.865
減速比1次/2次 2.214/2.928
キャスター(度) 25°
トレール(mm) 101
タイヤサイズ 120/70-15M/C 56S
150/70-13M/C 64S
ブレーキ形式 油圧式ダブルディスク(ABS)
油圧式シングルディスク(ABS)
懸架方式 テレスコピック式
ユニットスイング式
フレーム形式 パイプアンダーボーン

※平成32年(令和2年)国内排出ガス規制に対応
※1:装備重量は、燃料・潤滑油・冷却水・バッテリー液を含む総重量となります
※2:燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。実際の燃費は、使用環境(気象、渋滞等)や 運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります。
※3:定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です。
※4:WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。
※5:エンジン出力表示は、「ps/rpm」から「kW/rpm」へ、トルク表示は「kgf・m/rpm」から「N・m/rpm」へ切り替わりました。( )内は、旧単位での参考値です。

2024/09/03掲載