数々の二輪メーカーにOEM部品としてブレーキディスク、スプロケットを納入、トップクラスのシェアを誇るというサンスターが製品化を決定した環境対応ブレーキディスク、ブレーキパッドは、鋼材を加工性とブレーキ機能を両立させた材料に変更、製造工程の熱処理が不要なため製造時のCO2排出量を半減させ、環境負荷を大幅に低減するというもの。
開発段階で「カーボンニュートラル(CO2排出実質ゼロ)への挑戦」を目指すチームスズキCNチャレンジ(環境対応ブレーキディスクと環境対応ブレーキパッド装着)と、ヨシムラSERT Motul (通常のレース専用オメガディスクと環境対応ブレーキパッド装着)に環境性能と制動性能を両立させた製品を提供。7月に行われた鈴鹿8耐ではヨシムラが3位表彰台、スズキCNチャレンジは8位入賞という成績を残し、両チームの好成績に貢献している。
尚、熱処理廃止の鉄製ブレーキディスクおよび、ローダストブレーキパッド(東海カーボン共同開発品) は、環境負荷低減シリーズ「Naturide」(ネイチャーライド)の新製品として2024年12月頃から製品化の展開を予定しているという。