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新車プロファイル2025
2025年に発売された新車情報のページです

KAWASAKI Ninja 400がカラーを変更





KAWASAKI Ninja 400/Ninja 400 KRT EDITON 車両解説

 2010年8月に発売開始されたカワサキの新ミドル・スポーツ、Ninja 400はスズキのグラディウスなどとともに我が国の「ヨンヒャク」クラスを再び盛り上げるべく、カワサキが放った戦略マシンだった。250クラスのフルカウルスポーツを見事復権させたNinja 250ほどには圧倒的な支持を得ることは出来ていないが、中型クラスの定番マシンとしての地位を着々と築き上げてきている。

 基本的には、一足早く海外向けの2006年モデルとして発売されたER-6nとNinja 650R(ER-6F)の関係と同様で、フルカウルバージョンのNinja 400RとノンカウルバージョンのER-4nをラインナップし、多くのユーザー層をカバーする計画だった。翌2011年9月には、初のイヤーモデルとなる2012年モデルを発売。といってもカラー&グラフィックの変更のみで、価格、諸元に変更は無し。そして2012年10月にもカラー&グラフィック変更のみで2013年モデルへと発展。

 そして3年目、2013年12月にフルモデルチェンジが行われ2代目となった。ただ新型となったのはカウルスポーツ版のNinja 400のみで(またNinja 250と同様、車名から“R”の文字が外された)、ノンカウル・バージョンのER-4nは継続販売とされた。

 デザインは初代のNinja 400Rのコンセプトを忠実に引き継いでおり、大型の二眼ヘッドライトを装備するフルカウルからテールにかけて“Ninja”一族のアグレッシブなイメージも守りながら、右サイドにオフセットされたモノサスをアクセントとして押し出すなど、旧モデルからの個性的なデザインのDNAを発展させていた。

 2015年2月に発売された2015年モデルは、カラー&グラフィックの変更のみで、メタリックスパークブラック×メタリックフラットスパークブラックという黒系と、パールスターダストホワイト×メタリックフラットスパークブラックの白系、2色のラインナップとなった。またそれまで通りライムグリーン系のカラーリングを纏ったSpecial Editionも別途ラインナップしている。2015年12月に発売された2016年モデルも、カラー&グラフィックの変更のみで、メタリックカーボングレー(GRY)の1色の設定となった。Special Editionも同時に2016年モデルとなっている。2016年10月にされた2017年モデルでも基本構成メカニズムに変更は無く、カラー&グラフィックの変更のみだが、メタリックグラファイトグレー×メタリックスパークブラック(GY1)とキャンディバーントオレンジ×メタリックスパークブラック(OG1)2色の設定となっていた。

 2018年2月、弟分のNinja 250と同時デビューした3代目Ninja 400は、2代目までの650㏄と共通の車体をベースにした安定志向の“ツーリングモデル”とは対極の“FUN TO RIDE”マシンとして生まれ変わった。Ninja 250と共通ベースの軽量級車体に、398㏄へと排気量を拡大した高出力エンジンを搭載したクラス最高レベルのハイパワー、ライトウェイトマシンへの変身だった。

 2018年10月には、その3代目Ninja 400が早くもカラー&グラフィックを変更。新色は、「エボニー×メタリックマグネティックダークグレー」と「キャンディパーシモンレッド×メタリックマグネティックダークグレー」の2色。また同時にKRTエディションも「ライムグリーン×エボニー」のグラフィックのまま2019年モデルとして登場していた。

 2019年9月発売のモデルでも、メカニズム、諸元等に変更は無く、カラー&グラフィックの変更のみ。スタンダードのNinja 400が、「メタリックスパークブラック×メタリックマットグラファイトグレー」(BK2)と、「パールブリザードホワイト×メタリックスパークブラック」(WT2)。ライムグリーンカラーの定番仕様となってきたKRT EDITIONが「ライムグリーン×エボニー」(GN1)というラインアップだ。

 2020年10月発売のモデルチェンジでもカラー&グラフィック変更のみだった。カラーは、「ライムグリーン×エボニー」(GN1)、「パールナイトシェードティール×メタリックスパークブラック」(GN2)、「メタリックスパークブラック」(BK2)の3色。

 2021年9月もカラー&グラフィックの変更のみで、「ライムグリーン×エボニー」(GN1)継続)、「メタリックマグネティックダークグレー×メタリックスパークブラック」(GY2)、「メタリックマットトワイライトブルー×メタリックグラファイトグレー」(BU1)の3色のラインナップに。

 2022年9月は新排出ガス規制への適合とカラー&グラフィック。パールブリザードホワイト×メタリックカーボングレー(WT1)、エボニー×メタリックマグネティックダークグレー(BK1)に変更。

 2023年9月もカラー&グラフィックをパールアイボリー×メタリックマットダークグレー(WT2)、メタリックマグネティックダークグレー×メタリックスパークブラック(GY2)に変更。Ninja 400 KRT EDITIONはKawasaki Racing Teamロゴを変更した。

 今回もとカラー&グラフィックのみ。シックなブラックを基調としたメタリックマットグラフェンスチールグレー×メタリックフラットスパークブラックとメタリックスパークブラック×メタリックマグネティックダークグレーに一新。

 

Ninja 400 メタリックマットグラフェンスチールグレー×メタリックフラットスパークブラック(GY1)。
Ninja 400 メタリックスパークブラック×メタリックマグネティックダークグレー(BK1)。

 

★カワサキ ニュースリリースより (2025年3月13日)

Ninja 400 発売のご案内
モデル情報
車名(通称名) Ninja 400
マーケットコード EX400LSFAN/EX400LSFBN
型式 8BL-EX400L
型式指定・認定番号 20439
メーカー希望小売価格 792,000円
(本体価格720,000円、消費税72,000円)
カラー(カラーコード) メタリックマットグラフェンスチールグレー×メタリックフラットスパークブラック(GY1) メタリックスパークブラック×メタリックマグネティックダークグレー(BK1)
発売予定日 2025年4月26日
※メーカー希望小売価格は消費税を含む参考価格です。
※価格には保険料、税金(消費税を除く)、登録等に伴う諸費用は含まれません。
※当モデルは二輪車リサイクル対象車両です。価格には二輪車リサイクル費用が含まれます。
※当モデルはカワサキモータース株式会社の海外工場Kawasaki Motors Enterprise(Thailand)Co.,Ltd.(KMT)で日本向けに生産された車両です。
※当モデルはABS装着車です。
【Ninja 400】

カワサキがミドルクラスで提案するハイパフォーマンススポーツモデルNinja 400。パラレルツインならではのパンチ力に裏づけされたエンジン特性が、「FUN TO RIDE」の可能性を広げます。軽量トレリスフレームに398ccのコンパクトな水冷並列2気筒エンジンを搭載。低中速域から生み出されるトルクにより、爽快な加速が体感できます。また、φ41mmの大径フロントフォークやラジアルタイヤなど、優れた動力性能を支える機能も充実。さらにLEDヘッドライトユニットやアルマイト仕上げのフォークキャップがスタイリッシュで迫力あるボディワークを演出しています。アップライトなライディングポジションは、ツーリングからスポーツ走行までコントロールしやすく、幅広いステージのライディングをカバー。高い汎用性、快適性を獲得しながらもさらなるライディングエキサイトメントを追求しています。

■主な変更点
・カラー&グラフィックの変更
 

主要諸元

車名型式 8BL-EX400L
Ninja 400
発売日 2025年4月26日
全長×全幅×全高(mm) 1,990×710×1,120
軸間距離(mm) 1,370
最低地上高(mm) 140
シート高(mm) 785
車両重量(kg) 167
乗車定員(人) 2
燃費消費率(km/L)※1 31.1(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 2名乗車時)※2
25.7(WMTCモード値 クラス3-2 1名乗車時)※3
最小回転半径(m) 2.5
エンジン型式
水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ
総排気量(cm3) 398
内径×行程(mm) 70.0×51.8
圧縮比 11.5
最高出力(kW[PS]/rpm) 35[48]/10,000
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 37[3.8]/8,000
燃料供給装置形式 電子制御燃料噴射装置
始動方式 エレクトリックスターター
点火方式 バッテリ&コイル(フルトランジスタ点火)
潤滑油方式 ウェットサンプ
潤滑油容量(L) 2.3
燃料タンク容量(L) 14
クラッチ形式 湿式多板
変速機形式 常時噛合式6段リターン
変速比 1速 2.928(41/14)
2速 2.055(37/18)
3速 1.619(34/21)
4速 1.333(32/24)
5速 1.153(30/26)
6速 1.037(28/27)
減速比1次/2次 2.218(71/32) / 2.928(41/14)
キャスター(度) 24.7°
トレール(mm) 92
タイヤサイズ 110/70R17M/C 54H
150/60R17M/C 66H
ブレーキ形式 φ310mm油圧式シングルディスク
φ220mm油圧式シングルディスク
懸架方式 テレスコピック式(インナーチューブφ41mm)
スイングアーム式
フレーム形式 トレリス

※1: 燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状況などの諸条件により異なります。
※2: 定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です。
※3: WMTCモード値とは、発進・加速・停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。
※改良のため、仕様および諸元は予告なく変更することがあります。





2025/03/14掲載