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2024年4月にCBR650R系でデビューしたクラッチワーク不要のホンダEクラッチ。
クラッチワークが不安な初心者からイージーライドをしたいベテランまでに大好評のシステムが、
採用機種を増やして大阪/東京/名古屋モーターサイクルショーに登場だ。
■文:中村浩史 ■撮影:富樫秀明 
■写真提供:Honda 

 ホンダEクラッチは、マニュアルミッション車でありながらクラッチ操作が不要という、バイクファン待望の変速システムだ。Hondaの自動変速といえば、スクーターのVベルト無段変速、そしてDCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)があるが、新しい自動変速システムとして人気あるシステムだ。
 ちなみに①スクーターのVベルト無段変速は、停車時には駆動がかからないニュートラルで、アクセルを開けると発進、そのまま「ローギアが全速度域をカバーする」イメージ。②DCTはマニュアルミッションで、DCT側がスピードやアクセル開度を検知して「勝手に変速してくれる」イメージ。対してEクラッチは、通常のクラッチ操作を伴うライダーによる変速を、「クラッチレバー操作なしで変速できる」システムで、もちろん全く普通にクラッチレバーを操作しても走行が可能、というシステムだ。
 
 Eクラッチの利点は、通常のマニュアルミッション車に付加できる機構ということで、たとえば初搭載となったCBR650Rは、通常のマニュアルミッション車にEクラッチを追加装備して、価格差は5万5000円。CBR650Rに次いで採用されたレブル250とCL250でも同価格差と、ミッションシステムを新作しなくてもいいコストバリューがあることだ。
 クラッチレバーが装着されているから二輪AT免許では運転できないが、たとえばレブル250を旦那さんが購入して、クラッチ操作に不安のある奥様も乗れる、といった使い方ができるEクラッチ車。他にも、普通にクラッチレバー操作をしてのスポーツランで、ちょっと流したい時にはレバー操作なしのEクラッチモードでとか、ツーリング中に渋滞にはまったらEクラッチモードで、という使い方ができるということで、大好評のシステム、大げさに言えばバイクの歴史に新たなページを加えるかもしれないのがEクラッチなのだ。

 今回は、XL750トランザルプで、オフロード&アドベンチャーに初めてEクラッチが搭載され、CB750ホーネットでは初の2気筒エンジンへの採用、CBR400Rでは400ccに初めての搭載。
 わずか5万円(+税)の価格で、バイク操作で難しいと言われるクラッチ操作のわずらわしさから解放されるEクラッチ車。これからも、どんどん対応車種が増えてくるはずだ。
(文:中村浩史、写真:富樫秀明、写真提供:Honda)

#MC-Show
CB750ホーネットEクラッチ(モーターサイクルショー参考出品車)。

#MC-Show
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2気筒エンジンモデルのCB750ホーネットは、2気筒エンジンモデルとして(トランザルプと同時に)初のEクラッチ装着車に。Eクラッチ車にはアンダーカウルが標準装備となった。

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XL750トランザルプEクラッチ(モーターサイクルショー参考出品車)。

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アドベンチャー&オフロードカテゴリーに初めてEクラッチを採用。同時にアンダーカウル、前後サスペンションに減衰力調整機構を追加した。

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CBR400R Eクラッチ コンセプト(モーターサイクルショー出品コンセプトモデル)。

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400ccで初めてEクラッチを採用されるCBR400R。参考出品車ではなくコンセプトモデルだが、トランザルプ、ホーネットとともに市販化はほぼ確実だろう。


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2026/02/23掲載