Facebookページ
Twitter
Youtube

新車詳細

新車プロファイル2026

YAMAHA TMAX560 TECH MAX ABSに新色追加とTMAX誕生25周年記念車を発売





YAMAHA TMAX560 ABS/TMAX560 TECH MAX ABS 車両解説

 スタイルはスクーターに似ていながら、走行性能はスポーツモデル、というユニークな乗り物「TMAX」が国内市場にも導入されてまもなく四半世紀(2001年8月に国内発売開始)。その後、他社からも“オートマチック・スポーツモデル”が登場するなど、スポーツモデルに対するオートマチック化は徐々に広まってきているが、それにしてもこの20数年で劇的な変化があったかと言えば、残念ながら未だあくまで独自のモデル、バリエーション的なものとしてしか認知されていないというのが現状だろう。ホンダのDCT車の登場でも、かつてクルマの世界で起こったオートマチック化への雪崩現象が起こってきているとは、まだまだ言えない。

 そんな世間の情勢はともかく、この間、TMAXは熱烈なファンを着実に増やしてきたのは事実。オートマチックがどうのこうのではなく、「TMAXのスタイル」、「TMAXの走り」、TMAXそのものが支持されてきた証だ。支持されていればこそのロングセラーになりつつある。

 最近では、2018年5月にカラーリングを変更した2018年モデルをリリース。ベーシックモデルのTMAX530 SX ABSと、クルーズコントロールや電動調整式スクリーンなどが与えられたデラックス版のTMAX530 DX ABSでは若干設定が異なり、「マットダークグレーメタリック8」が共通の新色で、それぞれもう一色、「マットシルバー1」がSX、DXでは「マットダークパープリッシュブルーメタリック1」がそれぞれの専用色となっっていた。

 2019年2月には、2019年モデルとしてさらにカラーリング設定を変更。SXでは新色の「マットダークパープリッシュブルーメタリック1」1色となり、DXでは「マットライトグレーメタリック4」の新色が登場、継続色の「マットダークグレーメタリック8」1色と合わせて2色のラインナップとなっっていた。

 2020年5月のモデルチェンジでは、“Sophisticated MAX”を開発コンセプトに、561cm3へと排気量アップしたエンジンを搭載、環境規制への対応とスポーティかつ低振動の上質な走りを両立、前後サスのセッティングを変更、そしてデザインをリファインしたものだ。

 ちなみにこの時に新たにラインナップされた“TECH MAX”というモデルは、TMAX560をベースに、クルーズコントロールシステム、電動調整式スクリーン、グリップウォーマー、シートヒーター、調整機能付きリアサスペンションなどを装備した上級モデル。

 2021年4月には“TECH MAX”に新色「パステルダークグレー」を採用、継続色の「マットダークグレーメタリック」と併せて2色のカラーラインアップとした。またスタンダード仕様のTMAX560 ABSの「マットブルーイッシュグレーメタリック3」も継続販売とされていた。

 2022年7月のモデルチェンジでは、バネ下重量の軽減を図れる軽量“SPINFOGED WHEEL”を採用し、(新タイヤ“Accelerator Position Sensor Grip”も採用)スポーツ性能の更なる向上を目指したという。ちなみに開発コンセプトは「Maximize the Moment」。この他、ヤマハ初の電動タンクキャップ、エルゴノミクスに配慮した新しい機能・装備、スマートフォンとの接続で、ツーリングの楽しさを拡張する7インチ高輝度TFTメーター、TMAXらしいスポーティさを受け継ぎながら一回りコンパクトになったオールニューのスタイリングなど。

 2024年モデルは、カラーリングの変更のみ。TMAX560 ABSは、ブルーのホイールのマットブラック。TMAX560 TECH MAX ABSの新色は、深みのあるレッドフレークが自然光の下できらめくマットダークレディッシュグレーを設定。

 2025年2月、環境性能の向上、吸排気系変更、クラッチセッティング変更、ブレーキコントロール採用、フロントデザイン変更、スマホアプリ対応など各部をバージョンアップ。上級モデルのTMAX560 TECH MAX ABSは、さらにヘアライン仕上げの切削ホイール、タイヤ空気圧監視システム、新グリップウォーマーなども採用した。

 今回はTMAXの誕生25周年を記念してTMAX650 ABSをベースに特別色マットダークグレーメタリックD、専用シート、エンブレムなどを装備したTMAX560 25th Anniversary ABSを2016年2月25日に発売。上級モデルのTMAX560 TECH MAX ABSは新色のマットダークグレーメタリック9を追加する。従来色のブルーイッシュグレーカクテル2は継続。2026年1月20日発売。TMAX650 ABSは変更なくマットブラック2が継続販売される。

 

TMAX560 25th Anniversary ABS マットダークグレーメタリックD。

TMAX560 TECH MAX ABS マットダークグレーメタリック9。


 

★ヤマハ ニュースリリースより (2025年11月20日)

「オートマチックスポーツ「TMAX560 25th Anniversary ABS」発売~「TMAX560 TECH MAX ABS」にもプレミアムな新色追加~

 

 ヤマハ発動機販売株式会社は、オートマチックスポーツ「TMAX」の誕生25周年を記念した「TMAX560 25th Anniversary ABS」を2026年2月25日に発売します。

 「TMAX560 25th Anniversary ABS」は、「TMAX560 ABS」をベースに2005年発売の「TMAX SPECIAL」をイメージさせるカラーリングと特別装備により、フラッグシップにふさわしい所有感を高める仕様となっています。
 主な特徴は、1)メタル感あるシルバー塗装を用いたボディ外装、2)専用表皮を用いたレッド/ブラックの専用シート(赤色ダブルステッチ縫製、専用シートタグ)、3)サイドカバーに配置したTMAXレッドクロームエンブレム、4)レッグシールド中央部の25周年記念特別エンブレム、5)起動時に25周年記念ロゴを表示するディスプレイ、6)アルミ本来の素材感が映える切削ホイールなどです。

 また、上級モデルの「TMAX560 TECH MAX ABS」には、「MT-09」などのエンジンに採用し好評の、金属よりも金属らしい質感を持つ“クリスタルグラファイト”を新たなブランドカラーとして車体色に採用。“プレミアム&高品質”をもたせ、2026年1月20日に発売します。
 なお「TMAX560 TECH MAX ABS」のグレー、「TMAX560 ABS」のマットブラックは継続します。

 「TMAX」は“モーターサイクル感覚のファンライド”と“コミューターとしての快適性”を調和させたモデルとして、国内では2001年8月に導入されました。以来、従来のスクーターイメージを超える“オートマチックスポーツコミューター”として新たなジャンルを築き、多くのお客さまに支持されています。

 

TMAX560 TECH MAX ABS
●カラー
マットダークグレーメタリック9(マットダークグレー/新色)
ブルーイッシュグレーカクテル2(グレー/継続)
●発売日
2026年1月20日
●メーカー希望小売価格
1,644,500円(本体価格 1,495,000円/消費税 149,500円)
TMAX560 25th Anniversary ABS
●カラー
マットダークグレーメタリックD(マットダークグレー/新色)
●発売日
2026年2月25日
●メーカー希望小売価格
1,507,000円(本体価格 1,370,000円/消費税 137,000円)
TMAX560 ABS
●カラー
マットブラック2(マットブラック/継続)
●発売日
継続
●メーカー希望小売価格
1,452,000円(本体価格 1,320,000円/消費税 132,000円)
販売計画
400台(年間、国内)
※メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(除く消費税)、登録などに伴う諸費用は含まれていません。
※本モデルはデジタル化推進および、環境配慮の観点から紙のカタログを製作しておりません。製品情報は下記 Web サイトよりご確認ください。
TMAX560製品サイト: https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/tmax/




2025/11/20掲載