KAWASAKI KB998Riminiは9月1日から発売

bimota　KB998Rimini 車両解説

　今年のモーターサイクルショーに展示され話題となったbimota　KB998Riminiの日本における発売が正式発表となった。
　KCMF（カワサキコーナリングマネージメントファンクション）S-KTRC（スポーツカワサキトラクションコントロールシステム）、KQS（カワサキクイックシフター）、パワーモード選択やエレクトリッククルーズコントロールなども備えた最新のKZX-10RR水冷4気筒エンジンをクロモリブデンのメインフレーム+ビレットアルミ合金プレートを融合させたフレームに搭載。足周りはフロントにショウワのφ43mmBFFフロントフォーク、リアにはBFRCのショックを垂直に装着。ウイングレットは車速などを検知しEUC制御による自動調整により、最適なダウンフォースをもたらす。カーボンファイバー製フェアリングは職人の手作業による塗装で仕上げられている。

「リミニ」とはビモーターの工房のある都市名であり、その名を冠することはまさにビモータの情熱の結晶ともいえるもの。2025年ワールドスーパーバイクに参戦しているKB998 Riminiのストリート仕様のホモロゲマシンであり、2025年2月までに125台を製造し、12月までにさらに125台を追加製造する予定であり、さらに2026年までに合計500台の生産を予定している。
　
　

KB998Rimini　BK1。

★カワサキ ニュースリリースより　（2025年5月23日）

bimota KB998 Rimini 新発売のご案内 （bimota 正規取扱店専売モデル）

モデル情報

車名（通称名） KB998 Rimini

マーケットコード KB1000ESFNN

モデルイヤー 2025 年

メーカー希望小売価格 6,930,000円（本体価格6,300,000円、消費税630,000円）

カラー（カラーコード） BK1

生産国 イタリア共和国

発売予定日 2025年9月1日

※メーカー希望小売価格は消費税を含む参考価格です。価格には保険料、税金(消費税を除く)、登録などに伴う諸費用は含まれません。

※当モデルは二輪車リサイクル対象車両です。価格には二輪車リサイクル費用が含まれます。

※当モデルはABS装着車です。

※メーカー保証は2年です。

【KB998 Rimini】

イタリアが誇るモーターサイクルブランド、bimotaKB998Riminiは、bimota の工房があるイタリアの都市「リミニ」をその名に冠した、bimotaの情熱の結晶です。
　2025 シーズンのスーパーバイク世界選手権を戦うKB998Rimini そのものをベースとした、ストリート向けモデルの KB998Rimini は、2025年2月24日までに125台を製造。さらに同年12月31日までに125台を追加で製造予定。FIM（国際モーターサイクリズム連盟）の規定に準拠するため、2026 年にはさらに合計500台が生産される予定です。KB998 Rimini は、まさに選ばれし者だけが手にできる、特別なモーターサイクルです。
　シャーシデザインは、bimota の長年のシャーシ設計哲学に基づき、クロムモリブデン製のメインフレームとビレットアルミニウム合金プレートの2つの異なるフレーム材料を融合させています。
　サスペンションは Showa 製 ø43mmBFF フロントフォークと、BFRC lite リヤショックを備え、リヤショックは垂直に配置することで、理想的な路面追従性を実現。上部のエキセントリックシャフトにより15mm上下に調整可能です。
　エンジンはスーパーバイク世界選手権で7度のチャンピオンを獲得した、Kawasaki Ninja ZX-10R の最新ユニット、Ninja ZX-10RR のエンジンを搭載し、KCMF（カワサキコーナリングマネージメントファンクション）、S-KTRC（スポーツカワサキトラクションコントロールシステム）、KQS（カワサキクイックシフター）に加え、パワーモード選択やエレクトリッククルーズコントロールなど、ストリートユースでの機能性も備えています。
　bimota の職人がその手で仕上げた、美しい塗装を施されたカーボンファイバー製フェアリングは、近年のレーストレンドである、ダウンフォースを得るためのウイングレットを装備。専用の ECU が車両速度とブレーキ作動を監視し、ケーブルとサーボモーターを介してウイングレットを自動的に調整。ブレーキングやコーナー進入、中間コーナーで最適なダウンフォースを発揮し、ホイールリフト抑制などの効果をもたらします。
　KB998Rimini はその設計、製造において、世界クラスのスーパーバイクライダーがテストし、理想的なマシンに微調整しました。そして、そのスーパーバイクを実際に所有し、性能を体験できる、それが現実となるのがKB998Riminiです。

bimotaサイト　https://www.bimota.com/jp/ja/

KB998 Rimini 製品情報　https://www.bimota.com/jp/ja/kb998

■主な特長

・1台1台をイタリア職人の手で組み上げ、ペイントを施したハンドメイドモーターサイクル

・トレリス構造とアルミニウム製プレートを結合したフレーム

・調整可能なエンジンマウント、リヤサスペンション上部マウント

・アルミニウム削り出しリヤスイングアーム

・Showa 製 ø43mmBFF フロントフォーク、路面追従性を追求し、垂直に配置された BFRC lite リヤショック

・Brembo 製ブレーキシステム

ø330mm フロントセミフローティングディスク、M50 モノブロックキャリパー、ラジアルポンプマスターシリンダー

ø220mm リヤディスク

・マルケジーニ製 7 本スポーク鍛造アルミニウムホイール

・ピレリ製ディアブロスーパーコルサ SP タイヤ

・可変ウイングレット

160 km/h までダウンフォースを提供、160 km/h から 200 km/h の間ではドラッグを最小限に抑えるために水平位置に調整。ブレーキが作動すると、最大のダウンフォースを提供。

・Kawasaki Ninja ZX-10RR に搭載している水冷 4 ストローク並列 4 気筒 998 cm³エンジン

・アクラポビッチ製サイレンサー

・バックトルクによるホッピングの防止と軽快なクラッチ操作を実現するアシスト＆スリッパ―クラッチ

・ライディングをサポートする電子制御システム

IMU(慣性計測装置) コーナリング・マネージメント・ファンクション

トラクションコントロール パワーモード選択

クルーズコントロール クイックシフター

　

主要諸元

車名型式
		KB998 Rimini
発売日		2025年9月1日
全長×全幅×全高(mm)		2,085×862×1,205
軸間距離(mm)		1,454
最低地上高(mm)		135
シート高(mm)		830
車両重量(kg)		207
乾燥重量(kg)		–
乗車定員(人)		1
燃費消費率(km/L)※1		-(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 2名乗車時)※2
		-(WMTCモード値 クラス3-2 1名乗車時)※3
登坂能力(tanθ)		–
最小回転小半径(m)		–
エンジン型式		–
		水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ
総排気量(cm3)		998
内径×行程(mm)		76.0×55.0
圧縮比		13.0
最高出力（kW［PS］／rpm）		147.1[200]／13,600
最大トルク（N・m［kgf・m］／rpm）		111[11.3]／11,700
燃料供給装置形式		フューエルインジェクション
始動方式		エレクトリックスターター
点火方式		バッテリー＆コイル（フルトランジスタ点火）
潤滑油方式		ウェットサンプ式
潤滑油容量(L)		4.0
燃料タンク容量(L)		17
クラッチ形式		湿式多板
変速機形式		常時噛合式6段リターン
変速比	1速	2.600(39/15)
	2速	2.158(41/19)
	3速	1.882(32/17)
	4速	1.650(33/20)
	5速	1.476(31/21)
	6速	1.304(30/23)
減速比1次/2次		1.681(79/47)/2.412(41/17)
キャスター(度)		23.5°
トレール(mm)		102
タイヤサイズ	前	120／70ZR17M/C 58W
	後	190／55ZR17M/C 75W
ブレーキ形式	前	φ330mm油圧式デュアルセミフローティングディスク
	後	φ220mm油圧式シングルセミフローティングディスク
懸架方式	前	テレスコピック式（インナーチューブ径43㎜）
	後	スイングアーム式(ホリゾンタルバックリンク)
フレーム形式		トリレス（高張力鋼）

※改良のため、仕様および諸元は予告なく変更することがあります。