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新車プロファイル2025
2025年に発売された新車情報のページです

SUZUKI V-STROM800/DEがカラーを変更





SUZUKI V-STROM 800/V-STROM 800DE 車両解説

 V-STROMシリーズは、2003年に発表されたV-STROM 650が始まりとなっている。VツインスポーツのSV650をベースに開発された水冷90度Vツイン、645ccエンジンを新開発のツインスパーアルミフレームに搭載する“スポーツ・エンデューロ・ツアラー”モデルとして海外市場を手始めに投入された。

 それが街乗りから長距離ツーリングまで楽しめる万能モデルとして、欧州・北米を中心に人気を呼び、高速走行に適した高い防風性能、座り心地の良いシートや直立した乗車姿勢、扱いやすいV型2気筒エンジンを採用するなど、スズキの“アドベンチャースタイルモデル”の顔となった。

 2代目に発展したのは2011年7月。新型となったV-STROM 650 ABSは、ABSを標準で装備し(ABS自体は初代モデルでも2007年からオプションで装備できた)、引き締まったスポーティーなデザインへと一新され、フロントカウルとスクリーン形状も変更、ツーリング時の快適性を高めている。メーターパネルにはギヤポジションインジケーターなどの機能を追加。またエンジンはより熟成度を高め、特に低中速域を扱いやすい特性に改良している。

 このV-STROM 650 ABSが国内発売開始されたのは2013年の1月から。「快適アドベンチャーツアラー」をコンセプトに、軽快感と力強さを表現した車体デザインに加え、高い防風性能を発揮する大型風防や大容量の燃料タンク、座り心地の良いシート、多機能メーターなど、ツーリング時の快適性を高める装備などにより国内でも人気を呼ぶこととなる。

 力強く扱いやすいV型2気筒エンジン、路面追従性の良いサスペンションや直立した乗車姿勢によって、街乗りからワインディング、高速走行まで多彩なバイクライフに対応が可能なモデルだ。国内仕様でも電子制御式ABSが標準装備されている。

 2013年11月のマイナーチェンジでは、「キャンディダーリングレッド」と「パールブレーシングホワイト」という新色2色を設定、継続色の「サンダーグレーメタリック」1色と合わせて計3色の設定としたのみで、主要諸元、価格に変更は無かった。

 V-STROM 650 ABSからよりアドベンチャーツアラーイメージを強調したバリエーションモデルといえるV-STROM 650XT ABSが登場したのは2014年10月。街乗りから長距離ツーリングまで、快適にライディングが楽しめるミドルクラススポーツアドベンチャーツアラーとして人気を獲得したV-STROM 650 ABSをベースに、兄貴分のV-STROM 1000 ABSと共通の鳥類の嘴をイメージさせるフロントカウルに変更されたのが特徴的だった。

 このV-STROM 650XT ABSは、2014年10月1日から5日まで、ドイツ・ケルンで開催されたインターモトの会場で発表され、同じ10月の10日には早くも日本国内でも発売というスケジュールだった。ちなみに、従来の“おとなしい顔つき”のV-STROM 650 ABSの方も10月10日発売でニューカラーラインナップへとマイナーチェンジされている。

 最大の特徴である嘴フェイスは、1988年に発売されたスズキのビッグオフローダー、DR750Sをルーツとするといわれ、フロントカウルを前輪の上まで延ばした(フロントフェンダーも装備)独特のデザインとなっている。その他、V-STROM 650 ABSとの違いとしては、チューブレスタイヤ対応のワイヤースポークホイールの採用がある。

 2015年9月には、車体色の変更がメインのマイナーチェンジが行われ、V-STROM 650 ABS、V-STROM 650XT ABSともに、新色に、黒色の「グラススパークルブラック」、赤色の「キャンディダーリングレッド」、既存色のつや消し灰色の「マットフィブロイングレーメタリック」の全3色の設定とされた。また、マフラーカバーもマットチタニウムシルバーに変更、さらにV-STROM 650XT ABSでは、カウリングアッパーもマットチタニウムシルバーに変更されていた。

 2017年5月に発売開始された新型V-STROM 650シリーズは、2016年秋のインターモトで発表されたスズキのニューモデル群の1車種で、国内ファンにとっては待望の発売開始だった。650、1000とラインナップを構成する新型V-STROMシリーズ(2017年6月には250もラインナップ)の特徴は、V-STROM一族の血統をより鮮明としたイメージデザインの統一と、平成28年国内排出ガス規制に対応する新エンジンがメインだ。スポークホイール仕様の「XT」も引き続きモデル設定されている。

 国内での販売の中心となるV-STROM 650 ABSでは、出力の向上、トラクションコントロールの新採用が最大のポイントだ。Vツイン、645㏄エンジンの基本スペックは変わらないが、SV650で培われた数々のテクノロジーをフィードバックすることにより、よりクリーンでありながら出力とトルクの向上が図られている。排気側カムシャフトなどはまさにSV650と全く同一のものが使われているという。

 前輪、後輪の各速度センサーに、スロットルポジションセンサー、クランクポジションセンサー、そしてギアポジションセンサーという5つのTCセンサーの情報により、リアタイヤのスピンを検出、速やかにエンジン出力を調整する“トラクションコントロール”は、2つのモード+オフが選択可能だ。ワンプッシュでエンジンを始動できる“スズキイージースタートシステム”、発進時のエンジンの落ち込みを感じくくし安心感を与えてくれる“ローRPMアシスト”なども採用された。

 2018年の3月発売で登場した2018年モデルは、カラーリング&デカールの変更のみで、車体色は「チャンピオンイエローNo.2」(YU1)、「グラススパークルブラック」(YVB)、「パールグレッシャーホワイト」(YWW)、3色のラインナップと変わらず。

 2019年3月にも兄貴分のV-STROM 1000シリーズと同様、カラー&デカールの変更のみで2019年モデルとしている。V-STROM 650 ABSが赤「キャンディダーリングレッド」(YYG)、黒「グラススパークルブラック」(YVB)、白「パールグレッシャーホワイト」(YWW))の3色。V-STROM 650XT ABSが黄「チャンピオンイエローNo.2」(YU1)、赤「キャンディダーリングレッド」(YYG)、白「パールグレッシャーホワイト」(YWW)の3色を設定。

 2020年3月のモデルチェンジもカラー設定の変更のみでV-STROM 650 ABSが白「パールグレッシャーホワイト」(YWW)、グレー「ソリッドアイアングレー」(YUD)、黒「グラススパークルブラック」(YVB)、V-STROM650XT ABSが黄「チャンピオンイエローNo.2」(YU1)、青「パールビガーブルー」(YKY))、黒「グラススパークルブラック」(YVB)という設定だった。

 2021年3月のモデルチェンジでは、価格及び諸元に変更は無く、カラーリングの変更のみが行われている。V‐STROM 650 ABSが車体色2色で、白の「ブリリアントホワイト」(YUH)にグレーの「オールトグレーメタリックNo.3」(QEB)。V‐STROM 650XT ABSが、黄の「チャンピオンイエローNo.2」(YU1)、白の 「ブリリアントホワイト」(YUH)、黒×赤の「グラススパークルブラック/キャンディダーリングレッド」(AV4)、グレーの「オールトグレーメタリックNo.3」(QEB)の4色の設定となった。
 

 そして2023年10月、V-STROM 800の国内発売へと続く。エンジンこそ並列2気筒を採用したが、V-STROMシリーズ共通の特長的な口ばしデザインをイメージしたスタイリングはキッチリ引き継ぎ、足周りでは、舗装路での走行性能に適した19インチフロントホイールとチューブレスタイヤを採用。キャストホイールの断面を”V”の字にデザインし、遊び心を持たせせるなど排気量アップにとどまらない発展を遂げたマシンとなっている。装備も、様々な走行シーンに対応する電子制御システムS.I.R.S(スズキインテリジェントライドシステム)、疲労軽減に貢献する高さ3段階調整可能なウインドスクリーン、長距離ツーリングに適した20Lの大型タンクなどを採用。ミドルクラス・スポーツアドベンチャーマシンとしての更なる熟成が図られている。

 2023年にはEICMA 2022で発表された、フロント21インチホイール、トラクションコントロールシステムに専用のGモードを新たに設定したスポーツアドベンチャーツアラーモデルのV-STROM800DEを追加した。

 2024年モデルはV-STROM800DEのみマットスティールグリーンメタリック、チャンピオンイエローNo.2、パールテックホワイトにカラーを変更した。

 今回はV-STROM800がオールトグレーメタリック No.3、キャンディダーリングレッド、マットブラックメタリックNo.2に車体色を一新。V-STROM800DEはマットスティールグリーンメタリックからグラススパークルブラックに、パールテックホワイトとチャンピオンイエローNo.2はホイールカラーやグラフィックのカラーを小変更した。

V-STROM800 オールトグレーメタリック No.3 (QEB)。


 

V-STROM 800 キャンディダーリングレッド(YYG)。
V-STROM 800 マットブラックメタリックNo.2(YKV)。

 

V-STROM800DE グラススパークルブラック(YVB)。


 

V-STROM800DE パールテックホワイト(QU2)。
V-STROM800DE チャンピオンイエローNo.2(YU1)。

 

★スズキ ニュースリリースより (2025年3月10日)

●スズキ スポーツアドベンチャーツアラーの大型二輪車「V-STROM(ブイストローム) 800」及び「V-STROM(ブイストローム)800DE」のカラーリングを変更して発売

 スズキ株式会社は、スポーツアドベンチャーツアラーの大型二輪車「V-STROM(ブイストローム)800」及び、 「V-STROM(ブイストローム)800DE」のカラーリングを変更して 3 月 14 日より発売します。
「V-STROM800」、「V-STROM800DE」、は、幅広いユーザー向けに、毎日の移動からツーリングまでの利便性 を両立した軽量で扱いやすい 800cc クラスのモデルとして、「V-STROM800」は舗装路や長距離ツーリングでの 高い快適性と走行性能を目指して開発、「V-STROM800DE」は未舗装路まで足をのばすことを想定した設計、装 備としました。エンジンは、775cm3 2 気筒エンジンを搭載し、クランク軸に対して 90°に一次バランサーを 2 軸配 置した「スズキクロスバランサー」※1 を採用することで、振動を抑えながら軽量・コンパクト化を実現しました。
※1 特許取得済み。

 

●主な変更点
V-STROM800
・カラーリング変更 [車体色:3色]
グレー: 「オールトグレーメタリック No.3」(QEB)
赤: 「キャンディダーリングレッド」(YYG)
マット黒: 「マットブラックメタリックNo.2」(YKV)
・メーカー希望小売価格の変更
V-STROM800DE
・カラーリング変更 [車体色:3色]
白: 「パールテックホワイト」(QU2)
黄: 「チャンピオンイエローNo.2」(YU1)
黒: 「グラススパークルブラック」(YVB)
・メーカー希望小売価格の変更
●V-STROM800 の主な特長
「V-STROM800」は様々な走行シーンに対応する電子制御システム S.I.R.S.(スズキインテリジェントライドシステム)に加え、フロントタイヤには 19 インチホイールとラジアルマウントブレーキキャリパーを装着、 前後タイヤにチューブレスタイヤを採用するなど、舗装路での走行性能に適した設定としました。 また、長距離走行時の疲労軽減に貢献する高さ調整式のウインドスクリーンのほか、長距離ツーリングに適した 20L の大型タンクを装備し、V-STROM800 専用のライディングポジションにより、快適性の向上を図りました。

 

●V-STROM800の主な装備

装備

S.I.R.S.(スズキ インテリジェントライドシステム)

電子制御スロットル

SDMS (スズキドライブモードセレクター)

出力特性を3つの中から選択可能

STCS (スズキトラクションコントロールシステム)

リヤホイールの空転が感知された時に、 エンジン出力を制御
3 モード+OFF から選択可能

双方向クイックシフトシステム

クラッチやスロットルを操作せずにシフトアップ /ダウンが可能

スズキイージースタートシステム

ワンプッシュでエンジン始動が可能

ローRPM アシスト

スムーズな発進を補助

ABS

2モード

ホイール

キャストホイール

ウインドスクリーン

高さ 3 段階調整

その他

USB ソケット

●V-STROM800DEの主な特長
・カラーリング変更 [車体色:3色]
「V-STROM 800DE」は、様々な走行シーンに対応する電子制御システム S.I.R.S.(スズキインテリジェントライドシステム)を採用し、トラクションコントロールシステムに専用の G モードを設定したほか、リヤブレーキの ABS 解除モードを設定することで、未舗装路でライダーの好みに応じたコントロールができるようにしました。 また、調整式の前後サスペンションと、フロントには大径の 21 インチホイールを装着、前後タイヤにセミ
ブロックパターンのチューブタイプのタイヤを採用しました。外装は V-STROM シリーズ共通のイメージを 維持しながらも、シャープなスタイリングとし、タンクの下まわりやフロントカウルの先端部分にアクセントカラー を採用しました。

 

●V-STROM800DEの主な装備

装備

S.I.R.S.(スズキ インテリジェントライドシステム)

電子制御スロットル

SDMS (スズキドライブモードセレクター)

出力特性を3つの中から選択可能

STCS (スズキトラクションコントロールシステム)

リヤホイールの空転が感知された時に、 エンジン出力を制御
3 モード+OFF から選択可能

双方向クイックシフトシステム

クラッチやスロットルを操作せずにシフトアップ /ダウンが可能

スズキイージースタートシステム

ワンプッシュでエンジン始動が可能

ローRPM アシスト

スムーズな発進を補助

ABS

2 モード+リヤ ABS 解除モードを選択可能

ホイール

ワイヤースポークホイール

ウインドスクリーン

高さ 3 段階調整

その他

USB ソケット

USB ソケット、ナックルカバー、 アンダーカウリング

商品名
V-STROM800(DL800RQM5)
メーカー希望小売価格
1,276,000円(消費税抜き 1,160,000円)
V ストローム 800DE (DL800DERCM5)
メーカー希望小売価格
1,364,000円(消費税抜き 1,240,000 円)
※価格(リサイクル費用を含む)には、保険料、税金(消費税を除く)、登録等に伴う費用は含まれません。
発売日
2025年3月14日




2025/03/07掲載