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レース・イベント

■取材・文:河野正士 ■撮影:松川 忍 


ジャパンモビリティショー2023がスタートした。東京モーターショーから名称が変更されるとともに、自動車業界だけでなく、様々なモビリティ産業が一体となり、多くのお客様に「未来の日本」を体感してもらう場所として開催される。そこには二輪完成車メーカーに加え、二輪関連メーカーも出展している。毎年3月に各地で開催されるモーターサイクルショーが、新型車や新商品を展示し体感することで、各メーカーの販売促進に繋げているのに対し、ジャパンモビリティショー(旧モーターショー)ではコンセプトモデルを使用して、新しい技術や二輪というプロダクトに対する新しい思想を発表。ブランド価値向上を目指している。また世界的にも注目度が高い国際ショーであることから、世界初公開、いわゆるワールドプレミアの市販車や市販予定車、コンセプトモデルを発表するメーカーも少なくない。ジャパンモビリティショー2023の二輪関連メーカーも、そんなモデルたちをたくさん見ることができる。
それでは、メーカーごとに出展車両&アイテムを紹介しよう。

(■取材・文:河野正士 ■撮影:松川 忍)

■アイディア

AAカート/荷台水平タイプ
AAカート/荷台水平タイプ
●AAカート/荷台水平タイプ
二輪EVおよび三輪EVブランドのaidia(アイディア)は、2023年春に開催された東京モーターサイクルショーに出展した、車両の前後に荷物を積載できるビジネス向け三輪EVの電動3輪バイク「AAカート」の進化版を世界初公開した。先に発表した「AAカーゴ」は、コーナリング時には車体の傾きに合わせて荷台も傾いていたが、ワールドプレミアの「AAカート/荷台水平タイプ」は、コーナリング時にも荷台は水平のまま。重心移動が大きくなる重量物を運ぶ用途に適している。

●AAクーペ
●AAクーペ
屋根付き3輪の参考出品モデル「AAクーペ」も世界初公開。三輪EV「AAカーゴ」の派生モデルで、ワイパー付きフロントスクリーンや屋根、大型リアボックスを採用し、二人乗りも可能なモデルだ。

■ホンダ

●SC e: Concept
●SC e: Concept

●SC e: Concept
●SC e: Concept
●SC e: Concept
原付二種相当の二輪EVのコンセプトモデル。交換式バッテリー「Honda Mobile Power Pack e:(MPP)」を搭載した二輪EVとして、ホンダが先に発表した「SEM1 e:」の進化版と考えられるモデル。「SC e: Concept」の最大の特徴は、MPPを2個搭載すること。もちろん航続距離も長くなる。パワーは原付二種相当。したがって二人乗りが可能であることはもちろん、世界各国のスタンダードとなる車格やパワーであり、より多くの国のライダーに、二輪EVの世界を提供する

●Honda Power Pack Exchanger e:
●Honda Power Pack Exchanger e:
●Honda Power Pack Exchanger e:
SC e: ConceptやSEM1 e:が搭載するHonda Mobile Power Pack e:(MPP)を充電した状態で蓄える交換ステーション「Honda Power Pack Exchanger e:」。契約済みのカードを認証後、残量が減ったMPPを差し込めば、充電済MPPが、僅か数秒で提供される。

●AAクーペ

●SmaChari
●SmaChari
●SmaChari
今年2023年3月末に発表された、自転車を電動アシスト化する「SmaChari」のシステムを搭載した、11月10日発売予定のワイズロード製自転車を展示。ペダルクランクと一体化したモーターユニットと、シート下の小型電池がそのシステム。ホンダの始祖である自転車用補助エンジンの考え方に近い電動アシストユニットである。

●Striemo
●Striemo
ホンダのアイデアや夢を実現する新事業創出プログラム「イグニッション」プログラムから誕生した立ち乗り三輪モビリティ「Strimo」。すでに一般ユーザーや提携企業へのデリバリーを開始した。

●Honda e-MTB Concept
●Honda e-MTB Concept
●Honda e-MTB Concept
スポーツ電動アシスト自転車、いわゆるE-Bikeのコンセプトモデル。かつてダウンヒル競技用MTBを本気で開発し全日本選手権などにも参戦していたホンダだけに、大いに期待が高まるが、あくまでもコンセプトモデルとのこと。しかし欧州などではE-Bikeは大きなマーケットを持っており、そこにホンダが参戦してもまったく違和感がない。車体のスペックは一切公表されていないが、HONDAのロゴが入る左右のカバーでアルミフレームを覆い、スイングアームもアルミ製が採用されている。

●●Motocompacto

●Motocompacto
●Motocompacto
●Motocompacto
今年2023年9月にアメリカで発表された「Motocompacto」も展示された。印象は写真で見るよりも、ずっと細くて小さい、だった。四角い、平べったい物体からシートやハンドル、さらにはリアタイヤを引き出して、二輪EVにトランスフォームするさまも、じつにユニーク。現在はアメリカとカナダ、メキシコでのみ販売していて、公道ではなく、クローズドエリアでの走行のみを想定しているという。国内の導入予定は未定とのこと。

■カワサキ

Honda Rewired
●Ninja 7 Hybrid

●Ninja 7 Hybrid
●Ninja 7 Hybrid

●Ninja 7 Hybrid
●Ninja 7 Hybrid
●Ninja 7 Hybrid
カワサキは、10月初旬に欧州で発表した「Ninja 7 Hybrid」を国内で初お披露目した。昨年2022年のEICMAミラノショーでプロトタイプとして発表された「HEVモーターサイクル」の市販予定バージョンだ。欧州では既にメディア向け試乗会なども開催されており、こんなにも早く市販バージョンが市場投入されるとは驚いた。「Ninja 7 Hybrid」は、排気量451cc水冷4ストローク並列2気筒エンジンとトラクションモーター、それにリチウムイオンバッテリを組み合わせた世界初のストロングハイブリッド。車体サイズは400ccスポーツモデル然としているが、e- Boostと呼ぶハイブリッドシステムのアシスト機能を使うことで、1000ccクラスのスーパースポーツモデルに匹敵する加速力を実現しているという。さらにはエンジンとモーターのポテンシャルをフルに引き出す「SPORT-HYBRID」、トラクションモーターで発進しEVからHEVへシームレスに移行し高い燃費性能を実現する「ECO-HYBRID」、低速・近距離用の「EV」と3つの走行モードも採用している

門澤 愛さん
●Ninja e-1

●Ninja e-1
●Ninja e-1

●Ninja e-1
●Ninja e-1
●Ninja e-1
9月にカワサキモータースが発表したカワサキ初となる二輪EV「Ninja e-1」も日本初公開となった。Ninja 7 Hybrid同様、昨年/2022EICMAでプロトタイプとして発表した「EVモーターサイクル」の市販予定車であり、10月以降に導入国で順次発売を開始するという。最高出力9.0 kWのコンパクトなブラシレス電動モーター、取り外し可能な2つのリチウムイオンバッテリーを搭載している「Ninja e-1」は、隣に置かれたNinja 7 Hybridよりも、さらにスリムでコンパクトに見えた。取り外したバッテリーは専用充電器で、家庭用コンセントから充電可能。一回の充電あたりの走行距離は72kmだ。通常走行のためのROADモードと、出力を制限してバッテリー消耗を抑制するECOモードの2つのライディングモードを採用。また作動時間15秒に制限したe-Boostも搭載。加速がより強くなり、最高速度も向上するという。

●GPZ900R(Ninja) / ZXR400R

●GPZ900R(Ninja) / ZXR400R
●GPZ900R(Ninja) / ZXR400R
●GPZ900R(Ninja) / ZXR400R
「Ninja」誕生40周年を記念して、1984年式のGPZ900R(Ninja)と、1990年式のZXR400Rを展示。赤黒のニンジャも、白/青/緑のZXRもじつに懐かしい。当時、さほどレースを注視していなかった自分でも、この3色ボディのZXRがレースシーンで活躍していたことを覚えているほど。

inja ZX-10R
inja ZX-10R
●Ninja ZX-10R 40th Anniversary Edition/Ninja ZX-4RR 40th Anniversary Edition
「Ninja」誕生から40周年を記念して、1980年代から1990年代にレースシーンで活躍した、ZXRシリーズのカラーリングとグラフィックを再現した参考出品モデル。2021年のスーパーバイク世界選手権アルゼンチンラウンドに、このZXRカラーのZX-10RRが出走。そのときにすでに、40周年に向けて、その布石が打たれていたのである。

●W230

●W230
●W230

●W230

●W230
●W230
●W230
プレスカンファレンスでアンベールされ、世界初公開となったのが参考出品車の「W230」だ。エストレアが復活するんじゃないかとか、Wの小排気量版が出るんじゃないかとか、いろいろ噂があったが、それは「W230」として発表された。エンジンはオフロードモデルのKLX230がベース。しかし丸みを帯びた冷却フィンや排気ポートのレイアウトを変更するなどしてシリンダーヘッドを一新。両サイドのクランクケースカバーも、丸みを帯びた、クラシカルなデザインに変更されている。そのエンジンの詳細は、現在も開発が続いているようで、詳細は未定だ。フレームなどは専用設計だが、世界中で展開されているWシリーズのパーツが、各所に散りばめられている。ポップなカラーリングも特徴だ。

●MEGURO S1

●MEGURO S1
●MEGURO S1

●●MEGURO S1
●MEGURO S1
●MEGURO S1
W230とプラットフォームや外装類を共有する「MEGURO S1」。外装類を中心に、そのデザインやカラーなどディテールを変更。100年の歴史を誇るメグロブランドに相応しい重厚感あるデザインに仕上げられていた。

●KLX230

●KLX230
●KLX230

●KLX230
●KLX230
コンパクトな車体と空冷単気筒エンジンが特徴の「KLX230」も世界初公開された。相変わらずのスレンダーボディだが、カワサキのオフロード競技モデルであるKXシリーズを彷彿とさせるデザインで、オフロードモデルとしての迫力が増していた。

●K- Racer
●K- Racer
●K- Racer
カワサキが開発を進めている無人ヘリコプター「K- Racer」は、カワサキ・ブースとは別のTokyo Future Tourに展示されていた。動力源は「Ninja H2R」。軽量コンパクトでありながら、パワフルで耐久性も高いことから採用が決定。排気管には、BEET製チタンサイレンサーがセットされていた。

■SUZUKI

●e-choinori
●e-choinori
スズキの目玉は、やはり二輪EVのコンセプトモデル「e-choinori」だろう。動力源は、パナソニック製の電動アシスト自転車に搭載されている駆動ユニットと小型バッテリーだ。電動アシスト自転車市場で大きなシェアを持つパナソニック製ユニットを使用することで、高い信頼性とともに低価格化を追求。それによって2003年にスズキが発売した50ccスクーター「チョイノリ」の、近距離移動に制限することによる機能の絞り込みと、車体価格や車体サイズの圧倒的な親しみやすさという、小型モビリティの根幹を造り込んでいる。

●e-PO
●e-PO
e-choinoriと同じく、パナソニック製の電動アシスト自転車に搭載されている駆動ユニットと小型バッテリーを使った、折りたたみ可能な二輪EVのコンセプトモデル。フル電動走行のほか、ペダル駆動をサポートするアシスト走行、そして自転車と同じペダル走行と3つのモードを持ち、状況に応じてモードを使い分けることができる。

■YAMAHA

●MOTOROiD2
●MOTOROiD2
2017年に発表した自律走行する「MOTOROiD」の進化版。バイクのようで、意志を持つ生き物のような躯体は、さらに有機的なデザインを纏い、生き物感が強くなった。自らバランス制御「AMCES」やオーナーの意思をくみ取りながら状態を判断する「画像認識AI」をさらに進化させているという。

●XSR900GP

●XSR900GP
●XSR900GP
●XSR900GP
ショー直前に欧州で発表されたXSRシリーズのニューモデル「XSR900GP」も展示されていた。しかも、モチーフとなった1983年型YZR500とともに。発表の布石はあった。9月にイギリスで開催されたグッド・ウッド・フェスティバル・オブ・スピードにヤマハは「XSR900 DB40 プロトタイプ」を展示。デルタボックス40周年を記念したネーミングと、1980年代のWGPレーサー/YZR500をモチーフにしたスタイリング。さらには、1980年後半にヤマハのファクトリーライダーとしてWGPに参戦したニール・マッケンジーをイベントに招聘し、XSR900 DB40 プロトタイプのデモランも行っていた。

●E-FV

●E-FV
●E-FV
●E-FV
部署の垣根を越えて、ヤマハの若手スタッフが開発した二輪EVのスポーツコンセプトモデル。大人から子供まで、誰もがバイクの魅力を感じることができる乗り物として、ミニバイクのような競技用EVを開発したという。動力ユニットは、電動トライアル競技車両「TY-E2.2」を使用。電動であることを表現するために車体各部に空間を設けたり、未来的なスタイリングにチャレンジしたり、好きなエンジンの走行音を楽しむためのスピーカーを採用したり、バイクの新しい楽しみ方にもチャレンジしている。

●E-FV
●TMW

●TMW
●TMW
●TMW
TW200の車体と、LMW機構をミックスしたHEV3ホイーラー。リアはエンジン駆動だが、フロント2輪にはハブモーターをレイアウト。アクセル操作に応じてフロントを駆動する。ハンドリングなどを造り込む車体実験部の若手スタッフが中心となってプロジェクトをスタート。中心メンバーがLMWスクーター「トリシティ155」の開発に携わり、前輪を駆動するLMWに可能性を感じたことがきっかけだったという。そのためLMW機構はトリシティのユニットをそのまま使用している。またエンジン走行/HEV走行/電動走行のそれぞれが可能な、いわゆるストロングハイブリッドであり、ハンドルマウントにセットしたダイアルを調整してアシストモーターのバランスを変化させることもできるという。しかもHEV走行ではオフロードの走行性能も高いという。

●ELOVE
●ELOVE

●ELOVE
●ELOVE
●ELOVE
2015年に発表したヒト型自律ライディングロボットMOTOBOTやMOTOROiDの研究で進化を進めた二輪車安定化支援システムAMSAS。「ELOVE」は、電動スクーターにAMSASを搭載したコンセプトモデルだ。その「ELOVE」をもとに、通学や日常の移動にスクーターが欠かせない鹿児島県沖永良部島の高校生と一緒に“もっと幸せにゼロカーボンアイランドを目指す”をテーマに、自分たちの生活に役立つ、安全で便利で楽しい電動スクーターのカタチを追求。その車両と、車両を造った高校生たちもヤマハブースに駆けつけた。

●Y-00Z MTB
●Y-00Z MTB
オフロードレースシーンでも活躍していたヤマハの技術を投入した電動アシストスポーツ自転車/E-Bikeのコンセプトモデル。フレーム剛性の強化や前後サスペンション性能の追求に加え、分割式ドライブユニット構造と、電動アシスト自転車「PAS」で実績のある磁歪式(じわいしき)トルクセンサーを搭載したEPS(エレクトリック・パワー・ステアリング)の組み合わせで、オフロード走行における優れた操作性と安定性の両立。その佇まいはモトクロッサーのように力強かった。

●Y-01W AWD
●Y-01W AWD
フロントにハブモーターを搭載し、ペダルアシストと連動して両輪をアシストする電動アシストスポーツ自転車/E-Bikeコンセプト。ロードレーサーのようであり、MTBのようでもあり、しかしどことなく有機的で生き物のようなスタイリングを持っていた。

●TRICERA

●TRICERA
●TRICERA
●TRICERA
3輪パッケージのフルオープンEVのコンセプトモデル。ハンドル操作に応じてフロント2輪を操舵する通常の操作に加え、駆動軸であるリアホイールも操舵可能。そのカタチは、船外機を左右に振って操舵する小型船舶のようにも感じた。

■TOYOTA

●LANDHOPPER

●LANDHOPPER
●LANDHOPPER

●LANDHOPPER
●LANDHOPPER

●LANDHOPPER
●●LANDHOPPER
●LANDHOPPER
トヨタブースで発表された三輪の小型EV「LANDHOPPER」。リアホイールにハブモーターをセットする折りたたみ式。折り畳んでクルマに積み、出先でのアクティビティはもちろん、欧州などでICEの入場規制が導入されている区域や都市での利用もイメージして開発されている。ユニークなのはフロント周り。フロント2輪が車体の傾きに合わせて傾斜する、ヤマハのLMW機構に似たシステムを採用している。しかし左右のホイールにセットしたサスペンションはチェーンでリンクされ、リーンした車輪はスプリングの反力によって直立状態に戻ろうとする。開発者は、バイクとは異なるアクションで最初は戸惑うかもしれないが、オフロードでの走破性も高く楽しい乗り物に合い上がっていると説明した。市販の本気度を問うと、開発者自身は100%というものの、コスト面を含めて様々な障壁をもり越えていく必要があるという。

■日立Astemo

●二輪ADAS
●二輪ADAS

●二輪ADAS
●二輪ADAS
●二輪ADAS
昨年2022年、日立AstemoはEICMAにおいて大型モーターサイクル用と小型モビリティ用の2種類のADASコンセプトを発表。今年のジャパンモビリティショーでは、その小型モビリティ用のADASシステムを展示した。特徴は、前方検知にステレオカメラを採用すること。人の目と同じ、2つのレンズで対象物を見たときに生まれる視差によって対象物を的確に捉え、距離はもちろん、対象物のカタチも認識。各種制御デバイスに正確な情報を送ることができる。車格が小さく、また販売価格も低い小型モビリティでは、アクセルOFFやブレーキサポートなど制御するデバイスを限定することでシステムの価格を下げ、搭載促進に繋げるための研究開発も行っている。

●E-Axel

●E-Axel
●E-Axel
●E-Axel
ICE搭載の小型スクーターを簡単にEV化するための、インバーターを含む電動パワートレインユニットがE-Axel。モーターと冷却ファン、そしてギアボックスを一体化。フレームに搭載するオンボード型としてばね下重量を軽減しハンドリングの向上も実現する。

■朝日電装

●グリップ・スイッチ
●グリップ・スイッチ
●グリップ・スイッチ
朝日電装は、バイク用アクセルやスイッチ類を国内外の二輪車メーカーに納入する、操作系パーツのトップブランド。このグリップスイッチは、小型二輪EVへの装着を前提とした、新しいアクセル操作のカタチを提案したもの。朝日電装は人差し指で操作するマリンジェットや親指を押し込むATVのほか、農機や建機のアクセル装置も研究開発してきた知見を生かし、タブーをなくして様々なカタチを提案していた。

●ハプティクス・スイッチ
●ハプティクス・スイッチ
グリップ内にモーターをセットし、異なる振動を与えることで、ライダーに様々な情報を提供するハプティクス・スイッチ。ナビと連動して展開地点を知らせたり、後方検知機能と連動して後方車の存在を知らせたり、前方視界を確保しながら、安全性や利便性を高めることができる。
●エルゴ・スイッチ・ハンドル
●エルゴ・スイッチ・ハンドル
操作性を最優先して、ハンドルスイッチやグリップの形状そのものを再定義したコンセプトモデル。グリップは筒型から偏芯の薄型とし、それを握り込みながら親指の自然な可動域の中でスイッチ操作ができる形状を追求している。

●無線ロックシステム
●無線ロックシステム
スマートフォンAppでアンロック操作を行い、それをパニアケースに設置したNFC(Near Field Communication/近距離無線通信)を介して解錠指示と給電することでケースを解錠できるシステム。グローブボックスやシートなど、無線で施錠/解錠できる場所であればあらゆるアイテムに活用できる。

●ADデジタルキーシステム
●ADデジタルキーシステム
Bluetoothを使い、スマートフォンAppとメインキーシステム、そしてハンドルロック本体を接続し、スマートフォンの操作でメインキーのON/OFFや、ハンドルロックを施錠/解除ができるシステム。このシステムを発展させれば、現在は車体との通信用にスマートキーシステムが採用しているキータブが不要になり、それをスマートフォンに置き換えることができる。

[Out of KidZania in JMS 2023へ]

2023/10/29掲載