KAWASAKI Z900RS SE 車両解説
Z900RSに新たなバリエーションモデル“Z900RS SE”が登場したのは2022年2月。Z900RSのコンセプトである“Exciting and Easy”と、アグレッシブな“sugomi”スタイリング、俊敏なハンドリングを維持しながら、ブレンボ社製のフロントブレーキパッケージとオーリンズ社製のハイグレードリアショックを装備。Z900RSの持つエキサイティングな走りと魅力的なスタイリングを、より向上させたモデルだ。
ブレンボ社製のø300mmフロントディスク、M4.32ラジアルマウントモノブロックキャリパー、ブレーキパッドを装備。加えてニッシン製ラジアルポンプ式マスターシリンダーを採用し、レバー操作時のリニアな動きを実現。正確なブレーキコントロールを可能にしている。また、ステンレスメッシュ製ブレーキホースも、高いコントロール性に貢献している。
またもう一つの特徴である足周りでは、優れた路面追従性を持つφ41mm倒立フロントフォークにより、さまざまなライディングシーンで安心感のあるハンドリングを実現。また、スタンダードモデルの伸側減衰調整機能と無段階のプリロード調整機能に加え、新たに圧側減衰調整機能を備え、ライダーの好みやライディングスタイルに合わせた細やかなセッティングを可能としている。
リアにはオーリンズ社製S46ショックが組み合わされ、シングルチューブ構造のアルミニウム製ボディを採用。フローティングピストンで仕切られたø46mmの大型ピストンとガスチャンバーが、優れたグリップ感とハンドリング、よりしなやかなライドフィールに貢献してくれるモデルだ。
2022年9月に行われたモデルチェンジては、諸元やメカニズム的な大きな変更は無く、新排出ガス規制への適合、また、カワサキケアモデルの設定が行われた。
今回のZ900RSシリーズの20224年モデルへのモデルチェンジは、特別カラーの“Z900RS Yellow Ball Edition”がラインアップに加わったことがメインで、その他のZ900RSシリーズにはカラー&グラフィックにも変更無し。
カワサキ ニュースリリースより (2023年7月3日)
Z900RS SE 新発売のご案内
- モデル情報
- 車名(通称名) Z900RS SE
- マーケットコード ZR900RRFNN
- 型式 8BL-ZR900K
- 発売予定日 2023年7月15日
- 型式指定・認定番号 20014
- メーカー希望小売価格 1,705,000円
(本体価格1,550,000円、消費税155,000円)※カワサキケア含む - カラー(カラーコード)メタリックディアブロブラック(BK3、継続)
- 発売店 カワサキ プラザ
- ※当モデルは二輪車リサイクル対象車両です。価格には二輪車リサイクル費用が含まれます。
- ※価格には保険料、税金(消費税を除く)、登録等に伴う諸費用は含まれません。
- ※当モデルはABS装備車です。
- ※当モデルは二輪車ETC2.0標準装備車です。
- ※メーカー希望小売価格は消費税10%を含む参考価格です。
- ※当モデルは「カワサキケアモデル」です。
- 【Z900RS SE】
時代を超えた普遍的なスタイリングで、皆様から高い支持を頂いているZ900RSシリーズに設定されたハイグレードモデル、Z900RS SE。ブレンボ社製のフロントブレーキパッケージと、オーリンズ製のハイグレードリヤショックを装備して、より上質なライディングフィールとコントロール性をライダーに提供します。 ブラックとイエローの鮮やかなカラーリングと、ゴールド仕上げのフロントフォークアウターチューブとホイールが、Z900RS SEのスタイリングを一層引き締めています。
- ■主な変更点
- ・2023年モデルから変更ありません
- ■カワサキケアモデルとは
- 安全・安心なモーターサイクルライフをサポートするため、1ヶ月目点検に加え、3年間の定期点検とオイル交換(オイルフィルター含む)を無償でお受けいただけるモデルです。
https://www.kawasaki-motors.com/after-service/kawasakicare/
主要諸元
車名型式 | 8BL-ZR900K | |
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Z900RS SE(ZR900RRFNN) | ||
発売日 | 2023年7月15日 | |
全長×全幅×全高(m) | 2.100×0.865×1.150 | |
軸距(m) | 1.470 | |
最低地上高(m) | 0.140 | |
シート高(m) | 0.810 | |
車両重量(kg) | 215 | |
乾燥重量(kg) | – | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃費消費率(km/L)※1 | 28.5(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 2名乗車時)※2 | |
18.8(WMTCモード値 クラス3-2 1名乗車時)※3 | ||
登坂能力(tanθ) | – | |
最小回転小半径(m) | 2.9 | |
エンジン型式 | – | |
水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ | ||
総排気量(cm3) | 948 | |
内径×行程(mm) | 73.4×56.0 | |
圧縮比 | 10.8 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 82[111]/8,500 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 98[10.0]/6,500 | |
燃料供給装置形式 | フューエルインジェクション | |
始動方式 | セルフスターター | |
点火方式 | バッテリー&コイル(トランジスタ点火) | |
潤滑油方式 | ウェットサンプ式 | |
潤滑油容量(L) | 4.2 | |
燃料タンク容量(L) | 17 | |
クラッチ形式 | 湿式多板 | |
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | |
変速比 | 1速 | 2.916 |
2速 | 2.058 | |
3速 | 1.650 | |
4速 | 1.409 | |
5速 | 1.222 | |
6速 | 0.966 | |
減速比1次/2次 | 1.627/2.800 | |
キャスター(度) | 25.0° | |
トレール(mm) | 98 | |
タイヤサイズ | 前 | 120/70ZR17M/C 58W |
後 | 180/55ZR17M/C 73W | |
ブレーキ形式 | 前 | φ300mm油圧式デュアルディスク |
後 | φ250mm油圧式シングルディスク | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式(インナーチューブ径41㎜) |
後 | スイングアーム式(ホリゾンタルバックリンク) | |
フレーム形式 | ダイヤモンド |
※1:燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状況などの諸条件により異なります。
※2:定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です。
※3:WMTCモード値とは、発進・加速・停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。
※改良のため、仕様および諸元は予告なく変更することがあります。