火曜日。普段シフト制のお仕事をしているので、平日休みのことが多いのですが、朝から天気もいいし、どっかに出かけることにしました。
このコラムは、ネタがないときはいつもすぐ行ける三浦半島をやってお茶を濁しているので、今回も三浦半島にしようとツーリングマップル見てたら、「松輪」の文字が目に飛び込んできたのです。
御存知の方も多いでしょうが、三浦半島の突端に松輪という小さな漁港がありまして、そこで水揚げされる地元の鯖は「松輪サバ」と呼ばれる有名な鯖なんですよ。
旬は八月末から九月。お腹に黄色の線が入っていて、脂がのっていて、身も締まっていておいしいんだそう。
でもあまり獲れないから、1kgあたり1200円から1500円もする高級ブランド鯖なんですよ。
ワタシはまだ食べたことがないので、東京で食べたら高そうだけど、地元ならたぶん安いハズ……と淡い期待を抱きつつ行ってみることにしたのです。
早速高円寺をスタート。いつもなら、カンパチ(環状8号線)から第三京浜に乗って、そのままヨコヨコ(横浜横須賀道路)で三浦半島に入るのですが、今回は久しぶりに下道で行くことにとました。
カンパチを下って国道15号線に入り、横浜からは国道16号。そして横須賀から国道134号を使い、三浦海岸へ。そのまま海沿いを走っていけば、松輪漁港に到着です。
さぁて、うまいサバを食うぞぉ!! なんて思っていたら、なんと、「地魚料理松輪」さんは店休日なのでありました。ここは有名で、いつも混んでいるおいしいトコなんですけどねぇ。
そこで、少し戻り、さっき通ったところにあったお店へ入ります。ところが、店構えは庶民的な感じでしたが、メニューを見るとほとんどの料理が2500円以上するのです。本日のランチ定食なんて4500円なんですよ!?
ワタシ貧乏性なので、いつも外食するときは800円以上のものは食べないのです。ただ今回はブランド鯖だし1500円くらいならいいか……と思っていたので、これには驚きました。
でもしょうがないので、「松輪鯖刺身定食(なんと2750円!!)」を注文したのですが、出されたものを見たら刺身が薄いのなんの。しかも量も少ししかないのですよ。なんだかなぁ、って感じ!?
もちろんおいしかったのは言うまでもないのですが、正直もっと食べたかったなぁ。なんでも今は松輪鯖は本当に獲れなくなっているそうで、まさに貴重な高級魚だからしかたないんですかね。あ、ちなみにこのお店、松輪鯖のシーズンだけ営業しているそうで、普段はここ、公民館なんだそうです。
このあとは、三崎港でおみやげ買って、油壷にある温泉入って、鎌倉回りでゆっくりと帰ってきました。
現在は日本全体で漁獲量が減っているというニュースをよく聞きます。いつかまた、たくさん獲れる日がくるように祈りながら、夜は自分へのおみやげに買ってきたアジのみりん干しで一杯やったワタシなのでありましたとさ。
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