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新車プロファイル2022
2022年に発売された新車の情報ページです。

HONDA 50の手軽さと125の利便性を兼ね備えたDio110がカラーバリエーションチェンジ

50の手軽さと125の利便性を兼ね備えたDio110がカラーバリエーションチェンジ






 

Honda Dio110 車両解説

 1988年1月に発売開始された“メットインスクーター”Dio以来の由緒正しき「Dio」の名称が引き継がれている原付二種スクーター「Dio110」。

 四半世紀にもわたるDioの歴史だが、実はそのヒストリーの中に、2011年7月のDio110の登場まで原付二種モデルは存在しなかった。というのも原付二種としての役割を担ったのは、それぞれの時代に、リードであったり、スペイシーだったりと“上級グレード”のモデルにラインナップされてきた経緯があった。若者向けのスポーティ・スクーターとしての存在だった時代もあるが、要するにDioは、あくまで一貫して廉価版の原付スクーター、という存在に徹してきたのだった。

 初めてDioの名称を持つ原付二種スクーター、Dio110が発売開始された当時、すでにリード・EX(107cm3)が存在していた。にもかかわらず、あえてDioの名称を採用したのは、原付二種スクーター需要の急増からユーザー層の嗜好も拡大、それに応えるべく複数の選択肢を提供するためだった。上級グレード・スクーターを望むユーザーにはリード・EXを、手軽な廉価版の原付二種スクーターを求めるユーザーにはこちらのDio110を、という棲み分けが図られたといえる。

 ちなみにリード・EXは249,900円、対するDio110は20万円を切る199,500円(発売開始当時価格)という価格設定だった。またホンダには、さらなる上級モデルといえるPCXも存在している(発売開始当時の価格は299,250円)。Dio110の登場により、廉価版からアップグレードモデル、さらにはトップモデルまで3タイプで原付二種スクーター・ユーザーに応えるラインナップが完成した。

 2015年3月には、そのDio110にフルモデルチェンジが行われたのだが、それまでのDio110のオーナー、いや少なくとも原付二種スクーターのユーザーレベルでないと新型となったのに気付かないほどデザイン的には“キープコンセプト”が徹底されたモデルチェンジだったといっていいかも知れない。

 それもそのはずで、このフルモデルチェンジの最大のハイライトは“eSP”(enhanced Smart Power:下のプレスリリース参照)の採用だったからだ。

 この新しい空冷4ストローク単気筒エンジンの採用により、燃費はそれまでのモデルの52.0km/L(60km/h定地走行テスト値)から57.9km/L(同)へとさらに向上している。また車体面でもフレームなどを見直したことにより、それまでのモデルより3kgの軽量化が図られて、これも燃費向上などに寄与しているという。

 2017年4月には、「マットギャラクシーブラックメタリックとランベントシルバーメタリックという新色2色を追加、従来からの3色と合わせて、計5色のラインナップとなった。
 2019年2月にもカラーバリエーションの変更が行われ、新色「フォギーブルーメタリック」と「パールアイスバーグホワイトが登場、「マットギャラクシーブラック」と「ポセイドンブラックメタリック」、「ランベントシルバーメタリック」の継続色と合わせ、5色のラインナップとなっていた。

 2019年5月には、受注期間限定で「パールジャスミンホワイト」が追加設定された。フロントブレーキキャリパー、リア・スポイラー、リアサススプリングなどにレッドのカラーが配されたスポーティなモデルだった。

 2021年2月発売のモデルでは、スタイル面ではそれほど変わった感じは受けないかもしれないが、実際はフルモデルチェンジといえる内容 のもので、最大の特徴は、今後ホンダのコミューターのキーワードとなるであろう“eSAF”というフレーム技術が導入されていることだろう。これは、高張力鋼板(ハイテン材)を採用し、高剛性かつ軽量化した新設計フレームの技術で、従来の鋼管フレームからより加工精度の高いプレス成形を実現したものと説明されている。要は最新技術のフレームに発展したということ。
 一足早く採用されている“eSP”エンジンも燃焼室をコンパクト化し、圧縮比を高め、ボア×ストローク比を変更することなどにより、より燃焼効率を高めていた。

 今回は、あらたに精悍で落ち着きある印象のカラーリング“ポセイドンブラックメタリック”を採用。継続色の“パールジャスミンホワイト”、“ディセントシルバーメタリック”、“マットスターリーブルーメタリック”と合わせた、全4色のカラーバリエーションとした。
 

Dio110。「ポセイドンブラックメタリック」。

 

★ホンダ ニュースリリースより (2022年6月23日)

原付二種スクーター「Dio110」のカラーバリエーションを変更し発売

 
 Hondaは、スタイリッシュな外観の原付二種(第二種原動機付自転車)スクーター「Dio110」のカラーバリエーションを変更し、7月28日(木)に発売します。

 ●「ポセイドンブラックメタリック」のカラーリングを新たに採用

 Dio110は、扱いやすい出力特性と優れた環境性能を備えた空冷・4ストローク・OHC単気筒109cm3エンジン「eSP」※1を搭載。軽快な走りと優れた燃費性能、取り回しやすい車体などが特徴のモデルです。

 今回、精悍で落ち着きある印象のカラーリング「ポセイドンブラックメタリック」を新たに採用。継続色の「パールジャスミンホワイト」、「ディセントシルバーメタリック」、「マットスターリーブルーメタリック」と合わせた、全4色のカラーバリエーションとしています。

※1 enhanced(強化された、価値を高める) Smart(洗練された、精密で高感度な) Power(動力、エンジン)の略で、低燃費技術やACGスターターなどの先進技術を採用し、環境性能と動力性能を高めたスクーター用エンジンの総称です

=Dio110のカラーバリエーション=
 ・ポセイドンブラックメタリック(新色)
 ・パールジャスミンホワイト
 ・ディセントシルバーメタリック
 ・マットスターリーブルーメタリック

 

●販売計画台数(国内・年間)
5 ,600台
 
●メーカー希望小売価格(消費税8%込み)
ポセイドンブラックメタリック、パールジャスミンホワイト、ディセントシルバーメタリック
242,000円(消費税抜き本体価格220,000円)
マットスターリーブルーメタリック
245,300円(消費税抜き本体価格223,000円)
※価格(リサイクル費用を含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません

 

主要諸元

車名型式 2BJ-JK03
Dio110
発売日 2022年7月28日
全長×全幅×全高(m) 1.870×0.685×1.100
軸距(m) 1.255
最低地上高(m)★ 0.150
シート高(m)★ 0.760
車両重量(kg) 96
乗車定員(人) 2
燃費消費率(km/L)※2 59.4(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 2名乗車時)※3
54.9(WMTCモード値★ クラス1 1名乗車時)※4
最小回転半径(m) 1.8
エンジン型式 JK03E
空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ
総排気量(cm3) 109
内径×行程(mm) 47.0×63.1
圧縮比★ 10.0
最高出力(kW[PS]/rpm) 6.4[8.7]/7,500
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 9.0[0.92]/5,750
燃料供給装置形式 電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)
始動方式★ セルフ式
点火方式★ フルトランジスター式バッテリー点火
燃料タンク容量(L) 4.9
変速機形式 無段変速式(Vマチック)
タイヤサイズ 80/90-14M/C 40P
90/90-14M/C 46P
ブレーキ形式 油圧式シングルディスク
機械式リーディングトレーリング
懸架方式 テレスコピック式
ユニットスイング式
フレーム形式 アンダーボーン

■道路運送車両法による型式認定申請書数値(★の項目は Honda 公表諸元)
■製造事業者/Honda Vietnam Co., Ltd.
■製造国/ベトナム
■輸入事業者/本田技研工業株式会社
※2 燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞など)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります
※3 定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です
※4 WMTC モード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます





2022/06/23掲載