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新車詳細

新車プロファイル2022
2022年に発売された新車の情報ページです。

YAMAHA AXIS Zが始動時の振動と制動時の挙動を軽減し2022年モデルに

AXIS Zが始動時の振動と制動時の挙動を軽減し2022年モデルに




●YAMAHA AXIS Z 車両解説

 ハイセンスなスタイルや軽快な走りで人気モデルの多いヤマハのスクーターの中にあって、アクシスは実用一点張りのイメージが強い独特のブランドスタイルを通してきている。その背景にあるのは、アクシスブランドが1990年発売のアクシス50/アクシス90(82cc)を除き、海外生産モデルを輸入、国内向けにアレンジしてきた長い歴史が背景にあり、どこか純国内産のスクーターとは一線を画す独自のポジションを作り上げてきたから、ともいえるだろう。

 アクシスプロフィット、アクシストランク、1998年に発売されたグランドアクシス(101cc)、そして2009年8月にラインアップに加わった(124cc)“スタンダードスクーター”アクシストリート。そしてさらに2017年4月にアクシスZ(124cc)へとバトンタッチするアクシス一族。

 海外生産が当たり前の現在からすれば、海外生産車両だからといって何ら変わりはなくなったが、10年前、20年前にはまさにアジアングローバルデザインを先取りしていたのがアクシスシリーズだったといえるだろう。

 2017年4月発売のアクシスZは、アクシストリートの後継モデルという位置づけで、より使いやすく、より軽量化を図ったモデルで、エンジンはアクシストリート同様「BLUE CORE」エンジンながら、より進化させて搭載してきている。

 2019年2月には、そのアクシスZが2019年モデルとして新色が設定されて登場した。「ホワイトメタリック1」(ホワイト)以外の4色すべてが新色で「マットダルパープリッシュブルーメタリック2」(マットブルー)、「マットダークブルーイッシュグレーメタリック3」(マットダークグレー)、「ダークグレーイッシュマゼンタメタリック1」(パープル)、「ブラックメタリックX」(ブラック)の計5色のカラーラインナップとなっていた。

 2021年2月には、その5色のカラーラインナップのうち「マットダルパープリッシュブルーメタリック2」(マットブルー)が「マットダークグレーイッシュリーフグリーンメタリック2」(マットグリーン)の新色に置き換わって2012年モデルとなって発売された。

 今回はカラーリングの変更だけではなく、平成32年排出ガス規制への適合のほか、静粛な始動を可能とするSMG(Smart Motor Generator)の採用、リアブレーキ操作でフロントブレーキにもバランスよく効力を発生させるUBS(Unified Brake System)の採用、ヘッドランプの光量アップなどが行われた。
 

AXIS Z。「マットダークパープリッシュブルーメタリック 1」(マットブルー)。
AXIS Z。「ブラックメタリック X」(ブラック)。

 

AXIS Z。「グレーメタリック M」(グレー)。
AXIS Z。「マットダークイエローイッシュグレーメタリック4」(マットブラウン)。

 

AXIS Z。「ブルーイッシュホワイトカクテル 1」(ホワイト)。

 

★YAMAHA ニュースリリースより (2022年2月15日)

原付二種スクーター「AXIS Z」2022年モデルを発売
~始動時の振動と制動時の挙動を軽減し、 乗り心地を向上

 ヤマハ発動機株式会社は、“走り”と“環境性能”を融合した“BLUE CORE”※1エンジンをコンパクトなボディに搭載した原付二種スクーター「AXIS Z(アクシス ゼット)」をマイナーチェンジし、3月18日に発売します。

 2022年モデルの変更点は、1)エンジンの平成32年排出ガス規制適合化、2)静粛かつ振動の少ないエンジン始動をもたらす「SMG(Smart Motor Generator)」採用、3)リアブレーキ操作でフロントブレーキもバランスよく効力を発生させる「UBS(Unified Brake System)」採用、4)ヘッドランプの光量アップ、5)カラーリングのアップデートです。

 「AXIS Z」は、“ヤマハ125ccスクータートップの低燃費51.9km/L(WMTCモード値※2)”や“扱いやすい軽量ボディ”“大容量約37.5Lのシート下トランク(ジェット型ヘルメット2個収納可能※3)”など、実用性と快適な乗り心地を兼ね備え、通勤など日常の移動手段として幅広いお客様から支持されています。
 なお、本製品の製造はヤマハモーター台湾で行います。

※1 BLUE CORE:当社は、“走りの楽しさ”と“燃費・環境性能”の両立を高次元で具現化するエンジン設計思想として、2014年より“BLUE CORE” を掲げています。この思想は高効率燃焼、高い冷却性、ロス低減の3点にフォーカスして性能実現を図るもので、「AXIS Z」のエンジンもこの“BLUE CORE”思想に基づき開発しました。商標登録第5676267号
※2 WMTCモード:発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果からの計算値。数値は2022年1月現在(定地燃費値58.0km/L)
※3 ヘルメットの形状・大きさにより収納できない場合あり。

<発売日>
2022年3月18日
 
<メーカー希望小売価格>
271,700円(本体価格247,000円/消費税24,700円)
※メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(除く消費税)、登録などに伴う諸費用は含まれていません。
 
<販売計画>
6,000台(年間、国内)
 
<カラー>
・マットダークパープリッシュブルーメタリック 1(マットブルー)
・ブラックメタリック X(ブラック)
・グレーメタリック M(グレー)
・マットダークイエローイッシュグレーメタリック 4(マットブラウン)
・ブルーイッシュホワイトカクテル 1(ホワイト)

主要諸元

車名型式 8BJ-SEJ6J
AXIS Z
発売日 2022年3月18日
全長×全幅×全高(m) 1.790×0.685×1.145
軸距(m) 1.275
最低地上高(m) 0.125
シート高(m) 0.770
車両重量(kg) 100
乾燥重量(kg)
乗車定員(人) 2
燃費消費率(km/L)※1 58.0(国交省届出値 定地燃費※2 60km/h 2名乗車時)
51.9(WMTCモード値※3 クラス1 1名乗車時)
登坂能力(tanθ)
最小回転半径(m)
エンジン型式 E33VE
空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ
総排気量(cm3) 124
内径×行程(mm) 52.4×57.9
圧縮比 10.2
最高出力(kW[PS]/rpm) 6.1[8.3]/7,000
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 9.8[1.00]/5,000
燃料供給装置形式 フューエルインジェクション
始動方式 セルフ式
点火方式 TCI(トランジスタ式)
潤滑油方式 ウェットサンプ
潤滑油容量(L) 0.84
燃料タンク容量(L) 5.5
クラッチ形式 乾式・遠心・シュー
変速機形式 Vベルト式無段変速
変速比 2.219~0.749
キャスター(度) 26°30′
トレール(mm) 80
タイヤサイズ 100/90‐10 56J
100/90‐10 56J
ブレーキ形式 油圧式シングルディスク
機械式リーディングトレーリング
懸架方式 テレスコピック式
ユニットスイング
フレーム形式 アンダーボーン

*1:燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります。
*2:定地燃費値は、車速一定で走行した実測の燃料消費率です。
*3:WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。





2022/02/15掲載