HONDA CB750 HORNET 車両解説
イタリアのミラノで開催された2022 EICMAにおいて発表され、発売が待ち望まれていたパフォーマンスミドルスポーツCB750ホーネットの国内販売は2025年2月から開始。スタイリングは今年1月に発売されたCB1000ホーネットと同様のスポーツネイキッドのイメージだが、こちらはXL750トランザルプ系の水冷ユニカムも2気筒エンジンを搭載、アシスト&スリッパークラッチも採用されて、低中速回転域での扱い安やすさやパルス感と高揚感ある高回転域を両立したという。スマホと連動するHonda RoadSyncや出力特性を選択できるライディングモード、タイヤの浮き上がりやスリップを抑制するHonda セレクタブル トルク コントロールやオートキャンセルウインカーなどももちろん搭載している。車体色はデジタルシルバーメタリックとマットバリスティックブラックメタリックの2色をラインアップ。
今回はホンダが開発したクラッチ操作を電子制御化することにより,面倒なクラッチ操作を不要とした(繰り替えによってマニュアル操作も可能)Honda E-Clutchを、CB750 HORNETに搭載し、CB750 HORNET E-Clutchへとモデルチェンジ(従来モデルは廃止)。スロットル操作を電信信号化したスロットルバイワイヤシステムとE-Clutchの組み合わせは今回が初となる。またアンダーカウルも標準装備となった。車体色はウルフシルバーメタリックとグラファイトブラックの2色をラインアップ。
★ホンダ ニュースリリースより (2026年3月6日)
「Honda E-Clutch」をスロットルバイワイヤシステムと組み合わせて搭載した「CB750 HORNET E-Clutch」を発売
Hondaは、大型ロードスポーツモデル「CB750 HORNET」に、「Honda E-Clutch」を搭載するとともにカラーバリエーションを変更した、「CB750 HORNET E-Clutch」をHonda Dreamより4月16日(木)に発売します。
- -スロットルバイワイヤシステムと組み合わせたHonda E-Clutchを初めて搭載したモデル
- -カラーリングにウルフシルバーメタリックとグラファイトブラックを採用
- -アンダーカウルを標準装備
今回、ライダーのスロットル操作を電気信号に変換し、スロットルバルブの開閉を制御するスロットルバイワイヤシステム(以下、TBW)採用モデルに、クラッチコントロールを自動制御するHonda E-Clutchを初めて組み合わせて搭載しました。TBWとHonda E-Clutchの協調、制御技術により、これまで以上に自由でエキサイティングなモーターサイクルライフを楽しんでいただけるモデルを目指しました。
CB750 HORNETは、「ワインディングを、都会を、颯爽と駆け抜けるパフォーマンスミドルスポーツ」をコンセプトに、街中での実用性と郊外でのファンライドの両立を目指し開発した、新たなネイキッドスタイルの大型ロードスポーツモデルとして2025年に発売。スポーツライドを楽しむベテランライダーを中心とした幅広いお客様に好評を得ています。
- 販売計画台数(国内・年間)
- 500台
- メーカー希望小売価格(消費税 10%込み)
- 1,149,500円(消費税抜き本体価格 1,045,000円)
- ※価格(リサイクル費用を含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません
=主な特徴=
- Honda E-ClutchとTBWを組み合わせて搭載
- Honda E-Clutchは、発進、変速、停止など、駆動力が変化するシーンで、ライダーのクラッチレバー操作を必要とせず、最適なクラッチコントロールを自動制御することで、違和感のないスムーズなライディングを実現する電子制御技術です。CB750 HORNET E-Clutchでは、TBWとの協調、制御技術と組み合わせることで、スロットルを開けた際のバタフライバルブ開度やエンジン反応の最適化を図り、ライダーの技能や走行環境にあわせて、より柔軟かつ快適なクラッチ操作やスロットルワーク実現に寄与しています。シフトダウンの際は、半クラッチ制御にTBWがエンジン回転数を合わせることで、短時間で回転差を吸収し、変速ショックの低減を図っています。また、急減速時や、路面の段差などによってリアタイヤが跳ねる場面では、前後輪の車輪速差からリアタイヤが跳ねている可能性を検出し、半クラッチ制御を介入させることで、車体挙動の安定化を図っています。
搭載レイアウトは、従来のHonda E-Clutchに対し、リフト機構を2軸化することで、クラッチアクチュエーターを前方に配置することを可能とし、エンジンの構造を大きく変更することなく、システムのコンパクト化を実現しています。 - カラーバリエーション
- 都会的で大人の雰囲気が漂う「ウルフシルバーメタリック」と、明快なスポーティーさと迫力の佇まいを表現した「グラファイトブラック」の2色設定としています。
- その他
- 車体下部にアグレッシブなスタイリングを強調する、アンダーカウルを標準装備しています。
- サステナブルマテリアルの適用
- Hondaは、環境負荷ゼロ社会の実現に向けて、2050年のサステナブルマテリアル率100%を目指しています。CB750 HORNET E-Clutchでは、使用済みプラスチック製品を回収、適切な処理工程を経て、リサイクル材として外装の一部に使用することで省資源化を図っています。
主要諸元
| 車名型式 | ホンダ・8BL-RH24 | |
|---|---|---|
| CB750 HORNET E-Clutch | ||
| 発売日 | 2026年4月16日 | |
| 全長×全幅×全高(mm) | 2,090×780×1,085 | |
| 軸間距離(mm) | 1,420 | |
| 最低地上高(mm)★ | 140 | |
| シート高(mm)★ | 795 | |
| 車両重量(kg) | 196 | |
| 乾燥重量(kg) | – | |
| 乗車定員(人) | 2 | |
| 燃費消費率(km/L)※1 | 34.5(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 2名乗車時)※2 | |
| 22.7(WMTCモード値★ クラス3-2 1名乗車時)※3 | ||
| 登坂能力(tanθ) | – | |
| 最小回転小半径(m) | 2.7 | |
| エンジン型式 | RH24E | |
| 水冷4ストローク直列2気筒SOHC(ユニカム)4バルブ | ||
| 総排気量(cm3) | 754 | |
| 内径×行程(mm) | 87.0×63.5 | |
| 圧縮比 | 11.0 | |
| 最高出力(kW[PS]/rpm) | 67[91]/9,500 | |
| 最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 75[7.6]/7,250 | |
| 燃料供給装置形式 | 電子制御燃料噴射装置[PGM-FI] | |
| 始動方式★ | セルフ式 | |
| 点火方式★ | フルトランジスタ式バッテリー点火 | |
| 潤滑油方式★ | 圧送飛沫併用式 | |
| 潤滑油容量(L) | – | |
| 燃料タンク容量(L) | 15 | |
| クラッチ形式★ | 湿式多板コイルスプリング式 | |
| 変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | |
| 変速比 | 1速 | 3.000 |
| 2速 | 2.187 | |
| 3速 | 1.650 | |
| 4速 | 1.320 | |
| 5速 | 1.096 | |
| 6速 | 0.939 | |
| 減速比1次/2次 | 1.777/2.812 | |
| キャスター(度)★ | 25°00′ | |
| トレール(mm)★ | 99 | |
| タイヤサイズ | 前 | 120/70ZR17M/C(58W) |
| 後 | 160/60ZR17M/C(69W) | |
| ブレーキ形式 | 前 | 油圧式ダブルディスク |
| 後 | 油圧式シングルディスク | |
| 懸架方式 | 前 | テレスコピック式(倒立サス) |
| 後 | スイングアーム式(プロリンク) | |
| フレーム形式 | ダイヤモンド | |
■道路運送車両法による型式指定申請書数値(★の項目はHonda公表諸元) ■製造事業者/本田技研工業株式会社
※1 燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞など)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります
※2 定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です
※3 WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます


