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新車プロファイル2022
2022年に発売された新車の情報ページです。

HONDA 原付二種スクーター、リード125がeSP+を搭載してマイナーチェンジ

原付二種スクーター、リード125がeSP+を搭載してマイナーチェンジ




●HONDA リード125 車両解説

原付二種スクーター、リード125がeSP+を搭載してマイナーチェンジ

「リード」シリーズの原付二種モデルは、1982年3月に発売されたリード80に始まる。リード50と共通の車体に空冷2ストローク、79cc、6.5馬力エンジンを搭載した2人乗りモデルとして発売された。フルサイズ原付二種モデルとしては、同じ年の1982年10月に発売開始されたリード125があり、専用開発されたゆったりとした乗車姿勢が取れる本格的なボディに、新設計の空冷2ストローク、124ccエンジンを搭載した“乗用車感覚”のモデルだった。

 1985年6月には、スタイルを一新、“ハイパーエキゾースト”を採用したニューエンジンを搭載するリード80SSを発売。1988年4月には、ゆとりのボディサイズにメットイン機構を新設したリード90に発展。そして1998年3月、フルモデルチェンジし、2ストロークモデルながら二輪車排出ガス規制に国内で初の適合車種となったリード100を発売。

 2008年1月には、原付二種モデル1機種のみとなったことから車名も「リード」のみの名称となった新型モデルを発売。新開発の水冷4ストローク、107ccエンジンを搭載、PGM-FIや触媒装置を採用することで平成19年国内二輪排出ガス規制に適合、燃費もリッター当たり50.0km(60km/h定地走行テスト値)を達成する新世代のモデルとなった。このモデルからグローバル開発モデルとなり、中国広州の五羊-本田摩托有限公司で製造されている。

 この新世代リードは、翌2009年1月にニューカラーリング、2月にはさらに高級感のある特別なカラーリングのリード・スペシャルカラーを発売。また、2010年2月にはカラーリングの変更とともに、2万3千100円プライスダウンし車名も「リード・EX」となった。

 このリード・EXは、2013年7月にフルモデルチェンジされ、低燃費技術やACGスターターなどの先進技術を採用、環境性能と動力性能を高めたスクーター用新エンジン“eSP”が搭載され、また排気量も原付二種のフルサイズ、124ccとなったリード125に生まれ変わっている。

 最高出力は6.6kWから8.4kWへ、最大トルクも9.3N・mから12N・mへとさらなるパワーで余裕の走りをバックアップ。デザインはキープコンセプトで、よりクリーンとなったフロントフェイスデザインの違いで気がつくくらいで、“大人のビジネススクーター”リードのイメージをより色濃く引き継いだモデルといえた。

 2015年6月には、この“eSP版リード125”のマイナーチェンジが行われ、新色の追加の他、アイドリングストップシステムに電圧感知機能を追加するとともに、バッテリーサイズを大型化することでさまざまな使用環境におけるバッテリー周りの信頼性を向上させている。またオイル交換時期のインジケーターに、新たに自分で交換サイクルを設定できる機能も追加している。

 2019年10月には、カラーバリエーションの変更が行われ、ツートーンカラーモデルには上質で深みのある色合いの「パールダークアッシュブルー」と、落ち着いた印象の「ポセイドンブラックメタリック」を新たに設定。またフロントブレーキキャリパーとリアサスペンションスプリングのカラーをレッドからブラックに変更することで、引き締まった足回りを演出している。

 単色モデルには鮮やかで上品な「キャンディラスターレッド」を新たに設定し、継続色をあわせた全6色の豊富なカラーバリエーションとしていた。

 今回マイナーチェンジは、新たに水冷4バルブ単気筒エンジンの「eSP+」を搭載し、力強い走りと燃費の向上を図っている。その他装備面では、Honda SMART Keyシステムの導入、USBソケット(Type-C)の標準装備、容量37Lのラゲッジボックスの採用など。

 カラーは、フロントカバー、ハンドルカバーガーニッシュ、リアキャリアにブラックを施しツートーンカラーとし、エンブレムやフロントブレーキキャリパーやリアサスペンションスプリングをレッドとする事でスポーティーな印象を演出する「マットテクノシルバーメタリック」をメインに、フロントカバー上部にあるトップカバーの周りにメッキのリングをあしらい上質感のあるデザインを演出した「パールジャスミンホワイト」、「パールダークアッシュブルー2」、「ポセイドンブラックメタリック」の計4色をラインアップ。
 

リード125。「マットテクノシルバーメタリック」。
リード125。「パールジャスミンホワイト」。

 

リード125。「ポセイドンブラックメタリック」。
リード125。「パールダークアッシュブルー2」。

 

★ホンダ ニュースリリースより (2022年1月28日)

原付二種スクーター「リード125」をモデルチェンジし発売

 
 Hondaは、優れた実用性とスタイリッシュなデザインが好評の原付二種(第二種原動機付自転車)スクーター「リード125」に水冷4バルブ単気筒エンジン「eSP+(イーエスピープラス)」※1を新たに搭載するなどモデルチェンジを図り、3月24日(木)に発売します。
●水冷4バルブ単気筒エンジン「eSP+」を新たに搭載し、力強い走りと低燃費を両立。また、環境性能の向上と静粛性に寄与するアイドリングストップ・システムを継続採用。
●エンジン始動時や、シートの解・施錠時に便利なHonda SMART Keyシステムを新たに採用。
●スマートフォンなどの端末の充電が可能なUSBソケット(Type-C)を標準装備。
●シート下スペースに、ヘルメットやB4サイズのバッグなどが入る、容量37L※2のラゲッジボックスを採用。
●「マットテクノシルバーメタリック」は、フロントカバー、ハンドルカバーガーニッシュ、リアキャリアにブラックを施しツートーンカラーとし、エンブレムやフロントブレーキキャリパーやリアサスペンションスプリングをレッドとする事でスポーティーな印象を演出。
●「パールジャスミンホワイト」「パールダークアッシュブルー2」「ポセイドンブラックメタリック」は、フロントカバー上部にあるトップカバーの周りにメッキのリングをあしらい上質感のあるデザインを演出。
●別売りの純正アクセサリーには、使い勝手や快適性をより高めるトップボックスやウインドシールドなど用途に応じた豊富なアクセサリーをラインアップ。

※1環境対応型スクーター用エンジン“eSP”に付加価値技術を採用することで、高い環境性能だけでなく、出力の向上と、フリクションの低減を実現し、高出力と優れた環境性能を併せ持つ新世代環境対応型スクーター用エンジンの総称です。eSPは、enhanced(強化された、価値を高める)Smart(洗練された、精密で高感度な)Power(動力、エンジン)の略です
※2Honda測定値。ラゲッジボックスには、ヘルメットの形状・大きさによっては入らない場合があります

●発売日
2022年3月24日
●メーカー希望小売価格(消費税10%込み)
マットテクノシルバーメタリック
330,000円(消費税抜き本体価格300,000円)
パールジャスミンホワイト、パールダークアッシュブルー2、ポセイドンブラックメタリック
324,500円(消費税抜き本体価格295,000円)
※価格(リサイクル費用を含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません
 
●販売計画台数
(国内・年間) 8,000台

 

主要諸元

車名型式 ホンダ・8BJ-JK12
リード125
発売日 2022年3月24日
全長×全幅×全高(m) 1.845×0.680×1.130
軸距(m) 1.275
最低地上高(m)★ 0.140
シート高(m)★ 0.760
車両重量(kg) 116
乾燥重量(kg)
乗車定員(人) 2
燃費消費率(km/L)※3 52.2(国交省届出値 定地燃費値※4 60km/h 2名乗車時)
49.0(WMTCモード値 クラス1※3 1名乗車時)
登坂能力(tanθ)
最小回転半径(m) 2.0
エンジン型式 JK12E
水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ
総排気量(cm3) 124
内径×行程(mm) 53.5×55.5
圧縮比★ 11.5
最高出力(kW[PS]/rpm) 8.3[11]/8,750
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 12[1.12]/5,250
燃料供給装置形式 電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)
始動方式★ セルフ式
点火方式★ フルトランジスター式バッテリー点火
潤滑油方式
潤滑油容量(L)
燃料タンク容量(L) 6.0
クラッチ形式
変速機形式 無段変速式(Vマチック)
変速比
キャスター(度)
トレール(mm)
タイヤサイズ 90/90-12 44J
100/90-10 56J
ブレーキ形式 油圧式シングルディスク
機械式リーディング・トレーリング
懸架方式 テレスコピック式
ユニットスイング式
フレーム形式 アンダーボーン

■道路運送車両法による型式認定申請書数値(★の項目はHonda公表諸元)
■製造事業者/Honda Vietnam Co., Ltd.
■製造国/ベトナム
■輸入事業者/本田技研工業株式会社
※3 燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞など)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります
※4 定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です
※5 WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果に基づいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。

2022/01/28掲載