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新車プロファイル2021
2021年に発売された新車の情報ページです

YAMAHA XMAX ABSが2021年モデルでマイナーチェンジ

XMAX ABSが2021年モデルでマイナーチェンジ




YAMAHA XMAX ABS 車両解説

 超ド級のフラグシップモデルとして「VMAX」が隆盛を極めた時代とはまた違った、新たな“MAX”シリーズとして「TMAX」が発売開始されたのは2000年。一見スクータースタイルながらエンジンを車体側にリジッドマウントし、走りの楽しさを一般的なスポーツモデルとそん色無いレベルまで追求。“オートマチックスポーツコミューター”として独自のユーザー層を開拓した。

 その新生“MAX”のシリーズ化をイメージ付けたのが2015年の1月にインドネシア市場向けとして発表されたグローバルスクーター「NMAX125」だった。翌2016年3月になって国内にも投入されたこの「NMAX125」は、ヤマハが走りの楽しさと燃費、環境性能の両立を高次元で具現化する“BLUE CORE”思想に基づいた次世代小型エンジンを搭載するニューモデルでもあった。

1)高効率燃焼、2)高い冷却性、3)ロス低減、の3点を徹底的に追求するというのが“BLUE CORE”エンジンの開発思想で、2014年8月にベトナムで発売した女性向けスクーター「Nozza Grande」へ搭載し、実に従来の同クラスモデル比で50%もの燃費向上を達成したという。「NMAX125」の最大の特徴といえるのがこの“BLUE CORE”エンジンで、VVA(可変バルブ)機構、冷却性とスペース効率に優れたラジエター、ロス馬力低減を図るオフセットシリンダーなどを主な特徴としていた。おなじ“MAX”ファミリーでも、さらなる新世代では走りの楽しさばかりではなく、環境性能も追求しているのが特徴だ。

 2017年4月には、平成28年国内排出ガス規制対応の155cc版エンジンを搭載する「NMAX155」が登場。余裕の走りと高速道路も利用できるさらなる使い勝手の良さを提供する軽二輪版の“MAX”ファミリーの誕生だった。

 そして2018年1月、新“MAX”ファミリーにフルサイズ250版、軽二輪クラスの“MAX”として新たに投入されたのが「XMAX ABS」だった。新“MAX”ファミリーの共通アイコンといえる精悍な2眼ヘッドライト採用のフロントフェイスに、おなじみ“ブーメランライン”を基調とするスタイリング、そして新設計、排気量249㏄の“BLUE CORE”エンジンを搭載していた。リアはスクーターで一般的なユニットスイング方式ながら、フロントにはモーターサイクルタイプの本格的なフロントフォークタイプを採用して「TMAX」からのスポーツコミューター的な走りのDNAを受け継いでいる。

 2019年4月には、カラー設定の変更で2019年モデルとして発売されたが、今回もカラーリングの変更のみで2020モデルとなっている。

 新色3色と継続色2色のランナップで、新色の「マットグリーニッシュグレー」は、2020年の「MAXシリーズ」のブランドカラーとして、グリーンがかったマットダークグレーを基本色とした新規性が高く洗練されたカラーリングに。「マットブルー」は現行モデルの基本色をアップデートし、上質さを向上。「マットブラック」はそれまでの基本色を継続しつつ、ゴールドホイールなどコンポーネントカラーを刷新してアグレッシブな印象をアップ。以上が新色で、現行の「マットシルバー」と「マットレッド」を継続販売としていた。

 今回は、エンジンの平成32年排出ガス規制適合化を図りながら、シート表皮やスマートキーの質感向上、ヘッドランプの光量アップに加え、カラーリングをアップデートされた。

 “マットグレー”は、ホイールやグラフィックにブルーを配色し、パフォーマンスの高さを感じさせるカラーに。“グレー”は、ソリッドで艶のあるグレーを採用し。“マットダークグレー”は、ダークトーンのボディと、ホイールなどにあしらったゴールドのコンビネーションで洗練された質感を表現。“マットブルー”は、スポーティさとトレンド感を兼ね備え、前モデルでも採用したMAXシリーズで定評のあるカラー、計4色のラインナップとなった。
 

XMAX。「マットブルーイッシュグレーメタリック3」(マットグレー)。
XMAX。「パステルダークグレー」(グレー)。

 

XMAX。「マットダークグレーメタリック8」(マットダークグレー)。
XMAX。「マットダークパープリッシュブルーメタリック5」(マットブルー)。

 

★ヤマハ ニュースリリースより (2021年6月2日)

「XMAX ABS」をマイナーチェンジ
~排出ガス規制に適合させ、「MAX シリーズ」らしい上質な4 色で展開~

 
 ヤマハ発動機株式会社は、“BLUE CORE(ブルーコア)※”エンジンを搭載するスポーツスクーター「XMAX ABS」をマイナーチェンジし、2021年モデルとして7月28日に発売します。

 2021年モデルは、エンジンの平成32年排出ガス規制適合化を図りながら、シート表皮やスマートキーの質感向上、ヘッドランプの光量アップに加え、カラーリングをアップデートしました。

“マットグレー”は、ホイールやグラフィックにブルーを配色し、パフォーマンスの高さを感じさせるカラーです。“グレー”は、2021年モデルの各MAXシリーズでも採用しているソリッドで艶のあるグレーを採用し、トレンディかつスポーティなイメージを表現しています。“マットダークグレー”は、ダークトーンのボディと、ホイールなどにあしらったゴールドのコンビネーションで洗練された質感を表現しています。“マットブルー”は、スポーティさとトレンド感を兼ね備え、前モデルでも採用したMAXシリーズで定評のあるカラーです。

「XMAX ABS」は、精悍な2眼ヘッドランプやブーメランをイメージしたサイドカバーといった「MAXシリーズ」のイメージを受け継ぐ上質なスタイリングに、軽快な走行性能や快適性・実用機能をバランスさせたモデルです。製造は、インドネシアのグループ会社YIMM ( PT.Yamaha Indonesia Motor Manufacturing)が行います。

※ BLUE CORE:ヤマハ発動機株式会社は、“走りの楽しさ”と“燃費・環境性能”の両立を高次元で具現化するエンジン設計思想として、2014年より“BLUE CORE” を掲げています。この思想は高効率燃焼、高い冷却性、ロス低減の3点にフォーカスして性能実現を図るもので、「XMAX ABS」のエンジンもこの“BLUE CORE”思想に基づき開発しました。商標登録第5676267 号。

 

<名称>
「XMAX ABS」
 
<発売日>
2021年7月28日
 
<メーカー希望小売価格>
654,500円(本体価格 595,000円/消費税 59,500円)
※メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(除く消費税)、登録などに伴う諸費用は含まれていません。
 
<カラーリング>
・マットブルーイッシュグレーメタリック3(マットグレー)
・パステルダークグレー(グレー)
・マットダークグレーメタリック8(マットダークグレー)
・マットダークパープリッシュブルーメタリック5(マットブルー)
 
<販売計画>
1,300台(年間、国内)

主要諸元

車名型式 8BK-SG70J
XMAX ABS
発売日 2021年7月28日
全長×全幅×全高(m) 2.185×0.775×1.415
軸距(m) 1.540
最低地上高(m) 0.135
シート高(m) 0.795
車両重量(kg) 179
乾燥重量(kg)
乗車定員(人) 2
燃費消費率(km/L) 41.2(国交省届出 定地燃費値 60km/h 2名乗車時)※2
33.8(WMTCモード値 クラス2 サブクラス2-2 1名乗車時)※3
登坂能力(tanθ)
最小回転半径(m)
エンジン型式 G3P9E
水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ
総排気量(cm3) 249
内径×行程(mm) 70.0×64.9
圧縮比 10.5
最高出力(kW[PS]/rpm) 17.0[23]/7,000
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 24[2.4]/5,500
燃料供給装置形式 フューエルインジェクション
始動方式 セルフ式
点火方式 TCI(トランジスタ式)
潤滑油方式 セミドライサンプ
潤滑油容量(L) 1.70
燃料タンク容量(L) 13
クラッチ形式 乾式、遠心、シュー
変速機形式 Vベルト式無段変速/オートマチック
変速比 2.458~0.767
キャスター(度) 26°30′
トレール(mm) 95
タイヤサイズ 120/70-15 M/C 56P
140/70-14 M/C 62P
ブレーキ形式 油圧式シングルディスク
油圧式シングルディスク
懸架方式 テレスコピック式
ユニットスイング
フレーム形式 バックボーン

*1:燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります。
*2:定地燃費値は、車速一定で走行した実測の燃料消費率です。
*3:WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。

「XMAX ABS」フィーチャーマップ
・⼤型LCD 採⽤マルチファンクションメーター
・前後調整可能ハンドル
・LED2眼ヘッドランプ(Lo2 灯、Hi1 灯)
・モーターサイクルタイプのテレスコピック型フロントサスペンション
・ヘルメット2個、またはA4 サイズバックが収納可能なシート下トランク(サイズによって収納できない場合もあります)
・LEDテールランプ
・平成32年排出ガス規制適合化、249cm3、⽔冷4ストロークSOHC・4バルブ・FI・CVT エンジン
・コンパクト化に貢献する⼀体式鍛造クランクシャフト
・⼤型LCD採⽤マルチファンクションメーター
・軽量設計フレーム
・懸架最適設計のリンク式エンジンマウント
・⾼さ調整可能なウィンドシールド
・トラクション・コントロール・システム
・ABS 装備
・スマートキーシステム
・13Lフューエルタンク




2021/06/02掲載