●SUZUKI レッツ/アドレスV50 車両解説
2004年10月に、それまでの2ストロークエンジンから4ストロークエンジンへと変わったレッツ・シリーズ。これにより平成18年国内二輪車排出ガス規制をクリアするとともに低燃費、そして優れた始動性をも獲得した。そして、2008年3月に“ハンドルポケット”の採用や、丸みのあるスタイリングの中に直線的なラインを取り入れた新スタイルのレッツ5シリーズが登場。このレッツ5へと全面的にバトンタッチされるかと思われたが、レッツ4は引き続きスズキの原付スクーターの主力として継続発売されてきた。
2010年の9月にレッツ4バスケットが、レッツ5との統合を行った新エンジンを搭載する新レッツ4シリーズの一番手として登場。その後レッツ4の本体方もレッツ5エンジンとの統合が行われた。レッツ5も、2013年6月に初のマイナーチェンジ等を受けて継続販売されていた。レッツ4は、その後、2011年12月にはカラーチェンジを受けて2012年モデルに。2012年4月には、春の特別色として明るい色合いの「オーキッドピンク」、「ネーブルオレンジ」の特別色を設定して発売。2012年12月には車体色の設定を変更して2013年モデルとなった。2013年12月に車体色の変更を受け、新色1色に継続色3色の計4色の設定となったのがレッツ4としては最後のマイナーチェンジとなった。
2015年3月、レッツ・シリーズ全体がフルモデルチェンジし、車名も数字が付かないシンプルな「レッツ」とデラックス仕様の「レッツG」というラインナップとなった。新型レッツの最大の特徴は、フューエルインジェクションエンジンの第2世代といえる「SEP」(SUZUKI ECO PERFORMANCE)エンジンの採用で、燃費効率を大幅に向上させている。
ちなみに一足早く、2014年12月11日に発売されたレッツGは、新型レッツ・シリーズのデラックス仕様といえるモデルで、ミラー、グリップエンド、リアグリップにメッキ処理を追加、ホイールをシルバーに、車名の入ったエンブレムをフロントとボディサイドに貼付、2種類の表皮を切り替えてパイピング処理を施したシート、そして専用の車体色を採用している。スタンダードモデルのレッツ特徴としては、U字ロックホルダー付のリアキャリアが採用されている点くらい。車体色は専用で4色を設定。
直近では、2019年12月にカラーラインナップを変更。レッツでは、新色の「スウィートブラウンNo.2 (PBT)」と、既存色の「パーセクブルーNo.4 (Y2W)」、「ブラヴォドブラック (W9K)」、「ソリッドスペシャルホワイトNo.2 (30H)」の全4色の設定とされていた。
今回のマイナーチェンジもカラーラインナップの変更のみで、新色の「サンディベージュ (PSE)」と、既存色「パーセクブルーNo.4 (Y2W)」、「ブラヴォドブラック (W9K)」、「ソリッドスペシャルホワイトNo.2 (30H)」の全4色設定とした。
★SUZUKI ニュースリリースより (2020年11月25日)
スズキ50ccスクーター「レッツ」のカラーリング変更、及び
「アドレスV50」のメーカー希望小売価格を改定して発売
スズキ株式会社は、50cc原付一種スクーター「レッツ」のカラーリング変更及び、「アドレスV50」のメーカー希望小売価格を改定して、「レッツ」を2020年12月8日(火)、「アドレスV50」を2021年1月8日(金)より発売する。
- ●主な変更点
- レッツ
- ・車体色の変更
- 新色の「サンディベージュ (PSE)」と、既存色「パーセクブルーNo.4 (Y2W)」、「ブラヴォドブラック (W9K)」、「ソリッドスペシャルホワイトNo.2 (30H)」の全4色設定とした。
- ※諸元、価格に変更は無い。
- アドレスV50
- ・メーカー希望小売価格の改定
- モデル記号UZ50XM1より、以下の金額に改定する。
旧)UZ50XM0 178,200円 (消費税10%込) → 新)UZ50XM1 182,600円 (消費税10%込) - ※カラーリング、諸元に変更は無い。
- ●「レッツ」「アドレスV50」共通の主な特長
- ・SEP(SUZUKI ECO PERFORMANCE)エンジンによりWMTCモード値53.4km/L※1の低燃費を実現。
- ・シート後方下部に、駐輪時のスタンド掛けを容易にするスタンドグリップを装備。
- ・フルフェイスヘルメットが1個収納できるシート下トランクスペース。※2
- ・鍵穴へのいたずらや盗難を抑止するシャッター付キーシリンダーを装備。
- ※1 WMTCモード値。WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。
- ※2 形状、大きさによりシート下トランクスペースに収納できないヘルメットもある。
- 最大積載許容重量10kg。
- ●「レッツ」の主な特長
- 軽量・低燃費で使い勝手に優れ、親しみやすい柔らかさと原付らしい軽快さを併せ持つデザインとすることで、年齢・性別問わず、長くお使いいただけるスクーターとした。
- ・U字ロックホルダー付リヤキャリアを装備。※3
- ・グローブやペットボトルなどの小物が入る便利なフロントインナーラック※3(コンビ二用フック付)を装備。
- ・丸型ヘッドライトを採用し、メッキリングで装飾したイメージとした。
- ・足つき性に貢献するカットフロアボードを装備。
- ※3 最大積載許容重量3kg
- ※4 最大積載許容重量 フロントインナーラック1.5kg、コンビ二用フック1.5kg。
- ●「アドレスV50」の主な特長
- スポーティーな外観とゆとりのある乗車ポジションで、「レッツ」と共通のSEPエンジンの搭載により優れた燃費性能とした。
- ・フロントからリヤまで一体感のある、直線基調のスポーティーな外観。
- ・シート高やハンドルバーの位置を高めに設定することで、ゆとりのある乗車ポジションを実現。
- ・グローブやペットボトルなどの小物が入る便利なフロントインナーラック※5
- ・通勤・通学に便利な大型かばんホルダーを装備※6
- ※5 形状によりフロントインナーラックに収納できないペットボトルもある。最大積載許容重量1.5kg。
- ※6 形状、大きさにより合わないかばんもある。最大積載許容重量1.5kg
- 商品名
- レッツ(UZ50M1)
- メーカー希望小売価格
- 166,100円(消費税抜き 151,000円)
- 価格(リサイクル費用を含む)には、保険料、税金(消費税を除く)、登録等に伴う費用は含まれない。
- メーカー希望小売価格(消費税込み)は、消費税率の変更により変更される。
- 発売日
- 2020年12月8日
- 車体色(4色) サンディベージュ(PSE)、パーセクブルーNo.4(Y2W)、ブラヴォドブラック(W9K)、ソリッドスペシャルホワイトNo.2(30H)
- 商品名
- アドレスV50(UZ50XM1)
- メーカー希望小売価格
- 182,600円(消費税抜き 166,000円)
- 価格(リサイクル費用を含む)には、保険料、税金(消費税を除く)、登録等に伴う費用は含まれない。
- メーカー希望小売価格(消費税込み)は、消費税率の変更により変更される。
- 発売日
- 2021年1月8日
- 車体色(4色) グラスミッドナイトブラウン (YWG)、マットステラブルーメタリック (YUA)、グラスシャインブラック (YGS)、スプラッシュホワイト(YDG)