ホンダ GROMレースベース車 車両解説
斬新で個性的なデザインのいわゆる“FUNバイク”として2013年6月に国内で発売開始されたグロム。もともとその年の1月に「MSX125」としてタイで生産が開始され、同国内で発売されたモデルを日本市場へも導入したもので、国内の原付二種ブームに合わせて125ccクラスのスポーツモデルのラインナップを充実させるためのモデルでもあった。
タイとの絆が強いそのグロムだが、10月21日にタイでいち早く新型のグロムが発表された。その新型グロムをベースにした“GROM レースベース車”が一足先に国内お披露目となった。発売予定日が3月中旬というから、それまでに公道モデルも国内発売が開始されるだろうからお楽しみに。
マシンの概要をざっと紹介しておくと、レースに不要な保安部品等を取り外し、HRC KITパーツのECU、ハーネス、各種切り替えスイッチ等を組み込み、HRCがサービスショップに供給。さらにサービスショップが独自開発したレース走行に必要なパーツ(カウル・ステップ・マフラー等)を組み込み、レース用コンプリート車としてサービスショップより販売するというスタイルになるそうだ。
また、HRCではこのGROMレースベース車を使ったワンメイクレース「HRC GROM Cup」を全国のサーキットで開催するというからこちらも期待したい。
★ホンダ ニュースリリースより (2020年10月22日)
新型「GROMレースベース車」を発売
株式会社ホンダ・レーシング(以下HRC)は、ミニバイクのサーキット入門機種として好評を得ている「GROM レースベース車」の新型を2021年3月より全国のHRCサービスショップ(以下サービスショップ)に供給します。
新型「GROMレースベース車」は、21日にタイで発表した新型GROMをベースに、レースに不要な保安部品等を取り外し、HRC KITパーツのECU、ハーネス、各種切り替えスイッチ等を組み込み、HRCがサービスショップに供給。さらにサービスショップが独自開発したレース走行に必要なパーツ(カウル・ステップ・マフラー等)を組み込み、レース用コンプリート車としてサービスショップより販売します。
また、HRCではこのGROMレースベース車を使ったワンメイクレース「HRC GROM Cup」を全国のサーキットで開催。モータースポーツの感動を体感できる環境を整えました。
※「HRC GROM Cup」の詳細についてはHRCホームページhttps://www.honda.co.jp/HRC/をご確認ください。
※掲載画像はレースコンプリート仕様のイメージで装着部品およびカラーリングは実際の販売車両と異なります。
※「GROMレースベース車」はサーキット走行専用車であり、一般公道での走行はできません。
※登録してナンバーを取得することはできません。
※保証の対象外製品となります。
※レースに参加される際は、各レースのレギュレーションに合わせた仕様に変更のうえ、ご利用ください。
- ■販売概要(レースコンプリート車)
- 1,500台
- ●販売元
- HRCサービスショップhttps://www.honda.co.jp/HRC/serviceshop/
- ※レース走行に必要なパーツ(カウル、サイレンサー、ステップ等)を組み込み、コンプリート車として販売
- 発売時期
- 2021年3月中旬
- 小売価格
- 各サービスショップにご確認ください
- ※レースコンプリート車の発売時期、小売価格の詳細は、HRCサービスショップにお問い合わせください。
- ※価格にはリサイクル費用が含まれています。