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新車プロファイル2020
2020年に発売された新車の情報ページです

YAMAHA ハイブリッド・ネイキッド、TRACER900 ABS/TRACER900 GT ABSに新色登場

ハイブリッド・ネイキッド、TRACER900 ABS/TRACER900 GT ABSに新色登場

●YAMAHA TRACER900 ABS/TRACER900 GT ABS 車両解説

新時代の“MT”シリーズとして開発された“MT-09”。水冷3気筒、846cc、DOHC4バルブF.I.エンジンを搭載する「ネイキッドとスーパーモタードの異種交配造形による個性的なデザイン」を持つマシンとして、2014年4月に発売が開始されている。後を追うように8月に発売されたツインエンジン搭載の弟分、MT-07とともにクラスのトップを争う人気を集めることに成功した。ヤマハらしい先進的なデザインはもちろんだが、新世代のMTシリーズのエンジンは、MotoGPマシン“YZR-M1”のヒューマンフレンドリーなハイテク技術“クロスプレーン・コンセプト”に基づいて開発された扱いやすいハイパワーというのも人気の一因だろう。

車体は、アルミダイキャスト製ダイヤモンドタイプフレームで、外側締結リアアームの採用など、最新テクノロジーを導入することで市街地での楽しい走りを狙いとした方向で開発されている。YCC-T(ヤマハ電子制御スロットル)およびD-MODE、マスの集中に貢献する一体成型のエキゾーストパイプ&サイレンサー、アルミテーパーハンドル、ラジアルマウント式フロントブレーキキャリパー、アルミ鍛造ブレーキ&シフトペダルなどを採用。そしてなにより極めつけは、188kgというMT-09の装備重量が性格のすべてを物語っていると言えるのでは。

その人気のMT-09シリーズに、2015年2月にラインナップに加わったのがMT-09 TRACER ABSだ。最大の特徴は、レイヤー構造を取り入れたフロントカウルで、ロングツーリング指向のオンオフ寄りのイメージをさらに強めたデザインを採用。標準装備のハンドルカバーの造形などとともにツーリング時の快適性の向上を図っている。好みによりハンドル、シート、フロントスクリーンの調整が可能で、視認性の高い多機能メーターパネルや、十分な配光特性を備えたフルLEDヘッドライト、そしてトラクションコントロールの採用などなど、快適な“アドベンチャーツーリング”性能を備えている。

ちなみに、このMT-09 TRACERは、ヤマハが2013年から進めている“中期経営計画”のなかで、二輪車事業の新たな取り組みとして“基本プラットフォームをベースにしたバリエーション展開の拡大”を狙ったモデルの第一弾でもあった。

2016年4月には、このMT-09 TRACER ABSにブルーとガンメタを組み合わせた最近のヤマハテーマカラーといえる新色「ダークブルーイッシュグレーメタリック8」が設定されている。2017年の2月には初のマイナーチェンジとして、A&S(アシスト&スリッパー)クラッチの採用とともに新色が設定された。また、TCS(トラクション・コントロール・システム)も従来のオン・オフのみの選択から、オンの“1(弱)”“2(強)”そして“オフ”が選べる2モード選択式が新たに採用されている。

2018年4月、このMT-09 TRACERが2018年モデルとなるにあたって、より快適な乗り心地とツーリング機能の強化が行われた。具体的には、フロントスクリーンをリデザイン、新設計ハンドルバー、ブラッシュガードの採用、前後シートの再開発、サイドケース用マウントの設定、60mm延長でトラクションアップさせた新型リアアームなど。また2018年モデルでは車名から「MT-09」が外され単純に「TRACER900」とされた。

もう一つのトピックスは、このマイナーチェンジに合わせて、上級バリエーションの「GT」がラインナップされたことがあげられる。2018年型のTRACER900をベースに、アジャスタブルフロントフォークの採用、プリロード調整が可能なリモート操作機構を採用したリアサスの採用、フルカラーTFT液晶マルチファンクションディスプレイを採用、クルーズコントロールシステムの導入、グリップウォーマーの装備などが行われている。こちらTRACER900 GT ABSは若干発売が遅れて6月に発売開始された。

2019年3月発売の2019年モデルは、新色の「ブルーイッシュグレーソリッド4」が追加され、継続色の「マットダークグレーメタリック6」2色のラインナップとなっていた。

今回、2020年モデルの発売にあたってもカラーリングの変更のみで、TRACER900 ABSでは、マットダークグレーとレッドを組み合わせた新色と、マットグレーとブルーをあしらった新色の2モデルに。TRASCER900 GT ABSの方は、マットダークグレーの新色と、ブラックとマットブルーの継続色2色とのラインナップとしている。

 

TRACER900 ABS「マットダークグレーメタリック6」(新色)。
TRACER900 ABS「マットブルーイッシュグレーメタリック3」(新色)。

 

TRACER900 AGT ABS「マットダークグレーメタリック6」(新色)。

 
 

★ヤマハ ニュースリリースより (2020年2月5日)

スポーツツーリングモデルの個性やハイパフォーマンスイメージを強調
「TRACER900 GT ABS」「TRACER900 ABS」新色を発売

 ヤマハ発動機株式会社は、水冷・4ストローク・DOHC・直列3気筒・4バルブ・845cm3 エンジンを搭載するスポーツツーリングモデル「TRACER900 GT ABS」※および「TRACER900 ABS」のカラーリングを変更し、2月25日より発売します。

“マットダークグレー”はマットダークグレーとレッドを組み合わせ、大人の落ち着きとスポーティさを表現しました。“マットグレー”は当社スーパースポーツのフラッグシップモデル「YZF-R1」の2020年モデルとリレーションを図ったマットグレーとブルーをあしらい、上質なスポーツツーリングイメージを更新しました。なお、「TRACER900 GT ABS」の“ブラック”および“マットブルー”は継続して販売します。

「TRACER900 GT ABS」「TRACER900 ABS」は、“Two Sides of the Same Coin: Sports and Travel”をコンセプトに開発しました。市街地からツーリングまで幅広い用途でスポーティかつ快適な走りを楽しめるモデルで、お客様から支持を得ています。

※ 「TRACER900 GT ABS」は、「TRACER900 ABS」をベースに、フルアジャスタブル式倒立フロントサスペンションやクルーズコントロールシステム、クイック・シフト・システム(QSS)、グリップウォーマーなどを採用し、ツーリングの快適性を向上させた上級モデルです。

 

<名称>
「TRACER900 ABS」
<発売日>
2020年2月25日
<メーカー希望小売価格>
1,133,000円 (本体価格1,030,000円/消費税103,000円)
※メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(除く消費税)、登録などに伴う諸費用は含まれません。
<カラーリング>
・ダークグレーメタリック6(マットダークグレー/新色)
・マットブルーイッシュグレーメタリック3(マットグレー/新色)
 
<名称>
「TRACER900 GT ABS」
<発売日>
2019年3月1日
<メーカー希望小売価格>
1,221,000円 (本体価格1,110,000円/消費税111,000円)
※メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(除く消費税)、登録などに伴う諸費用は含まれません。
<カラーリング>
・マットダークグレーメタリック6(マットダークグレー/新色)
・ブラックメタリックX(ブラック/継続版売)
・マットダークパープリッシュブルーメタリック1(マットブルー/継続販売)
 
<販売計画>
800台(シリーズ合計/年間、国内)
 
2020/02/05掲載