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レース・イベント






■文・写真:高山正之

 10月19日(土)、20日(日)の2日間にわたり、第27回カフェカブミーティングin青山が盛況に開催されました。会場のHondaウエルカムプラザ青山(Honda青山ビル1階)には、全国から個性的なカブファミリーが集結しました。
 Honda青山ビルは、来年春以降に建て替えのため閉鎖されます。そのため、今年は現行のビルでは最後のカフェカブイベントになりました。そのせいか、運営側も参加者も熱の入り方が高かったように思えました。
 参加台数は、19日が210台、20日が225台でした。それぞれ抽選で250台が選出されましたが、天候不順などで参加を見合わせたものと思います。二輪見学者用の地下駐車場は、2日間で延べ560台の利用がありました。合計すると、約1000台のカブファミリーが青山に駆けつけたことになります。
 では、イベントの様子をダイジェストで紹介いたします。

#カフェカブミーティング
#カフェカブミーティング
すっかり青山の秋の風物詩となったカフェカブミーティング。この光景は見納めです。

#GSX-S/R Meeting
特別展示の2台。(左) は1997年 リトルカブ(二輪車生産1億台記念車)、そして(右)は1996年 カブラキット装着車。

#カフェカブミーティング
歴代カフェカブイベント写真パネルと、Hondaのグローバルブランドスローガンをあしらったスペシャルカブ。
#カフェカブミーティング
歴史を感じさせる歴代記念ピンズをあしらったタペストリー。記念撮影する人が多くみられました。

#カフェカブミーティング
#カフェカブミーティング
2階ロビーでは、1962年制作の会社案内映像『This is HONDA』の放映や、カブ関連図書コーナーが設けられました。このロビーからは、特別感のある展示風景が見られました。

■ほんの少しですが、会場で気になったカブ達です。

#カフェカブミーティング
カブ1億台記念車をモチーフに製作。
#カフェカブミーティング
カブラキットとカラーリングが絶妙。

#カフェカブミーティング
ノーマル風が何故か目立ちます。
#カフェカブミーティング
収穫の喜びが感じられるカブ。

#カフェカブミーティング
カブF型は今でも健在です。
#カフェカブミーティング
アメリカで販売されたパスポート。

#カフェカブミーティング
交通安全と天気の子カブ。
#カフェカブミーティング
トリコロールがきれいなC125。

 カフェカブ恒例のバイクフォーラムはThis is Hondaをテーマに、スーパーカブ誕生ストーリーとともに、人々の生活を支えてきたことを紹介。また、本田技研の経営基盤を支え、F1や四輪事業への参画に重要な役割を果たしたことなどが紹介されました。

#カフェカブミーティング
#カフェカブミーティング
ゲストは、ノンフィクション作家として、本田宗一郎伝やスーパーカブの本を執筆された中部博さん。そして女優として活躍しスーパーカブ110のオーナーでもある小野木里奈さん。

#カフェカブミーティング
#カフェカブミーティング
カスタマイズの楽しさの話から、カーボンニュートラルの将来の話題まで、有意義なフォーラムになりました。

■カフェカブイベントの恒例となっている、各賞の表彰の様子です。
【遠来賞】

#カフェカブミーティング
19日は福岡県から参加された方。
#カフェカブミーティング
20日は山口県から参加の方が受賞。

【最年長賞】

#カフェカブミーティング
19日はCT110で参加の78歳の方。
#カフェカブミーティング
20日はクロスカブで参加の84歳の方。

【最年少賞】

#カフェカブミーティング
19日は22歳の4名のオーナー。
#カフェカブミーティング
20日は21歳の2名のオーナー。

【ゲスト賞】

#カフェカブミーティング
#カフェカブミーティング
両日ともに、中部さんと小野木さんが選んだゲスト賞が贈られました。お気に入りの1台を選ぶのに、とても苦労していました。

【人気投票第3位】

#カフェカブミーティング
19日の受賞者。
#カフェカブミーティング
20日の受賞者。

【人気投票第2位】

#カフェカブミーティング
19日の受賞者。
#カフェカブミーティング
20日の受賞者。

【人気投票第1位】

#GSX-S/R Meeting
19日の1位に輝いたのは、カブF型エンジンを搭載した日研工業製のカブスター。

#カフェカブミーティング
1950年代初期に生産された模様。日本で現存するのは、この1台かもしれません。
#カフェカブミーティング
Cub Star NIKKENのエンブレムはオリジナルです。

#カフェカブミーティング
#カフェカブミーティング
20日の1位は、ジョルカブの外装をアルミを叩き出して制作したオーナーが受賞。大阪から自走で参加されました。カフェカブパーティーin関西には参加されたことがありますが、青山は初参加で1位に輝きました。

【地下駐車場】

#カフェカブミーティング
#カフェカブミーティング
二輪見学者用に開放された地下駐車場にも個性豊かなカブが見られました。地下でも交流が図られ、地下ファンも多いようです。

 1997年11月3日文化の日、数名の発起人によってHondaウエルカムプラザ青山で第1回目のカフェカブイベントが開催されました。『文化の日に、歴史が長く販売台数が圧倒的に多いスーパーカブのファンに集まっていただき、バイク文化を語り合おう』という高邁な精神でスタートしました。その後、継続を重ねる毎に参加するファンが多くなりました。
 Honda青山ビルは、展示できる台数が限られていますので、2015年から土・日曜日の2日間の開催になり、現在に至っています。関西や九州のファンから、ぜひこちらでもイベントを開催して欲しい、という要望に応え、発起人の一人である中島氏(現カブ工房代表)がカフェカブパーティーin京都(のちに関西)、九州、北海道の3か所で開催するまでに発展しました。
 現・Honda青山ビルでの開催は一旦終了しますが、全国には沢山のカブイベントがあります。自分に合ったイベントを見つけてこれからもカブライフを楽しんでください。
(レポート・写真:高山正之)

#カフェカブミーティング
#カフェカブミーティング
参加者にプレゼントされた記念ピンズ。Thanks! 1997-2024があしらわれています。裏面にはCA100の説明文と、参加者にこれまでの感謝を込めたメッセージが添えられています

#GSX-S/R Meeting
記念パネルを背景に愛車の記念撮影。

[カフェカブパーティーin九州レポート』へ]

2024/11/01掲載