第3回カフェカブパーティーin北海道に参加 =雨また雨の1500キロ=
7月17日(日)、北海道洞爺湖町の「有珠山噴火記念公園」で第3回カフェカブパーティーin北海道が3年ぶりに開催されました。
今回は、エントラント兼お手伝いスタッフとしてスーパーカブ110で駆けつけました。
往路は、約40年ぶりとなる北海道までのフェリー旅です。茨城県の大洗から乗船したかったのですが、1か月前にすでに満席。仙台発苫小牧行のフェリーを予約し、復路は青函フェリーを利用して青森から陸路を走る6泊7日のツーリングとなりました。
5月のカフェカブパーティーin関西は、往復快晴に恵まれたツーリングでしたが、今回はほとんど期待できない長期予報でした。雨男になる決意をして、1日目は福島県郡山市まで230キロを走る余裕のルートです。幸運にも昼過ぎまではドライコンディションでしたが、残り100キロは土砂降りでした。
2日目も130キロ程度を走る余裕の移動です。仙台港には土砂降りの中到着。悪天候の中、続々とバイク乗りが集まりその数約30台。ほとんどが大排気量バイクで原付は私のスーパーカブ110だけでした。
デッキでのんびり夏の陽を浴びるような優雅な旅とは真逆で、フェリーは荒天のために揺れが続き15時間の船旅のほとんどを寝て過ごしていました。
3日目は無事に苫小牧港に到着。フェリーを降りて陸地に足をつけた時の感覚は、何10年経っても感慨深いものがあります。北海道も雨模様で、しかも肌寒い天候です。太平洋を左手に見ながら、洞爺湖を目指し淡々と130キロを走り、14時にカフェカブパーティーの会場に到着。運営スタッフで私が一番乗りでした。
4日目の17日(日)は、3年ぶりの開催となるカブ乗り達のためのイベントです。当日は、昼前から本降りの雨になる予報です。予報が外れることを祈りながら、続々と到着するライダーに挨拶しながら受付をフォローしました。
運営スタッフは、土砂降りの中で後片付けに追われましたが、16時半に完了。私は、洞爺湖から函館市まで走らなければなりません。雨の中をわき目もふらず、150キロ先の函館を目指し南下しました。函館市のホテルには3時間後に到着。小休止時間を含めた平均速度は50km/h。さすが北海道です。
5日目は、函館市内をブラブラ走り、早めに青函フェリー乗り場に到着。北海道はイベント参加と雨のために、駆け足で通過してしまいました。もったいない。
6日目も朝から雨です。青森市から秋田市を経由し、私が育った山形県庄内町のお墓に寄って、山形市まで420キロを走る行程です。山形県内は、自動車専用道路の建設が急ピッチで行われていました。一般道路を走っていると、専用道路に誘導されてしまうので注意が必要でした。原付には走りにくい道路事情になりつつあります。雨また雨の走行で1枚も撮影しませんでした。
7日目は、埼玉県所沢市まで370キロを走る行程です。最終日はようやくレインスーツを着ることもなく走行できました。スーパーカブ110は、豪雨でも酷暑の中でも機嫌よく走ってくれました。わずか110ccのエンジンで一般道をリードできるのですから、改めて感心しました。駆け足ツーリングの走行距離は、1475キロ。平均燃費は63.6km/リットルでした。
今回は、カフェカブパーティーを主宰しているカブ工房代表の中島氏が製作した“お尻が痛くならない魔法のシート”に加え、”6リットルタンク”を新たに装着したロングツーリング仕様にしました。外観からはほとんど分かりませんが、”ストレス軽減カスタマイズ”の魅力を実感できました。疲れないので注意力も落ちず、事故防止にも役立ちました。
次の目標は、10月30日(日)に計画されているカフェカブパーティーin九州(熊本)に参加することです。積載性に工夫すれば、私にとって最強のツーリングバイクになるはずです。
1955年山形県庄内地方生まれ。1974年本田技研工業入社。狭山工場で四輪車組立に従事した後、本社のモーターレクリエーション推進本部ではトライアルの普及活動などに携わる。1994年から2020年の退職まで二輪車広報活動に従事。中でもスーパーカブやモータースポーツの歴史をPRする業務は25年間に及ぶ。二輪業界でお世話になった人は数知れず。現在は趣味の高山農園で汗を流し、文筆活動もいそしむ晴耕雨読の日々。愛車はホーネット250とスーパーカブ110、リードのホンダ党。