ゴールデンウイークはずっとパートのお仕事をしてまして、何にもできず、どこへも行かずにあっという間に終わってしまいました。
その代わり、9日、10日、11日と三連休が取れたんで、久しぶりに東北方面にツーリングに行こうかと予定を立てたのですが、このところ急に寒気の戻りがあり、さすがにテントで寝るのはヤバイかな、と、あっさり取りやめ。どっか近場を日帰りでブラブラしてくることにしたのです。
「宇都宮に行って、ギョーザを食べてくるか!?」とか「碓氷峠行って、釜めし買ってくるか!?」とか「昔いろいろ議論された八ッ場ダムを見てくるか!?」とか、いろいろ考えたのですが、そういや湯河原にはまだ行ったことなかったな、と思いまして、今回行ってみることにしたのです。
朝八時半、高円寺のアパートを出発。カンパチ(環状8号線)からいつものように、ニーヨンロク(国道246号線)に入って南下していきましょう。
厚木から小田原厚木道路に乗っかり、青空に浮かぶ富士山の姿を横目で眺めながら飛ばしていくと、すぐに小田原に着いちゃいました。
そのまま西湘バイパスから熱海ビーチラインに入るつもりでしたが、一部、工事のために通行止めになってまして、小田原で降りて下道を走ります。
国道1号線から国道135号線へ。海沿いを走る道は交通量は多いもののスムーズに流れていきます。
何度か行ったことがある熱海の少し手前にある「伊豆山」の交差点から県道102号線に右折し、急な坂道を上がっていくと「伊豆山神社」へ到着です。
ここは縁結びの神様として有名なところらしいです。創建は紀元前4-5世紀と言われるほど歴史が古く、赤白二頭の龍がシンボルとされています。赤龍は火、白龍は水。つまり温泉を見守っているのだそうですよ。
ここから階段を八百五十段ほど降りて、海岸近くまで行くと、源泉が湧いているのを見られます。「走り湯」という名前があるのですが、昔は山の中腹に湧いたお湯が山肌を走るように海へ向かって流れていたので、そう呼ばれるようになったそうです。
来た道を少し戻り、県道102号をグングンと上ります、そして下っていけばようやく湯河原の温泉街が見えてきました。
ここは万葉集にも詠まれた古湯で、昔から湯治場として賑わってきたところです。また文人や画家たちもよく静養に訪れていたようですよ。
いくつも日帰り湯があるのですが、一番入りやすそうな「こごめの湯」でひとっ風呂浴びてまいりやしょう。
しばしのんびりしたあと、バイクに跨ります。温泉に貼ってあったポスターに「幕岩」というのが写っていたので、ちょいと行ってみることにします。
20分ほど走り、幕山公園に到着。湯河原梅園が広がるきれいなところでした。その裏手に山があるのですが、ここは溶岩が固まってできた「柱状節理」になってまして、遠くから見ると芝居小屋の幕みたいに見えるので「幕岩」なんだそうです。
そのあとは真鶴半島をブラブラして、自負へのご褒美(何の!?)として、ちょっと高めの地魚定食なんぞをいただきましょう。
帰りは小田原から国道255号線で北上して、大井松田から東名高速に乗っかり、戻ってきましたよ。
今は、若い人が好きそうな食べ物やさんとかおシャレなショップができてて、熱海がデートコースとして人気になってるそうですね。隣の湯河原は温泉以外別に何もないところですが、静かで落ち着いていて、ゆったりできそうないい場所でした。
東京からもバイクでひょいと行ける距離だし、また行きたいと思ってます。
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