春の東京モーターサイクルショーで初公開となったCB1000Fコンセプト。Hondaファンは市販がいつかいつかと待ちわびていますが、今度は鈴鹿8耐が行なわれている鈴鹿サーキットに登場! ビキニカウル付のSEエディションの存在も明らかになりました!
- ■文・写真:中村浩史
発売は今秋か? 来春か?
Hondaの財産「エフ」の遺伝子をオマージュして誕生したCB1000Fコンセプト! Hondaがこれまで手を出してこなかった、ヒストリックモデルのリニューアルに、Hondaファンは大歓迎の声を上げています。カワサキがZ900RSを、スズキがKATANAを発売すると「なんでHondaは新世代Fを出さないんだろう」って声は、ずいぶんあちこちで聞かれましたからね。
そのCB1000Fコンセプト、新たに鈴鹿に展示されたのはビキニカウル付のCB1000F SEコンセプトでした。春の東京モーターサイクルショーで初公開されたスタンダードにビキニカウルを装着。ラジエターガードやクイックシフター、グリップヒーターも標準装備されたスペシャルエディションです。
SEは、かつての空冷F世代のCB1100Fアメリカ仕様にあったビキニカウルのイメージもあって、やっぱりこれはFの正統後継者だということを表していますね。1100Fは角ヘッドライトだったけど、こちらは丸ヘッドライトにビキニカウルです。こっちもよく似合ってる!
さらにスタンダード仕様の方も展示されていて、こちらはニューカラーも登場。東京モーターサイクルショーでも展示されたシルバー×ブルーの、通称「スペンサーレプリカ」に、同じグラフィックの、ブルーがガンメタになったバージョン、そしてさらに「F」っぽい、タンクのセンターにまっすぐラインの入ったブラック×グレーも展示されてありました。写真のブラック×グレーにもビキニカウルが装着されていますが、こちらはSEではなく、スタンダードにビキニカウルを装着してある車両だったようです。ということは、ビキニカウルは純正アクセサリーで買えるようになって、それがスタンダードにも取り付け可能、ってことなんだと思います。
そのCB1000Fコンセプトには、出展時よりもさらに市販へ進んで、ウィンカーやリアフェンダーも装着されていました。これで、あとバックミラーがつけば「市販予定車」って名前で姿を現すのでしょうね。
ここまで完成度が高いとなると、次に気になるのは市販時期! 早ければ今秋、遅くとも来春には市販されるのではないか──が関係者の一致した予想です!
(文・写真:中村浩史)