今シーズン全5戦が開催される「大治郎カップ」が、埼玉県・サーキット秋ヶ瀬で開幕した。第1戦は不安定な天候に見舞われたが、最終的にドライコンディションでのレースとなった。上位陣が卒業し、新たな顔ぶれによる戦いが始まった。
【第1戦】
74Daijiroクラスでは、No.47 菅原汐恋奈が予選でポールポジション(PP)を獲得。2番手にNo.1 和智恒弦、3番手にNo.89 佐藤三厳が続き、フロントローに並んだ。
決勝では、菅原がスタートからリードを広げて独走。2番手争いは和智と佐藤によって繰り広げられた。結果、菅原が独走で大治郎カップ初優勝を飾り、念願の勝利に多くの祝福が集まった。2位に和智、3位に佐藤が入った。
【第2戦】
74Daijiroクラスの予選では、菅原が34秒229のタイムで連続PPを獲得。2番手にNo.8 下家香ノ紬稀、3番手に佐藤が続いた。決勝も菅原が逃げ切り、開幕からの連勝を達成。2位には下家香ノ紬稀、3位にはNo.81 笹野陽裕が入り、両選手とも初表彰台となった。
2連勝を飾った菅原は「開幕戦で初優勝ができました。タイムも出ていて、勝てそうだと思うと逆に緊張して、“転ばないかな”と思ってハラハラしてグリッドに着きました。でも、走り出したらレースに集中出来て、勝てて『やったぁ~!』ってすごく嬉しかったです。第2戦も“勝たなきゃ”というプレッシャーがありましたが、連勝できてよかったです」と笑顔で語った。今季はタイトル獲得と大治郎カップ卒業を目指し、「全戦全勝」を目指す。
2位に入った下家香ノ紬稀は、初表彰台に「嬉しい」と笑顔。「次はタイムアップして優勝を目指します」と意気込みを語った。3位の笹野はランバイク出身で、「憧れのライダーは小椋藍」と語り、世界を目指している。
フレッシュマンクラスでは中田がPPを獲得。2番手に和智項、3番手に中村が続いた。決勝では中村がリードを保ったままゴールし、嬉しい初優勝を手にした。2位はNo.92 和智恒河、3位は再び下家壬生厳が入った。4位のNo.73 高橋奈々美は、この日最速となる36秒332のファステストラップを記録し、次戦での活躍に期待がかかる。
プレゼンターは大治郎カップのリポーター・若松 怜が務めた。
次戦・第3戦は7月27日に同会場にて開催される予定だ。
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Youtube(開幕戦)
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(文・写真:佐藤洋美)