YAMAHA XSR125 ABS 車両解説
“アジャイルな走行性能に、シャープで躍動感あるMTスタイル”、これが2023年11月10日に発売を開始したMTシリーズの末弟、MT125 ABSに捧げられたキャッチフレーズだった。開発コンセプトもズバリ「The most AGILE youngest MT」。
MT-25 ABSよりさらに小さな“鼓動”を楽しむべく開発された水冷4ストロークSOHC・4バルブのVVA(可変バルブ)搭載124cm3エンジンを搭載。欧州で生まれ育った兄弟車であるYZF-R125とは一味違うアップライトな乗車姿勢で俊敏な走りを楽しんでもらえる新型原付二種スポーツの登場とされていた。
XSR125の発売でヤマハの原付二種スポーツは、YZF-R125と合わせて強力なラインアップ体制が確立されたといえるだろう。XSRらしさを継承したデザイン、そして優れた加速性能を持つ新型VVA(可変バルブ)搭載124cm3エンジン、軽さと剛性のバランスを図ったデルタボックス型フレームの採用など原付二種クラスとはいえ十分な満足感を与えてくれる一台だ。
今回は初のカラーチェンジを受け2025年4月16日に発売される。新色はライトブルーイッシュグレーメタリック 9 (シルバー/新色)とベリーダークオレンジメタリック 1 (ブラウン/新色)の2色。ブラックメタリック 12(ブラック/継続)は変更なく継続されるので、1色減の3色のラインナップに。
また、ローシートとローダウンリンクを装着して、シート高を約20mm低下させるアクセサリーパッケージ XSR125 Lowも新たに設定された。
★ヤマハ ニュースリリースより (2025年3月19日)
“Neo Retro”スタイルの「XSR125 ABS」新色を発売 ~引き締まった“シルバー”とクラシカルな“ブラウン”~
ヤマハ発動機販売株式会社は、レトロな外観とパフォーマンスを調和させたXSRシリーズの原付二種 モデル「XSR125 ABS」のカラーバリエーションを一部変更し、新色の2色を4月16日に発売します。
新色は “シルバー”と“ブラウン”で、従来の“ブラック”は継続します。“シルバー”は、トーンを抑え たボディ色とマットブラックの組み合わせにより、引き締まった印象を伝えます。“ブラウン”は、1970~ 80 年代のスポーツ車をモチーフにしたラインをタンクにあしらい、クラシカルなテイストが漂います。
「XSR125 ABS」は、XSR シリーズのアイデンティティである“不変性を感じるスタイル”と“最新コンポー ネント”の融合による“Neo Retro※”を継承。124cm3エンジンならではの軽快さや扱いやすさと、原付 2 種 クラスならではの維持のしやすさから 10 代・20 代の若年層を中心に広く支持されています。
※「スーパースポーツ」「ネイキッド」といった従来のカテゴリーを超え、レトロな外観やその背景の物語性を秘めながらも、先進技術に基づくエキ サイティングな走りを楽しめるモデルのカテゴリー
- 名称
- XSR125 ABS
- カラー
- ・ライトブルーイッシュグレーメタリック 9 (シルバー/新色)
- ・ベリーダークオレンジメタリック 1 (ブラウン/新色)
- ・ブラックメタリック 12(ブラック/継続)
- 発売日
- 2025年4月16日
- メーカー希望小売価格
- 506,000円(本体価格460,000円/消費税46,000円)
- ※メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(除く消費税)、登録などに伴う諸費用は含まれていません。
- 販売計画
- 2,000台(年間、国内)
- ※メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(除く消費税)、登録などに伴う諸費用は含まれていません。 ※本モデルはデジタル化推進および、環境配慮の観点から紙のカタログを製作しておりません。製品情報は下記 Web サイトよりご確認ください。 ■製造事業者:PT.YamahaIndonesiaMotorManufacturing ■製造国:インドネシア ■輸入事業者:ヤマハ発動機株式会社
- XSR125 製品サイト:https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/xsr125/
★ヤマハ ニュースリリースより (2025年3月19日)
「アクセサリーパッケージ XSR125 Low」発売 ~ロータイプシート&ローダウンリンクで最大約 30mm 足つき性向上~
ヤマハ発動機販売株式会社は、レトロな外観とパフォーマンスを調和させた XSR シリーズの原付二種 モデル「XSR125 ABS」の 2025 年モデル発売にあわせ、足付き性を最大約 30mm 向上させる「アクセサリ ーパッケージ XSR125 Low」を 4 月 16 日に発売します。
「アクセサリーパッケージ XSR125 Low」は、「XSR125 ABS」をベースに 1)乗車時の足つき性を約 10mm 向上させる「ロータイプシート」、2)リアサスペンションのリンク長を変更し、シート高を約 20mm 下げる「ローダウンリンク」を装着したモデルです。
「XSR125 ABS」は、XSR シリーズのアイデンティティである“不変性を感じるスタイル”と“最新コンポー ネント”の融合による“Neo Retro※”を継承。124cm3エンジンならではの軽快さや扱いやすさが、10 代・20 代を中心とした若年層から支持されていることから、より安心して乗車できる本モデルを設定しました。
※「スーパースポーツ」「ネイキッド」といった従来のカテゴリーを超え、レトロな外観やその背景の物語性を秘めながらも、先進技術に基づくエキ サイティングな走りを楽しめるモデルのカテゴリー
- 名称
- アクセサリーパッケージ XSR125 Low
- カラー
- ・ライトブルーイッシュグレーメタリック 9 (シルバー)
- ・ベリーダークオレンジメタリック 1 (ブラウン)
- ・ブラックメタリック 12(ブラック)
- 発売日
- 2025年4月16日
- メーカー希望小売価格
- 528,000円(本体価格480,000円/消費税48,000円)
- ※メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(除く消費税)、登録などに伴う諸費用は含まれていません。
- 販売計画
- 2,000台(年間、国内)
- 「アクセサリーパッケージ XSR125 Low」は、「XSR125 ABS(基本車)」メーカー希望小売価格 506,000 円[消費税 10%含む](本体価格 460,000 円)に、「ロータイプシート」(アクセサリーパッケージ専用品)と「ローダウンリンク」メーカー希望小売価格 8,250 円[消費税 10%含 む](本体価格 7,500 円)を装着したパッケージ仕様です(取り付け工賃含む)。 ※「ロータイプシート」と「ローダウンリンク」は、取扱店での装着となります。
- アクセサリーパッケージ XSR125 Low 製品サイト:https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/xsr125/low/
- 「アクセサリーパッケージ XSR125 Low」
- ■ロータイプシートにより約10mm、ローダウンリンクにより約20mm、合計で約30mm足つき性が向 上します。
- ■ロータイプシート(アクセサリーパッケージ専用品)
- スタンダードから足つき性を約10mm向上させるロータ イプシート。
※アクセサリーパッケージ XSR125 Low専用品 - ■ローダウンリンク(株)ワイズギア製品
- メーカー希望小売価格 8,250円[消費税10%含む] (本体価格7,500円)
- リアサスペンションのリンク長を変更し、シート高を約 20mm下げるキットです。停車時の足つき向上に貢献 します。
※装着により、サスペンションの特性が変化します
主要諸元
車名型式 | 8BJ-RE46J | |
---|---|---|
XSR125 ABS | ||
発売日 | 2025年4月16日 | |
全長×全幅×全高(mm) | 2,030×805×1,075 | |
軸間距離(mm) | 1,325 | |
最低地上高(mm) | 170 | |
シート高(mm) | 810 | |
車両重量(kg) | 137 | |
乾燥重量(kg) | – | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃費消費率(km/L)※1 | 60.3(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 2名乗車時)※2 | |
49.4(WMTCモード値 クラス3、サブクラス2-2 1名乗車時)※3 | ||
登坂能力(tanθ) | – | |
最小回転半径(m) | – | |
エンジン型式 | E34LE | |
水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ | ||
総排気量(cm3) | 124 | |
内径×行程(mm) | 52.0×58.7 | |
圧縮比 | 11.2 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 11kW[15PS]/10,000 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 12[1.2]/8,000 | |
燃料供給装置形式 | フューエルインジェクション | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火方式 | TCI(トランジスタ式) | |
潤滑油方式 | ウェットサンプ | |
潤滑油容量(L) | 1.05 | |
燃料タンク容量(L) | 10 | |
クラッチ形式 | 湿式多板 | |
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | |
変速比 | 1速 | 2.833 |
2速 | 1.875 | |
3速 | 1.363 | |
4速 | 1.142 | |
5速 | 0.956 | |
6速 | 0.840 | |
変速比 | 3.041(73/24)/3.714(52/14) | |
キャスター(度) | 25°30′ | |
トレール(mm) | 88 | |
タイヤサイズ | 前 | 110/70-17M/C 54S(チューブレス) |
後 | 140/70-17M/C 66S(チューブレス) | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式シングルディスク |
後 | 油圧式シングルディスク | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | スイングアーム(リンク式) | |
フレーム形式 | ダイヤモンド |
※1 燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります。
※2 定地燃費値は、車速一定で走行した実測の燃料消費率です。
※3 WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。