KAWASAKI Z e-1 車両解説
2023年10月に開催された「Japan Mobility Show 2023」にジャパンプレミアムとして出展、大きな話題を集めたカワサキ初の電動モーターサイクル“e-1”シリーズがいよいよ発売開始される。
同時に公開された主要メーカーの量産モーターサイクルとして世界初(スクーターを除く、2023年10月6日現在、カワサキモータース調べ)のストロングハイブリッドモーターサイクル“Ninja 7 Hybrid”の発売の方はまだお預けとなっているが、その代りと言ってはナンだが、なんとネイキッド仕様の「Z e-1」がシリーズの一員として発売されるという嬉しいニュースとなった。
Ninja e-1、Z e-1の最大の特長である電動化の概要は、低速域での力強いレスポンスを持つコンパクトな電動モーターと、軽量なフレームを組み合わせることにより、優れた加速性能と軽快なハンドリングを実現したEVスポーツモデルということ。しかも短時間の出力向上を可能とした「e-boost」システムの搭載。さらに車両の取り回しをサポートする「ウォークモード」、ダミータンク上の「ストレージボックス」など、電動モーターサイクルならではの新機能、装備も採用しているのだ。
また、400ccクラスのロードスポーツモデルをベースにした車体により、Ninja シリーズが持つライディングファン要素も備えており、ライディングの爽快感と日常での利便性を両立している。定格出力0.98kW(最大出力9.0kW)のモーターとともに、もう一つの心臓部であるリチウムイオンバッテリーは取り外しが可能なシステムで、家庭用コンセントからの充電も可能で、一回の充電あたり72kmの走行距離(WMTC class 1。実際の走行距離は使用環境により異なる。一充電走行距離は仕様により異なる)を実現したという。
今回発表された2025年モデルは、変更のないイヤーモデル。
★カワサキ ニュースリリースより (2025年1月16日)
Z e-1 新発売のご案内
- モデル情報
- 車名(通称名) Z e-1
- マーケットコード NR011ASFNN
- 型式 ZAD-NX011A
- 型式指定・認定番号 II-1889
- メーカー希望小売価格 1,012,000円
(本体価格920,000円、消費税92,000円) - ※車両本体価格にはバッテリーパック2個を含みます。
- ※充電器およびアダプター類は別売です。(38,610円より)
- カラー(カラーコード) メタリックブライトシルバー×メタリックマットライムグリーン(SL1)
- 発売予定日 2025年3月1日
- ※メーカー希望小売価格は消費税を含む参考価格です。
- ※価格には充電器や充電アダプター類、保険料、税金(消費税を除く)、登録等に伴う諸費用は含まれません。
- ※当モデルは二輪車リサイクル対象車両です。価格には二輪車リサイクル費用が含まれます。
- ※当モデルはカワサキモータース株式会社の海外工場Kawasaki Motors Enterprise(Thailand)Co.,Ltd(KMT)で日本向けに生産された車両です。
- ※当モデルはABS装着車です。
- ※当モデルは(一社)次世代自動車振興センターの補助金(CEV補助金)対象車です。また、これとは別に独自に補助金制度を適用している自治体もありますので、詳細につきましては各地方自治体にお問い合わせください。
- ※予算消化状況により、補助金申請受付を終了している場合があります。
- ※発売予定日に次年度のCEV補助金制度が公表されていない等の場合は、制度に関する最新情報を次世代自動車振興センターHPからご確認、もしくは各地方自治体へお問い合わせください。
【Z e-1】
カワサキから、新たなモーターサイクルの世界を拓くEVスポーツモデル「Z e-1」が登場します。モーターサイクル製造の長い歴史を背景に、移動するだけではない、ライディングのよろこびこそがモーターサイクルの神髄という想いから生まれた、このエレクトリックビークル。定格出力0.98kWの第二種原動機付自転車クラスながら、400ccクラスに匹敵する本格的な車体に加え、電動モーターならではの素早いレスポンスと大きなトルクにより、静かで俊敏な走りを実現しています。走行モードは「ROAD」と「ECO」が選択可能で、一時的な加速力を得られる「e-boost」や、駐輪時に便利な「ウォークモード」も装備。バッテリーはリチウムイオンバッテリーパックを2個使用し、充電は車体から取り外して専用充電器(別売)を使用するか、車体に取り付けたままアダプター(別売)で充電することができます。カワサキスーパーネイキッド「Z」の名にふさわしく、躍動感あるスタイリングに、俊敏なハンドリング、卓越した重量バランスとひとクラス上の足回りなど、カワサキの技術が結集したEV。それが「Z e-1」です。