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レース・イベント

見渡す限りのKATANAに囲まれ、1300人を越える人々がKATANAを巡って一つになった。新色KATANAのお披露目サプライズに湧き、ゲストとエンジニアによる魅惑のトークに聞き入る、すべてが特別な時間だ。第6回を迎えたKATANAミーティングに、今年もKATANAオーナーとKATANAファンが全国から集まった。

■2024年9月8日 静岡県浜松市 はままつフルーツパーク時之栖
■主催:株式会社スズキ二輪
■文・写真:高橋絵里

 駐輪場を埋めるKATANA群。1981年以来の各年代KATANAが新旧混ざり合いひしめき合う光景は、リピーターにとってはすっかりお馴染みだろうが、初参加ライダーなら必ず、まず目を見張り、圧倒され、感動する。駐輪場をぶらぶら歩きながら年式の違いを見比べたり、カスタムを眺めてまわるのも、これだけ多くの台数が集まるKATANAミーティングならではの楽しみだ。

#KATANA-MTGP
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駐輪場はスズキ車とそれ以外のメーカーで区分けされ、昨年を上回る来場1153台を記録した。

 会場入りするライダーの姿は、オープニングの午前10時が迫ってもまだまだ続いていたが、その中にみずからKATANAに乗って到着したスズキの鈴木俊宏社長の姿があった。もちろん事前アナウンスによって誰もが注目して待っていたわけで、颯爽とライドインする社長に拍手と歓声を送る。それと同時に、社長の駆るKATANAの車体色に惹き込まれた。新色KATANAが国内初公開された、決定的瞬間だった。

#KATANA-MTGP
会場全員が注目して待ちわびる中、鈴木俊宏社長がKATANAで入場、颯爽として若々しいライディング姿に拍手と歓声が起こる。
#KATANA-MTGP
新色パールビガーブルーのKATANAで到着、殺到するメディアのカメラはもちろんお客様達のスマホにも、手を振り応える鈴木社長。

 それはとても鮮やかなブルーで、名称は『パールビガーブルー』。KATANA独特の陰影コントラストが美しく映える。伴走してきたもう1台はといえば、初期型イメージを彷彿とさせる『メタリックミスティックシルバー』、KATANAは3年ぶりのカラー変更とのことだ。
 到着し、ステージに立った社長の「皆さん、お帰りなさい!」の一声から、開会宣言がなされた。

#KATANA-MTGP
3年ぶりのカラー変更、初期型を彷彿とさせるメタリックミスティックシルバーはリア周りをブルー、ホイールをゴールドに。
#KATANA-MTGP
スペシャルゲストはバイク大好き芸人、チュートリアルの福田充徳さん。バイク歴33年、現在GSX-1100Sを含めて9台のバイクを所有する。トークショーではバイク愛、スズキ愛を全開で語ってくれた。

#KATANA-MTGP
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司会進行はKATANAミーティングお馴染み、多聞恵美さんと難波祐香さん。ジャーナリスト、モデル、バイク声優などマルチに活躍中のおふたりだけにKATANAファンのハートをがっちり掴んで盛り上げる。

 ゲートオープン前から伸びる長い列。その先頭にいたのは地元静岡のライダーで、聞けばこれまでKATANA750~400~250~400~750~新型と乗り継いで今は250に乗っているという、生粋のKATANA乗りだった。「決め手はデザイン。KATANAのデザイン性にとても満足しています」と言う。なぜKATANA? の質問に一言、デザイン、と答えるライダーは圧倒的に多い。

#KATANA-MTGP
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受付を済ませたら、次はイベント限定Tシャツやタオルなどを販売するスズキブースに並んで、完売前に欲しい商品をゲットするのが恒例。

 受付で配られるのは、フルーツパーク無料招待券、デジタルステッカープレゼント券、ウェルカムドリンク引換券など、お得感にあふれる。チャリティ募金に協力すれば、レアなKATANAオリジナルバンダナもプレゼントされる。飲食ブースも美味しい香りを漂わせている。イベントグッズを求めてスズキブースに長蛇の列ができるのも恒例。そしてイベントコンテンツはKATANAト-クショー、集合写真撮影、フォトスポットでの自由な撮影、多くの出展ブースとその紹介、抽選会やじゃんけん大会など参加プログラムと多彩。巨大なメインテント、飲食と休憩の各テントが日陰を作り、厳しい残暑から守ってくれる。
 楽しい時間は、あっという間に過ぎた。誰が言ったか『KATANAに乗るライダーは、バイク乗りというよりKATANA乗りなんだ』というフレーズが、いつまでも、誰の心にも残った一日だった。

#KATANA-MTGP
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デジタルステッカーブースでは、受付で配布のQRコードからデジタルNFTステッカーをダウンロードすると、来場記念のリアルオリジナルステッカーがゲットできるとあって大盛況。

#KATANA-MTGP
KATANAファン向けパーツやギア、カスタムマシン展示など、今年も10社を越える出展ブースで賑わった。難波さんが1社ずつ訪ねて詳しく紹介するコーナーもあり、これがとてもわかりやすい! と好評。

#KATANA-MTGP
新たに登場したフォトスポット。愛車を、あるいは愛車と一緒に記念写真が撮影できるとあってイベント終了後も人気だった。

#KATANA-MTGP
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人気プログラム『47都道府県ダーツで当たる! 抽選会』は、難波さんが日本地図に投げたダーツが当たった県から来たライダーが当選。愛知県、富山県、新潟県からの10名がクシタニ×スズキコラボキャップを獲得した。

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じっくり小1時間をかけた3部構成のトークショー。福田さん自身のバイクヒストリーに始まり、スズキIT本部の野中さんが加わってPodcast『福田さん!どうしてKATANAに乗らないの!? Supported by SUZUKI』の話題へ。さらに新型KATANA開発チーフエンジニアの野尻哲治さん、アシスタントチーフエンジニアの佐々木達哉さんが登場、福田さんからデザインや排気音などの質問がどんどん飛び出し、おふたりが本音で答えるトークの応酬に会場は大盛り上がりだった。

#KATANA-MTGP
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コンテンツの最後はお馴染みのじゃんけん大会。福田さんとのじゃんけんに勝ち抜いて、出展協賛各社の豪華景品を手に笑顔全開。

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これはスゴイ! SNS経由で全国から集まったリトラクタブル・カタナと呼ばれる3型だけの光景。向かって左端に鈴木社長の姿も。
#KATANA-MTGP
スズキイベント伝統、社長以下スズキスタッフが「ありがとう、気をつけて」との声と手を振りながらライダーをお見送りした。

#KATANA-MTGP
和歌山県の林さんは初参加。「9月初めに買ってミーティングに間に合いました。以前はGSX-R125に乗っていたので125から1000になり、とにかくパワーがすごいです。和歌山は龍神スカイラインなどツーリングも楽しいところです」
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来場一番乗りを果たしたキキビレンジャーさんは岡山県から、愛車は2000年型ファイナルエディション。「愛着があるので新型に替えず24年間乗り続けています。KATANAは思い通りに進む・停まる・曲がる、操っている快感が最高です」

#KATANA-MTGP
第1回から皆勤賞を誇る福井県の重長さん、「学生の頃からバリバリ伝説で憧れて、96年に買ったSR、再塗装もして大切にしています。乗っていると『カタナですか? いいですね』と声をかけられ、知らない方ともバイク談義になります」
#KATANA-MTGP
はかせさんご夫妻は千葉県から、どこへ行くのも仲良くタンデムを楽しんでいる。「KATANAは93年型、5年程前にバイクリターンして、若い頃からの憧れだったバイクにしました。決め手はやはり、このスタイルですね」

『2023 KATANAミーティング・レポート』

『2022 KATANAミーティング・レポート』

『2019 KATANAミーティング・レポート』





2024/09/18掲載