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レース・イベント

新旧KATANA乗りも、未来のKATANA乗りも、KATANAファンなら誰でも大歓迎。3年ぶりの開催に全国から1453名、バイク1115台、そのうち新型KATANA186台、さらに限定キャンディダーリングレッド通称赤カタナは20台も!の記録的大集合だ。鈴木俊宏社長もKATANAに乗って駆けつけ、会場はステージプログラムやグッズ販売、賑やかな出展ブースなど、KATANAの魅力のすべてをめぐる夢のような一日となった。
■KATANAミーティング2022 2022年年9月11日 静岡県 はままつフルーツパーク 特設会場

■撮影・文:高橋絵里  ■取材協力:株式会社スズキ二輪

  
 朝から快晴に恵まれたフル-ツパークの特設会場に、一番乗りで到着したライダーは愛知県知多半島から来たフクナガさんだ。「実はKATANA歴はまだゼロで、GSX250Rなんです。」と少々遠慮がちだが、いえいえいいんです!今日はKATANAファン、スズキファンのイベントですもの。「スズキのバイク、特にKATANAのデザインが大好きで、今日は集まる様子を見たくて来ました。いつかは僕もKATANA、ですね。」

KATANAミーティング
KATANAミーティング
KATANAミーティング

KATANAミーティング

 
 もちろん来場バイクは新旧KATANAが圧倒的なのは言うまでもない。午前9時のゲートオープンが迫るほどに続々と列を作って入場、駐輪場は新旧KATANAであふれた。旧型KATANAに対して新型KATANAの割合はおよそ2割強くらいだろうか、3年前の初開催時より大幅に多いのは確かだ。さらに、昨年1月に国内100台限定販売された新型KATANA特別色、通称『赤カタナ』については、スズキS-MALLとのコラボレーション企画により専用駐輪エリアが設けられた。20台の赤カタナが並ぶ姿に、オーナーばかりでなく会場の誰もが「かっこいいい!」「綺麗、映えるー」とさかんに写真に収めていた。

鈴木俊宏社長
スズキ株式会社の鈴木俊宏社長が、みずから新型KATANAを駆って会場入り。レザージャケットにライディングジーンズ姿で颯爽と到着した鈴木社長は、ステージ裏で素早くTシャツへと着替えるとステージ上へ、KATANAミーティングの開会宣言だ。「皆様と3年ぶりにお会いできて、今日は本当に嬉しいです」という鈴木社長の言葉に会場は盛大な拍手に包まれ、誰もが感無量の様子。

鈴木俊宏社長
鈴木社長はその後、赤カタナオーナーの皆さんとの記念撮影や、来場の皆さんと気さくにKATANA談義などでファン交流のひとときを過ごしておられた。

 
 入場ゲートで検温と手指消毒の後、受付ではドリンク引換券、はままつフルーツパーク入場無料チケット、刀マーク入りマスクを受け取り、アンケートブースでWEBアンケートに答えてオリジナルステッカーを、チャリティ募金への協力でオリジナルマスクセットをゲットする流れもスムーズに、会場内はメインステージと観客席を取り囲むように出展ブース、物販テント、キッチンカー、休憩テントなどが並んで、各部で新型コロナウィルス感染症対策が充分に施されている。

KATANAビッグフラッグ
初お目見えとなったのがステージ横にそびえる『KATANAビッグフラッグ』だ。これは昨年WEB開催された『KATANAミーティング2021』の企画により、KATANAオーナーが投稿した877枚の写真を組み合わせた幅5,4メートル、高さ3,6メートルのスペシャルフラッグ。3年ぶりのイベントリアル開催を祝うシンボル的存在でもあり、『ご自身のKATANAを探しだそう』ということで、投稿ライダーが一生懸命探して「あったあった!」と嬉しそうに、再び写真に収める姿も多かった。

物販エリア
物販エリア
物販エリア
午前10時からの物販エリアにできた長い待機列もまたお馴染みの光景で、列の最後尾を掲げるボード位置がどんどん後方に伸びていく。販売ブースでは密を避けるため5名入店して購入するシステムで、マストアイテムはKATANA MEETING 2022ロゴ入りオリジナルTシャツやトートバッグ、折りたたみ傘など、他にポロシャツやキャップ、湯呑みなどのオリジナル商品も人気だ。

出展ブースエリア
出展ブースエリア
タイヤ、パーツ、アパレルギアなど2輪関連企業に、地元の鉄道会社や交通安全協会など多彩な参加で賑わった出展ブースエリア。KATANA向け仕様の商品やサービスもあり、順に訪ねてまわればより一層のKATANAライフ充実がかなうはずだ。進行MCの難波祐香さんが、各ブースで商品紹介やサービスの説明を細かくアピールしてくれたのも大変解りやすかった。 

 イベント進行MCは人気バイク声優の“にゃんばちゃん”こと難波祐香さんだ。元気一杯のMCはバイク愛、KATANA愛にあふれて、もちろんにゃんばちゃんもオンもオフも大好きなライダーで、ツーリングやファンレースなどであちこち走りまわっているそう。
 午後のステージトップは、KATANA開発エンジニアによるトークショーで、貴重な開発お宝話を聞き逃すまいと客席は間隔を空けての満席状態。チーフエンジニアの安井信博氏、エンジン設計担当の滑川恵介氏、車体設計の三池翔太氏、テストライダーの大城光氏が、新型KATANAに込めたこだわりや、開発エピソードなどについて披露した。
 

イベント
イベント

 トークショーが終わるとイベントも終盤、プログラムは恒例の『遠くから来たで賞』そして『じゃんけん大会』へ。我こそは一番遠くから来たという挙手制で、会場の全員で審査の結果、東日本エリアは山形県から「一般道を13時間かけて走って来ました!」というキムラさんが、西日本エリアは宮崎県からのカイさんが「帰りは四国を旅しながら走ります!」と元気に受賞、いずれもKATANAオーナーのお2人、会場からは「すごいなぁ!」のため息と暖かい拍手が贈られた。
 そしてじゃんけん大会は、MCにゃんばちゃんと気合いのじゃんけん勝負。豪華賞品は協賛社様からのプレミアグッズが続々と登場して、じゃんけんの手にも力が入り毎回熱戦に。みごと勝ち抜いたライダーは、思いがけずラッキーなおみやげに喜び一杯だった。

イベント
イベント
イベント

「ぜひまた来年お会いしましょう!」というスズキ株式会社 伊藤正義常務による閉会の挨拶、そして最後に午後の集合撮影がおこなわれ、KATANAミーティング2022は終了した。 帰路に就くお客様達を、鈴木社長、伊藤常務、株式会社スズキ二輪 濱本社長以下スズキスタッフ達が手を振りながらお見送りするのも恒例シーン。「ありがとうございました。」「気をつけて。」この日の熱い思い出と来年の再会を胸に、ライダー達は1台また1台と会場をあとにした。 

閉会の挨拶
閉会の挨拶

■オーナー Interview

美しい赤カタナにゾッコンです

オオクマさん KATANA特別色(2021)from千葉県

オオクマさん
「100台限定はネットで瞬殺でした(笑)。黒のKATANAを買おうかと思いながらも本当は赤が好きなので、これが出るまで待ち続け、手に入れることができて本当に満足です。普段は草津や磐梯方面などへ日帰りツーリングを楽しんでいますが、いつかは北海道と九州にも行ってみたい」

とにかくデザインがかっこいい

タカノセさん KATANA(2019) From愛知県

タカノセさん
3年前、これを買ってすぐ最初のKATANAミーティングに参加しました。普段は忙しくてなかなか乗る時間もないんですが、このミーティングだけは外せません。カスタムなど色々なカタナがいて楽しいですね。カタナの魅力はとにかくデザイン、走りも安定していて安心です。

今から大分県まで走ります

マツモトさん KATANA(2019) From埼玉県

マツモトさん
ナナハンから1100へ、カタナ歴40年のスズキ党です。新型はとてもコンパクトで最初はとまどい感もあったものの、乗り出したらこれってカタナじゃん!と嬉しくなりました。さいたま市内で『パスタハウスさかなのきもち』を経営しています、今日はこれから大分の実家を目指します。

ビッグフラッグ、見つけました!

ユウヤンさん GSX400S KATANA(1993) from愛知県

ユウヤンさん
乗って6年程です。きっかけはSNS漫画の『バイク擬人化菌書』で、そこに出てくる400S乗りのコに惚れちゃって、自分も乗ろうと。パワーある機械に「今日ちょっと走ってもらえますかー?」みたいに接する感覚が楽しい。ビッグフラッグにも参加して今日は見つけることができました。






2022/09/16掲載