KAWASAKI Ninja 7 Hybrid 車両解説
2023年10月の「Japan Mobility Show 2023」で“ジャパン・プレミアされた世界初のストロングハイブリッドモーターサイクル「Ninja 7 Hybrid」がいよいよ発売開始される。
カワサキ初の電動モーターサイクルとして一足早く公道デビューを果たした「Ninja e-1」と共に、近未来のモーターサイクルの扉を開くモデルたちだ。(ちなみにe-1のメーカー希望小売価格は、1,067,000円~)
451cm3水冷並列2気筒エンジン、トラクションモーター、大容量の駆動用バッテリーを組み合わせた、世界初のストロングハイブリッドモーターサイクル。エンジンとモーターを統合したパワーユニットと、6速ボタンシフトミッション機構が3つの新しいライディング体験を提供。エンジンとモーター、ふたつのパワーユニットのポテンシャルをフルに引き出す「SPORT-HYBRID」、トラクションモーターで発進、EVからHEVへシームレスに移行し高い燃費性能を実現する「ECO-HYBRID」、静粛で低振動、かつゼロエミッションの低速・近距離用モード「EV」を、ライダーは状況に応じて選択可能だ。さらにモーターを搭載することで実現した、今までにない先進機能を多数搭載。高い環境性能と、カワサキらしい操る悦び、”Fun to Ride”を兼備したNinja 7 Hybridは、新時代のライディング体験を切り開いてくれるはず。
★カワサキ ニュースリリースより (2024年3月12日)
Ninja 7 Hybrid 新発売のご案内
- モデル情報
- 車名 Ninja 7 Hybrid
- マーケットコード CX500ARFNN
- 型式 8BL-EX400L
- メーカー希望小売価格 1,848,000円
(本体価格1,680,000円、消費税168,000円) - カラー(カラーコード) メタリックブライトシルバー×メタリックマットライムグリーン(SL1)
- 販売店 カワサキプラザ
- 発売予定日 2024年6月15日(土)
※当モデルは二輪車リサイクル対象車両です。価格には二輪車リサイクル費用が含まれます。
※価格には保険料、税金(消費税を除く)、登録等に伴う諸費用は含まれません。
※当モデルは川崎重工業株式会社の海外工場Kawasaki Motors Enterprise(Thailand) Co.,Ltd(KMT)で日本向けに生産された車両です。
※当モデルはABS装着車です。
- 【Ninja 7 Hybrid】
世界で初めて*のストロングハイブリッド**モーターサイクル、「Ninja 7 Hybrid」は数々の新たな感動をライダーに与えます。600ccクラスのサイズながら、「e-boost」を使えば瞬時に1,000ccクラスのスタートダッシュを見せる一方、燃料消費率は250ccクラスなみ。クラッチレバーレスの電子制御6速オートマチックは、左手元のシフトセレクタによるマニュアル操作により、ライダーの意思に忠実なスポーツ走行もこなすことが可能です。走行モードはエンジンとモーターの能力をフルに発揮する「SPORT-HYBRID」、モーターで発進し、必要に応じてエンジンが協調する「ECO-HYBRID」、静かでクリーンな低速用の「EV」の3つ。駐輪場での取り回しに便利なウォークモード(後進機能付き)も装備するなど、様々なテクノロジーが結集した「Ninja 7 Hybrid」は、これまでのモーターサイクルの概念を覆す、次世代のライディングを提供します。
※スクーターを除く主なモーターサイクルメーカーの量産車において(2023年10月6日現在、カワサキモータース(株)調べ)
※大容量バッテリーにより電気モーターだけの走行も可能な、内燃機関エンジンと電気モーターを組み合わせたパワーユニット
- ■主な特長
・451cm3水冷4ストローク並列2気筒ガソリンエンジンと交流同期モーターのコンビネーションがもたらす、次世代のパワーフィーリング
・エンジン、モーター、大容量バッテリー、スターターゼネレータなどの配置を吟味し、軽量なトレリスフレームに搭載することで実現した、カワサキスポーツモデルらしいハンドリング
・走行シチュエーション合わせて選択できる「SPORT-HYBRID」「ECO-HYBRID」「EV」の3つの走行モード
・SPORT-HYBRID走行時、瞬時の加速を要するときなどに5秒間使用できる「e-boost」
・シフトセレクタによるマニュアル操作も可能な電子制御6速オートマチックトランスミッション(EVモードを除く)
■カワサキケアモデルとは
安全・安心なモーターサイクルライフをサポートするため、1ヶ月目点検に加え、3年間の定期点検とオイル交換(オイルフィルター含む)を無償でお受けいただけるモデルです。
https://www3.kawasaki-motors.com/after-service/kawasakicare/
主要諸元
車名型式 | 8AL-CX500A | |
---|---|---|
Ninja 7 Hybrid | ||
発売日 | 2024年6月15日 | |
全長×全幅×全高(m) | 2.145×0.750×1.135 | |
軸距(m) | 1.535 | |
最低地上高(m) | 0.130 | |
シート高(m) | 0.795 | |
車両重量(kg) | 228 | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃費消費率(km/L)※1 | 31.0(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 2名乗車時)※2 | |
23.6(WMTCモード値 クラス3-2 1名乗車時、SPORT-HYBRID、マニュアル)※3 | ||
最小回転半径(m) | 3.4 | |
エンジン型式 | – | |
水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ | ||
総排気量(cm3) | 451 | |
内径×行程(mm) | 70.0×58.6 | |
圧縮比 | 11.7 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 43(58PS)/10,500 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 43(4.4)/7.5000 | |
燃料供給装置形式 | 電子制御燃料噴射装置 | |
始動方式 | ISG(インテグレーテッド・スターター・ゼネレーター) | |
点火方式 | バッテリ&コイル(トランジスタ点火) | |
モーター | 交流同期電動機/水冷 | |
最高出力 | 9.0kW(12PS)/2,600~4,000rpm | |
最大トルク | 36N・m(3.7kgf・m)0~2,400rpm | |
動力用主電池/電圧 | リチウムイオン/50.4V | |
潤滑油方式 | ウェットサンプ | |
潤滑油容量(L) | 2.6 | |
燃料タンク容量(L) | 14 | |
クラッチ形式 | 湿式多板 | |
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン(電子制御式マニュアルモード付オートマチック) | |
変速比 | 1速 | 2.235 |
2速 | 1.800 | |
3速 | 1.500 | |
4速 | 1.240 | |
5速 | 1.074 | |
6速 | 0.964 | |
減速比1次/2次 | 2.218/3.071 | |
キャスター(度) | – | |
トレール(mm) | – | |
タイヤサイズ | 前 | 120/70ZR17M/C (58W) |
後 | 160/60ZR17M/C (69W) | |
ブレーキ形式 | 前 | φ300mm油圧式デュアルディスク |
後 | φ220mm油圧式シングルディスク | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式(インナーチューブ径41mm) |
後 | スイングアーム式(ニューユニトラック) | |
フレーム形式 | ダイヤモンド(トレリス) |
※1:燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状況などの諸条件により異なります。
※2:定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です。
※3:WMTCモード値とは、発進・加速・停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。
※改良のため、仕様および諸元は予告なく変更することがあります。