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新車プロファイル2023
2023年に発売された新車の情報ページです

YAMAHA NMAX155 ABSに新色追加

「NMAX155 ABS」に新色追加




YAMAHA NMAX155 ABS 車両解説

 2015年の1月にインドネシア市場向けとしてデビューしたグローバルスクーター、NMAX125が国内でも発売開始されたのは2016年3月。“MAXシリーズ”スクーターの一員として開発されたNMAX125は、ヤマハが走りの楽しさと燃費、環境性能の両立を高次元で具現化する“BLUE CORE”思想に基づいた新世代小型エンジンを搭載するモデルだった。

 1)高効率燃焼、2)高い冷却性、3)ロス低減、の3点を徹底的に追求するというのが“BLUE CORE”エンジンの開発思想で、2014年8月にベトナムで発売した女性向けスクーター「Nozza Grande」へ搭載し、実に2008年の同クラスモデル比で50%の燃費向上を達成したという。今後もこの“BLUE CORE”エンジンを、「走り」と「燃費・環境」という要素ごとにモデルのキャラクターに応じてチューニングし、順次、新興国および先進国に導入する様々なモデルに搭載していく予定で、ヤマハでは、2020年までに年間500万台の生産を目指すとしている。

 NMAX125の最大の特徴といえるのがこの“BLUE CORE”エンジンの搭載で、VVA(可変バルブ)機構、冷却性とスペース効率に優れたラジエター、ロス馬力低減を図るオフセットシリンダーなどを主な特徴としている。

 車体周りでは優れたねじり剛性を実現した新設計フレームを採用。エンジン懸架もリンク式エンジンマウント方式を採用し、ライダーの操作に対するダイレクト感と、低振動化を両立させている。ホイールは前後13インチ。前後にディスクブレーキを備え、ABSも標準装備とされた。“MAXシリーズ”テイストでデザインされたボディ、ヘッドライト、ストップ&テールランプにはLED、メーターは液晶マルチファンクションディスプレイを採用している。

 2017年4月、このNMAXに、兄貴分の“軽二輪版”NMAX155が登場した。高速道路の利用が可能になることで行動の範囲が一気に広がり、走りそのものの楽しさもプラス。基本的に車体はNMAX125と共通なので、街中での取り回しの良さもそのまま。必要な免許の種類の違いと、維持費が若干増えてしまうが、それを考えても余りあるメリットだ。

 NMAX155 ABSはその後、2018年3月にニューカラー2色を含む3色の設定に変更されている。弟分の125版は一足先に2月発売でカラーリング変更を受けていた。2019年4月のモデルチェンジもカラーリングの変更のみで2019年モデルとなった。2020年9月もカラーリングの変更のみで2020年モデルに。

 そして2022年5月、平成32年排出ガス規制対応を機に、静粛性と振動の少ないエンジン始動を実現した“Smart Motor Generator”や低燃費を可能とする“Stop & Start System”、スタイルと機能をバランスさせた新フレーム、新スタイリングを導入した。

 今回は、この新型NMAX155 ABSに白と赤のカラーバリエーションが加わって全4色のラインナップとなった。(マットダークグリーンとマットダークグレーを継続販売)
 

NMAX155 ABS。「ホワイトメタリック 6」(ホワイト/新色)。
NMAX155 ABS。「ソリッドレッド」(レッド/新色)。

 

★ヤマハ ニュースリリースより (2023年10月5日)

軽二輪スクーター「NMAX155 ABS」に新色追加
~幅広い層に支持されるホワイトとMAXシリーズを印象付けるスポーティなレッド~

 ヤマハ発動機株式会社は、軽二輪スクーター「NMAX155 ABS」のカラーバリエーションに “ホワイト”と”レッド”を新たに追加し、10月25日に発売します。

 ”ホワイト”は、グロスホワイトのボディにブラックホイールを組み合わせ、幅広い層に向けたオーソドックスなカラーです。MAXシリーズを象徴するブーメラン形状のサイドカバーをマットグレーにすることでその造形を強調しています。”レッド”は、ソリッドな真紅のボディにブラックのコンポーネントパーツを組み合わせた、MAXシリーズを印象付けるスポーティで高級感のあるカラーです。なお “マットダークグリーン””マットダークグレー”は継続販売し、全4色の展開です。

 「NMAX155 ABS」は、欧州や日本で人気の「MAXシリーズ」のDNAを受け継いだスタイルと静かなエンジン始動/再始動を可能にする「Smart Motor Generator」を採用した水冷・155cm3の”BLUE CORE*”エンジンをコンパクトなボディに凝縮させたモデルです。通勤や街乗りといった市街地の移動における快適性と高速道路も走行可能なスポーティな走りを兼ね備えています(2023年モデルは専用アプリ「Yamaha Motorcycle Connect(Y-Connect)」非対応)。

※ BLUE CORE(ブルーコア):ヤマハ発動機株式会社は、”走りの楽しさ”と”燃費・環境性能”の両立を高次元で具現化するエンジン設計思想として、2014年より”BLUE CORE”を掲げています。この思想は高効率燃焼、高い冷却性、ロス低減の3点にフォーカスして性能実現を図るもので、「NMAX155 ABS」のエンジンもこの”BLUE CORE”思想に基づき開発しました。商標登録第5676267号。

<名称>
「NMAX155 ABS」
 
<発売日>
2023年10月25日
 
<メーカー希望小売価格>
423,500円(本体価格385,000円/消費税38,500円)
※メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(除く消費税)、登録などに伴う諸費用は含まれていません。
 
<カラーリング>
・ホワイトメタリック6(ホワイト/新色)
・レッドソリッドH(レッドH/新色)
・マットダークブルーイッシュグレーメタリック4(マットダークグリーン)
・マットダークグレーメタリック8(マットダークグレー)
 
<販売計画>
1,500台(年間、国内)
 
【NMAX155 ABSの特徴】
1)着信通知や燃費管理が可能なスマートフォン用専用アプリ対応
 本モデルは、専用アプリ「YAMAHA Motorcycle Connect(略:Y-Connect)」をインストールしたスマートフォンとペアリングが可能です。ペアリングにより次のような機能が拡充します。

(1)車両メーターへのスマートフォン通知の表示
 ・電話やメールの着信、スマートフォンのバッテリー残量などを表示
(2)スマートフォン画面のサブメーター利用
 ・エンジン回転数、スロットル開度、エコ運転状況などを表示

(3)オイル・バッテリーのメンテナンス推奨時期のお知らせ

(4)燃費管理
(5)車両の最終駐車位置確認
※アプリ画面は開発中のもので実際のものとは異なります。
 
2)平成32年排出ガス規制適合の「BLUE CORE」エンジン
 新作シリンダーヘッドを採用し、コンパクトな燃焼室を形成することで、圧縮比を高め、高効率燃焼を実現しています。吸気バルブは 20.5mm径へと拡大し、良好な吸気効率を確保。シリンダーヘッドは、冷却経路を最適化し信頼性の向上を図っています。
 
3)静粛かつ振動の少ないエンジン始動をもたらす「Smart Motor Generator」
 エンジンには、「Smart Motor Generator」を採用しました。始動時はスターターモーターとして機能し、走行時はジェネレーターとして働きます。従来のスターターモーターと減速ギアが不要となり、軽量・コンパクト化と静かなエンジン始動を実現しています。
 
4) 低燃費に貢献する 「Stop & Start System」
 信号待ちなどで停車すると自動的にアイドリングを停止して燃料消費を抑え、再発進時には静かな始動で発進できる「Stop & Start System」を採用しました。アイドリング停止後の再発進は、スロットルグリップを回すことで、瞬時にエンジンが掛かり滑らかに発進できます。
 
5) スタイルと機能性をバランスさせた新フレームと快適な乗り心地を支える前後サスペンション
 スタイルと走行性能・実用機能をバランスさせた新設計フレームを採用しました。スポーツ系スクーターのプラットフォームとして熟成・進化させており、軽すぎず、適度に手ごたえのあるハンドリングと接地感を実現しました。
 前後サスペンションは最適なセッティングを施しました。特にリアサスペンションは、実走行での官能評価を繰り返し、バネ定数と減衰力のバランスを整えました。また、前後ともに軽量キャストホイールを採用し、バネ下重量の軽減を図っています。
 
6)信頼性と質感の高さを表現したスタイリング
 “Prestige Confidence”をデザインコンセプトに、初めてスクーターに乗る方にも一目でわかる快適性・信頼性の表現やビジネスクラスに乗るような優越感をスタイリングのポイントとしてデザインしました。
 広い居住空間や高い収納力、LEDヘッドランプによる精悍な表情により日常の使い勝手と誇れる外観を融合しました。加えてMAXシリーズの特徴である前後アクスルを貫く、力強く引き締まったブーメランイメージのサイドパネルにより信頼感を表現しました。

 





2023/10/05掲載