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新車プロファイル2023
2023年に発売された新車の情報ページです

SUZUKI 新型V-STROM250 SXを国内導入へ

250版V-Stromが新型V-Strom250 SXとなって国内導入




 V-STROM250 SX 569,800円(2023年8月24日発売)

★スズキ V-STROM250 SX 車両解説

250版V-STROMの新型V-STROM250 SXを国内導入

 スズキの250ロード・スポーツといえば、2012年7月から国内でも発売されたGSR250がおなじみだったが、そのネイキッド・スポーツに続き250クラスのラインナップを充実させるべくフルカウル・スポーツ版のGSX250Rが2017年4月に登場している。

 2016年の11月にイタリア・ミラノショーで正式発表されたグローバルモデルで、生産にあたる常州豪爵鈴木摩托車有限公司の地元、中国では2016年12月から販売が開始され、日本国内ではやや遅れて販売が開始された。そのGSX250Rと同時にミラノショーでデビューしていたのが2017年4月に発売されたV-Strom250だった。

 搭載されたエンジンは、GSR250の水冷2気筒248cm3から発展したGSX250R用をベースとしたもので、最高出力18kW/8,000rpm、最大トルク22Nm/6,500rpmと基本スペックは同一。フリクション低減や燃焼効率向上を図ることで、街乗りで多用する低中速の扱いやすさを重視した出力特性を持ち、平成28年国内新排出ガス規制に対応。ただし燃費はGSX250Rの41.0km/Lから39.0km/Lと若干ダウンしているが、コンパクトながら高い防風性を持つフェアリングの採用や、上半身を起こしたライディングポジションによる快適性とのトレードオフといえるだろう。

「DR-BIG」のDNAを引き継いだ車体は、V-Stromシリーズのデザインイメージを忠実にトレースしており、一クラス上の車格を感じさせるもの。アドベンチャーツアラーとしてタフで力強いイメージを強調している。

 装備面では、黒基盤に白字を表示する視認性の高いネガ液晶を採用したフルデジタル表示の多機能メーターを採用。任意に設定したエンジン回転数に到達するとランプの点灯/点滅でシフトチェンジのタイミングを知らせてくれるRPMインジケーター、ギヤポジションインジケーター、切替式のオドメーター/ツイントリップメーター、時計などの各機能を装備。また、12Vのアクセサリーソケットを標準装備。ナックルカバーも標準装備。前後輪はペタルディスクブレーキを装備し、スポーティーな10本スポークの17インチアルミ製キャストホイールを採用とGSX250Rに準じている。

 2019年8月には、車体色の設定が変更されている。ベーシックのV-Strom250とV-Strom250 ABSの黒銀カラーを8月23日に、残りのABS各カラーを8月26日に発売した。

 今回は、2022年5月からインドで発売を開始した新型を国内発売するもので、よりツーリングでの快適性や未舗装路での走破性、日常での扱いやすさを兼ね備えたモデルへと発展している。
 スズキの250ヒストリーはこのぐらいにして、さっそく新型V-STROM250 SXの概要を下のニュースリリースで見てもらうことにしよう。
 

V-STROM250 SX。「グラススパークルブラック(YVB)」。
V-STROM250 SX。「パールブレイズオレンジ(QVN)」。
V-STROM250 SX。「チャンピオンイエローNo.2(YU1)」。

 

★SUZUKI プレスリリースより (2023年8月8日)

新型「V-STROM(ブイストローム)250SX」を国内で発売

スズキ株式会社は、2022年5月よりインドで発売を開始した新型「V-STROM(ブイストローム)250SX」を8月24日より国内で発売します。

 新型「V-STROM 250SX」は、ツーリングでの快適性や未舗装路での走破性、日常での扱いやすさを兼ね備えたスポーツアドベンチャーツアラーです。
 搭載する軽量でコンパクトな油冷249cm3単気筒SEP(SUZUKI ECO PERFORMANCE)エンジン※1は、低速からの力強い加速性能を実現し、幅広いお客様に向けて扱いやすい特性としました。
 ボディーは、V-STROMシリーズ共通の特長的な口ばしデザインを採用したスタイリングと、視認性が高く印象的なLEDヘッドランプを採用し、タフさと無骨さを表現しました。また、軽量でシャープなシャシーとコンパクトな車体レイアウトにより、良好なハンドリングと軽快な走りを実現しました。
 さらに、未舗装路での走破性に貢献する19インチのフロントホイールと専用設計のセミブロック調パターンのタイヤを採用しました。
その他、スズキイージースタートシステムやUSBソケット※2、高い防風性を持つウインドスクリーン、ナックルカバー、フットレストラバー、アルミ製リヤキャリア※3などを標準装備とし、快適性を高めました。

※1 燃焼効率を上げ、フリクションロスを低減することにより、パワーを落とすことなく低燃費を実現したエンジンの総称です。
※2 定格5V・2A。アイドリングやエンジン停止中にUSBソケットを使用すると、バッテリーあがりの原因となります。
洗車時や雨天時は使用しないでください。また、USBケーブルを抜き、キャップを取り付けてください。
※3 最大積載量6kg。

年間目標販売台数 1,300台(日本国内)
メーカー希望小売価格(消費税10%込み)569,800円

 

エンジン 4サイクル 249cm3

* 価格(リサイクル費用を含む)には、保険料、税金(消費税を除く)、登録等に伴う費用は含まれません。
* 製造事業者/スズキモーターサイクルインディア社 製造国/インド 輸入事業者/スズキ株式会社

「V-STROM 250SX」の主な特長
エンジン
油冷249cm3単気筒SEP(SUZUKI ECO PERFORMANCE)エンジン※1は、低速からの力強い加速性能を実現。
スズキオイルクーリングシステム(SOCS)を採用。
 
デザイン、車体
V-STROMシリーズ共通の特長的な口ばしデザインを採用したスタイリング。
視認性が高く印象的なLEDヘッドランプを採用。
軽量でシャープなシャシーとコンパクトな車体レイアウト。
未舗装路での走破性に貢献する19インチフロントホイールとセミブロック調パターンのタイヤを採用。
 
装備
ワンプッシュで始動可能なスズキイージースタートシステム。
スマートフォン等の充電に便利なUSBソケット※2。
高い防風性を持ったウインドスクリーン。
走行時の快適性を向上させるナックルカバー。
長距離移動時の疲労を軽減するフットレストラバー。
グラブバーとしても機能するアルミ製リヤキャリア※3。

 

主要諸元

車名型式 8BK-EL11L
V-STROM250 SX
発売日 2023年8月24日
全長×全幅×全高(m) 2.145×0.790×1.255
軸距(m) 1.430
最低地上高(m) 0.165
シート高(m) 0.780
車両重量(kg) 189
乾燥重量(kg)
乗車定員(人) 2
燃費消費率(km/L)※1 40.0(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 2名乗車時)※2
29.2(WMTCモード値 クラス3-1 1名乗車時)※3
登坂能力(tanθ)
最小回転半径(m) 2.7
エンジン型式   J509
水冷4ストローク2気筒SOHC2バルブ
総排気量(cm3) 248
内径×行程(mm) 53.5×55.2
圧縮比 11.5
最高出力(kW[PS]/rpm) 18.0[24]/8,500
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 22[2.2]/6,500
燃料供給装置形式 フューエルインジェクションシステム
始動方式 セルフ式
点火方式 フルトランジスタ式
潤滑油方式 ウエットサンプ式
潤滑油容量(L) 2.4
燃料タンク容量(L) 13
クラッチ形式 湿式多板コイルスプリング
変速機形式 常時噛合式6段リターン
変速比 1速 2.416
2速 1.529
3速 1.181
4速 1.043
5速 0.909
6速 0.807
減速比1次/2次 3.238/3.285
キャスター(度) 26°00′
トレール(mm) 105
タイヤサイズ 110/80-17M/C 57H
140/70-17M/C 66H
ブレーキ形式 油圧式シングルディスク
油圧式シングルディスク
懸架方式 φ37mmテレスコピック式
スイングアーム式
フレーム形式 セミダブルクレードル





2023/08/08掲載