日本で二輪車の販売台数がピークを迎えたバイクブーム真っ只中の1982年に公開された「汚れた英雄」は大藪春彦の同名小説を映画化した作品。天才ライダーの光と影を描く華麗なるロードレースムービーで、チャンピオンになるためなら手段を選ばない主人公・北野晶夫を草刈正雄が演じ、彼を取り巻く女性たちに浅野温子、木の実ナナ、朝加真由美、レベッカ・ホールデンと豪華女優陣が顔を揃える。また、草刈のレースシーンは1983～1985年に全日本ロードレース選手権500ccクラスで前人未到の３連覇を達成し、日本のモーターサイクルスポーツの普及振興に大きく貢献した平 忠彦が代役を務めたことも知られている。
そんなバイク映画の金字塔といえる作品が4Kデジタル修復 Ultra HD Blu-ray【HDR版】（4K Ultra HD Blu-ray＋Blu-ray+CD 計3枚組。22,440円）として10月13日（金）発売となる。2026年に50周年を迎える角川映画の名作の数々を映像、音声、特典、全てのクオリティを追求した「角川映画UHDプロジェクト」 によるもので、これまで「犬神家の一族」「戦国自衛隊」「蘇える金狼」「野獣死すべし」「化石の荒野」「友よ、静かに瞑れ」「伊賀忍法帖」「キャバレー」が4K UHDとして発売されている。
新たに制作されたDolby Atmos音声を初収録、迫力あふれるレースシーンなど臨場感ある音声を体感できる「汚れた英雄」の4K UHDは、関係者の新規インタビューや新たに発掘されたスチールで構成する豪華本「THE IGNITION KEY OF THE LAST HERO」（A4／ソフトカバー／90ページ以上）、初CD化となる劇伴CDが同梱されるほか、「『汚れた英雄』製作会見ニュース」（スポニチ映像）や初収録TV SPOTなどの特典映像も収録される。
尚、「汚れた英雄」4K UHDの予告編（https://youtu.be/IqVgFpYJMRs）も公開中。
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