Facebookページ
Twitter
Youtube

新車詳細

新車プロファイル2023
2023年に発売された新車の情報ページです

SUZUKI 90度配置の2軸一次バランサー“クロスバランサー”を採用した新型GSXが誕生

90度配置の2軸一次バランサー“クロスバランサー”を採用した新型GSXが誕生




SUZUKI GSX-8S 車両解説

 
 2015年のモーターサイクルショーで国内デビューし、多くのバイクファンの注目を集めたスズキの新型スポーツモデル、GSX-S1000 ABS/S1000F ABS。スーパースポーツ、GSX-R1000をベースとしたエンジンを、これまたGSX-R1000をベースにさらに開発を進めたフレームに搭載し、“GSX-R”というサーキット指向のスーパースポーツに対して、こちら“GSX-S”はワインディングを制する「高揚感のある加速と走りを楽しむ」ことに焦点を当てたストリートスポーツとして2015年7月に発売が開始された。

 その“GSX-Sシリーズ”の第二弾として750の弟分が登場したのは2017年の3月。2016年のインターモトでデビューして以来、多くのファンが待ちに待った発売だった。

 低く構えたアグレッシブなスタイリングや、スーパースポーツモデル“GSX‐R750”(海外向けモデル)ゆずりのパワーとスムーズなスロットルレスポンスによる爽快な走りを特長としていた。高出力ながら一般公道での扱いやすさを追求した直列4気筒DHOC4バルブ749ccエンジンを搭載。3段階から選択可能なトラクションコントロール、ラジアルマウントフロントブレーキキャリパーなどを採用。また、スポーティーな印象を与えるペータルブレーキディスクや、力強さを感じさせるテーパー形状のハンドルバーも装備した。

 2018年2月にはこのアグレッシブストリートスポーツ、GSX-S750 ABSは初のモデルチェンジを受け、アルミ製ハンドルバーを採用する仕様変更と共に、つや消し黒の特別色が発売されている。

 その後は、2019年2月に仕様、諸元、そして価格の変更も無しでカラーリング変更がのみ行われ、「トリトンブルーメタリック(青)」(YSF)、「パールグレッシャーホワイト(白)」(YWW)、「マットブラックメタリックNo.2(つや消し黒)」(YKV)の3色のラインアップとなっていた。2020年2月にも、仕様、諸元に変更は無くカラーリングの変更のみで2020年モデルとして発売された。

 2021年2月のモデルチェンジでも諸元に変更は無く、価格も同一でカラーリングの変更のみで2021年モデルとして発売された。新カラーラインアップは、「グラススパークルブラック×トリトンブルーメタリック」(KEL)、「オールトグレーメタリックNo.3×グラススパークルブラック」(BD7)、「マットブラックメタリックNo.2」(YKV)の3色。

 そして今回、775cm3の並列2気筒エンジンが新設計され、幅広いユーザー向けに、毎日の移動からツーリングまでの利便性を両立した軽量で扱いやすい800ccクラスの新型ストリートモデルとして発売されるという。

 大排気量ツインエンジンながら“GSX-S”一族の名称が与えられた新型モデルの特徴は、V-STROM 800DE同様、量産二輪車で初めて、1クランク軸に対して90°に一次バランサーを2軸配置した「スズキクロスバランサー」を採用することで、振動を抑えながら軽量・コンパクト化を実現した新型エンジンとなっている。
 その他、S.I.R.Sに出力特性を3つの中から選択可能なSDMS(スズキドライブモードセレクター)や3段階から選択可能なトラクションコントロール、双方向クイックシフトシステム等を採用することで、様々な走行シーンやスキルに対応しまする最新テクノロジーツインということだろう。

 

GSX-8S。
GSX-8S。

 

GSX-8S。

 

★スズキ ニュースリリースより (2023年3月17日)

スズキ、大型二輪車 新型「V-STROM(ブイストローム)800DE」、
新型「GSX-8S」を国内で発売

 スズキ株式会社は、2022年11月に開催された「EICMA 2022(ミラノショー)」で発表したスポーツアドベンチャーツアラーの新型「V-STROM(ブイストローム)800DE」、ストリートバイクの新型「GSX-8S」を3月24日より国内で発売します。

 新型「V-STROM 800DE」、新型「GSX-8S」は、幅広いユーザー向けに、毎日の移動からツーリングまでの利便性を両立した軽量で扱いやすい800ccクラスの新型モデルとして開発しました。
 エンジンは、775cm3並列2気筒エンジンを新設計し、量産二輪車で初めて※1クランク軸に対して90°に一次バランサーを2軸配置した「スズキクロスバランサー」※2を採用することで、振動を抑えながら軽量・コンパクト化を実現しました。

 新型「V-STROM 800DE」は、様々な走行シーンに対応する電子制御システムS.I.R.S(スズキインテリジェントライドシステム)を採用し、トラクションコントロールシステムに専用のGモードを設定しました。また、調整式の前後サスペンションと、フロントには大径の21インチホイールを装着、前後にセミブロックパターンのタイヤを採用しました。外装はV-STROMシリーズ共通のイメージを維持しながらも、シャープなスタイリングとし、タンクの下まわりやフロントカウルの先端部分にアクセントカラーを採用しました。

 新型「GSX-8S」は、S.I.R.Sに出力特性を3つの中から選択可能なSDMS(スズキドライブモードセレクター)や3段階から選択可能なトラクションコントロール、双方向クイックシフトシステム等を採用することで、様々な走行シーンやスキルに対応しました。また、軽量アルミ製スイングアームを採用し、操縦性を高めました。デザインでは、ショートマフラーに加え、エンジンやシートレールを露出させることで機能部品を美しく見せ、時代を先取りした斬新な独自性のあるスタイリングとしました。

 新型「V-STROM 800DE」、新型「GSX-8S」は、3月から4月にかけて大阪・東京・名古屋の3ヶ所で開催されるモーターサイクルショー※3に出品します。

※1 2022年11月時点、スズキ調べ。
※2 特許取得済み。
※3 第39回大阪モーターサイクルショー2023:3月17日から19日までインテックス大阪で開催
第50回東京モーターサイクルショー:3月24日から26日まで東京ビッグサイトで開催
第2回名古屋モーターサイクルショー:4月7日から9日まで愛知県国際展示場で開催

●商品名

「V-STROM 800DE」
メーカー希望小売価格(消費税10%込み)
1,320,000円
発売日
2023年3月24日発売
※価格には、保険料、税金(消費税を除く)、登録等に伴う費用は含まれない。
 
●商品名

「GSX-8S」
メーカー希望小売価格(消費税10%込み)
1,067,000円
発売日
2023年3月24日発売
※価格には、保険料、税金(消費税を除く)、登録等に伴う費用は含まれない。
 

 

主要諸元

車名型式 8BL-EM1AA
GSX-8S
発売日 2023年3月24日
全長×全幅×全高(m) 2.115×0.775×1.105
軸距(m) 1.465
最低地上高(m) 0.145
シート高(m) 0.810
車両重量(kg) 202
乾燥重量(kg)
乗車定員(人) 2
燃費消費率(km/L)※1 34.5(国交省届出値 定地燃費値※2 60km/h 2名乗車時)
23.4(WMTCモード値※3 クラス3 サブクラス3-2 1名乗車時)
登坂能力(tanθ)
最小回転半径(m) 2.9
エンジン型式   FRA1
水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ
総排気量(cm3) 775
内径×行程(mm) 84.0×70.0
圧縮比 12.8
最高出力(kW[PS]/rpm)※4 59[80]/8,500
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)※4 76[7.7]/6,800
燃料供給装置形式 フューエルインジェクション
始動方式 セルフ式
点火方式 フルトランジスタ式
潤滑油方式 圧送式ウエットサンプ
潤滑油容量(L) 3.9
燃料タンク容量(L) 14
クラッチ形式 湿式多板コイルスプリング
変速機形式 常時噛合式6段リターン
変速比 1速 3.071
2速 2.200
3速 1.700
4速 1.416
5速 1.230
6速 1.107
減速比1次/2次 1.675/2.764
キャスター(度) 25°
トレール(mm) 104
タイヤサイズ 120/70ZR21M/C 58W
180/55R17M/C 73W
ブレーキ形式 油圧式ダブルディスク(ABS)
油圧式シングルディスク(ABS)
懸架方式 テレスコピック式
スイングアーム式
フレーム形式 ダイヤモンド

※平成32年(令和2年)国内排出ガス規制に対応
※1:装備重量は、燃料・潤滑油・冷却水・バッテリー液を含む総重量となります
※2:燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。実際の燃費は、使用環境(気象、渋滞等)や 運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります。
※3:定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です。
※4:WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。
※5:エンジン出力表示は、「ps/rpm」から「kW/rpm」へ、トルク表示は「kgf・m/rpm」から「N・m/rpm」へ切り替わりました。( )内は、旧単位での参考値です。
車体色
QU1: パールコズミックブルー
QU2: パールテックホワイト
KGL: グラススパークルブラック/マットブラックメタリックNo.2





2023/03/24掲載