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日本モータースポーツ界の発展に貢献、高橋国光氏逝去
1961年5月14日、世界GP第2戦の西ドイツGP・250ccクラスでゼッケン100の高橋国光氏は日本人として初めて世界選手権で優勝という快挙を成し遂げる。会場のホッケンハイム・リンクには日の丸が揚がり、君が代が流れた。マシンはRC162。


 二輪や四輪レースで活躍、“クニさん”の愛称で知られる高橋国光氏が3月16日、亡くなった。

 1940年に東京都で生まれ、1958年に全日本モーターサイクル・クラブマンレースで二輪レースにデビュー。1960年にホンダ入り、翌1961年の西ドイツGPで日本人としてロードレース世界選手権で初めて優勝を果たす(その当時の貴重な実況アナウンスのダイジェストはコチラ)。

 転向した四輪レースでも日産やホンダのマシンを駆って活躍、1999年・59歳まで現役レーサーであり続けた。その後もモータースポーツ界に多大な貢献を果たし、2020年には文部科学省の「スポーツ功労者顕彰」を受章した。

2012年9月に開催された「鈴鹿サーキット50周年ファン感謝デー」にて。二輪四輪時代のチームメイトであり、国光氏にとって最大のライバルだったという北野元氏らと共に1960年代GPマシンのデモランを行った。
2022/03/16掲載