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新車詳細

新車プロファイル2019
2019年に発売された新車の情報ページです

HONDA CB1300シリーズの旗艦、SPタイプに伝統の“CB”カラーを追加して発売

CB1300シリーズの旗艦、SPタイプに伝統の“CB”カラーを追加して発売

新たな時代のロードスポーツを作ろうという「プロジェクト BIG 1」によって開発されたCB1000 SUPER FOUR。そのCB1000 SUPER FOURの流れを受け継ぎ、さらに1300へと発展させたモデルが、1998年3月に発売開始されたビッグネイキッド・ロードスポーツ、CB1300 SUPER FOURだ。前年の第32回東京モーターショーに参考出品され、CB1000 SUPER FOURのデビュー時に負けず劣らずの話題を集めての市販化だった。

“最高峰を狙うネイキッド・ロードスポーツはどうあるべきか”を徹底追求し開発したというCB1300シリーズ。 水冷直列4気筒、1300㏄エンジンの持つ力強く余裕ある出力特性を活かし、市街地走行から郊外、高速道路まで幅広く多目的に楽しめ、しかもビッグなボディサイズに、精悍で迫力あるフォルムを融合させたネイキッド・ロードスポーツとされていた。

その後、2003年2月にはキープコンセプトながら、初のフルモデルチェンジを受けている。2005年2月にはシリーズ本体のマイナーチェンジとともに、ハーフカウルを備えたCB1300SUPER BOL D’ORがラインナップに追加された。さらにその年の3月にはABS仕様も追加されている。

2008年3月には環境性能向上のためのマイナーチェンジ。2009年12月にはリア周りのデザインを変更し、大型スクリーンやパニアケースを装備したCB1300 SUPER TOURINGをラインナップに追加した。またCB1300シリーズはこのクラスのベストセラーモデルとしてそれらのマイナーチェンジとは別に、毎年の如くカラーチェンジやマイナーチェンジも受けてきている。

2012年11月には、CB400/CB1000に始まる「プロジェクト BIG 1」の20周年を記念した、スペシャル・エディションが発売されている。これは、赤/白ボディをベースに、前後ブレーキキャリパー、フロントディスクハブ、ドライブチェーンを金色に、クラッチカバーやフロントフォークボトムケースにバフ掛け処理を施すなどでプレミア感をプラス、決め手は20周年を記念した燃料タンク上のオリジナル・ステッカーと、タンクサイドの立体ウイングエンブレムの採用だった。

2014年3月にはモデルチェンジが行われ、メカニズム面では、ミッションが5速から6速に変更されたことが最大のトピックスで、その他PGM-FIのセッティング変更、改良型マフラーの採用、車体周りでは、シートレールの強化、フレーム剛性バランスの見直し、ABSの標準装備、さらにSUPER BOL D’ORでは新たにLEDヘッドライトを装備した新型フェアリングの採用などが行われた。

またこのマイナーチェンジを期に、ETC車載器とグリップヒーターおよび専用インジケーターランプを標準装備した“CB1300SUPER FOUR E Package”と“CB1300SUPER BOL D’OR E Package”がそれぞれタイプ設定され、5月から発売された。

2015年2月には、この新型CB1300シリーズの“E Package”をベースに、専用のパールコスミックブルーの車体色にキャンディアザリンレッドのストライプ、シリンダーヘッドカバーにはホイールと同色のブロンズゴールドカラーを採用するなど、上質感を高めた特別カラー・バージョンが登場している。2016年3月には、ツートーンカラーに新色の「チタニウムブレードメタリック」を追加、2016年4月にはE-Packageに漆塗りイメージのスペシャル・エディションと矢継ぎ早に発売。

2017年10月には、キープコンセプトのデザインのままマイナーチェンジが行われた。外観では主に、LEDヘッドライト、LEDウインカーが装備され、マフラーも“巨大”さを抑えた一回り小ぶりなものとなっている。メカニズム面では細かな熟成が行われ、出力も81kWに向上、足周りでもブレーキキャリパーの改良やサスのチューニングなど変更点は多い。

2018年10月は、カラーチェンジと“SP”タイプの追加だ。オーリンズ社と共同開発した専用フロントフォークとリアサスペンションが採用され、よりスポーティーな走りと上質な乗り心地を追求するとともに、極低速域から良好な路面追従性を実現している。また、フロントブレーキにはブレンボ社製のラジアルマウント式モノブロック対向4ピストンキャリパーを採用し、制動時の車体コントロール性を高めながら、剛性としなやかさを両立させた。

今回のモデルチェンジでは、CB1300SUPER FOUR SPとCB1300SUPER BOL D’OR SPの両SPモデルに、CBシリーズのテーマカラーともいえる「キャンディークロモスフィアレッド」の新色が追加された。

 

CB1300 SUPER FOUR SP。「キャンディークロモスフィアレッド」。
CB1300 SUPER BOL D’OR SP。「キャンディークロモスフィアレッド」。

 

★HONDA ニュースリリースより (2019年10月04日)

「CB1300 SUPER FOUR SP」と「CB1300 SUPER BOL D’OR SP」に新色を追加し発売

Hondaは、力強い出力特性の水冷・4ストローク・DOHC・直列4気筒エンジンを搭載した大型ロードスポーツモデル「CB1300 SUPER FOUR SP」と「CB1300 SUPER BOL D’OR SP」に新色を追加し、Honda Dreamより10月25日(金)に発売します。

今回、往年のCBを彷彿させる伝統的なカラーリングイメージとした「キャンディークロモスフィアレッド」を新たに追加。継続色の「パールホークスアイブルー」と合わせて、全2色のカラーバリエーションとしています。

CB1300 SUPER FOUR SPとCB1300 SUPER BOL D’OR SPは、CBシリーズのフラッグシップモデルであるCB1300 SUPER FOURとCB1300 SUPER BOL D’ORをベースモデルに、オーリンズ社と共同開発した専用フロントフォークおよびリアサスペンション、また、フロントブレーキにブレンボ社製のラジアルマウント式モノブロック対向4ポットキャリパーを採用。よりスポーティーな走りと上質な乗り心地を追求したモデルとして、ベテランライダーを中心とした幅広い層のお客様に好評を得ているモデルです。

 

●販売計画台数(国内・年間)
シリーズ合計 900台
 
●メーカー希望小売価格(消費税10%込み)
CB1300 SUPER FOUR SP
キャンディクロモスフィアレッド 1,885,400円(消費税抜き本体価格 1,714,000円)
CB1300 SUPER FOUR E Package SP
キャンディクロモスフィアレッド 1,995,400円(消費税抜き本体価格 1,814,000円)
※価格(リサイクル費用を含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません

 

★主要諸元

車名型式 EBL-SC54
CB1300 SUPER FOUR SP〈CB1300 SUPER BOL D’OR SP〉
発売日 2019年10月25日
全長×全幅×全高(m) 2.200×0.795〈0.825〉×1.135〈1.215〉
軸距(m) 1.520
最低地上高(m)★ 0.135
シート高(m)★ 0.790
車両重量(kg)※3 268〈274〉
乾燥重量(kg)
乗車定員(人) 2
燃費消費率(km/L)※1 26.8(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 2名乗車時)※2
16.8(WMTCモード値 クラス3-2 1名乗車時)※3
登坂能力(tanθ)
最小回転小半径(m) 2.7
エンジン型式 SC54E
水冷4ストローク直列4気筒DOHC4バルブ
総排気量(cm3) 1,284
内径×行程(mm) 78.0×67.2
圧縮比★ 9.6
最高出力(kW[PS]/rpm) 81[110]/7,250
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 118[12.0]/5,500
燃料供給装置形式 電子式<電子制御燃料噴射装置[PGM-FI]>
始動方式★ セルフ式
点火方式★ フルトランジスタ式バッテリー点火
潤滑油方式★ 圧送飛沫併用式
潤滑油容量(L)
燃料タンク容量(L) 21
クラッチ形式★ 湿式多板コイルスプリング
変速機形式 常時噛合式6段リターン
変速比 1速 3.083
2速 1.941
3速 1.478
4速 1.240
5速 1.074
6速 0.964
減速比1次/2次 1.652/2.222
キャスター(度)★ 25°00′
トレール(mm)★ 99
タイヤサイズ 120/70ZR17M/C 58W
180/55ZR17M/C 73W
ブレーキ形式 油圧式ダブルディスク
油圧式ディスク
懸架方式 テレスコピック式
スイングアーム式
フレーム形式 ダブルクレードル

■道路運送車両法による型式指定申請書数値(★の項目はHonda公表諸元)

※1燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。使用環境(気象、渋滞など)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります
  ※2定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です
  ※3WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果に基づいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます

■製造事業者/本田技研工業株式会社

2019/10/04掲載