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新車プロファイル2021
2021年に発売された新車の情報ページです

YAMAHA フロント2輪のLMWモデル、TRICITY 125に新色登場

フロント2輪の原付二種LMWモデル、TRICITY 125に新色登場




YAMAHA TRICITY 125/TRICITY 125 ABS 車両解説

 2013年の東京モーターショーでジャパンプレミアされ、大きな関心を集めた125ccオートマチックコミューター「トリシティ MW125」。翌2014年4月からは、実際にタイ市場で市販が開始され「ショーのためのコンセプトモデルではなかったのか!」と驚かれた方も多かったのでは。そのトリシティ MW125の国内での発売開始がアナウンスされたのは、S2014年の7月1日。常に新しい“波”を発信し続けている街、東京は秋葉原で行われた発表会場でのことだった。

 実際の発売開始日時は、9月10日からで、その時点での販売価格は356,400円。本体価格で33万円のプライスは、話題性、メカニズム、そして所有する満足度などからすると、かなりのお買い得なプライス設定だった。

 トリシティ MW125の最大の特徴といえるヤマハ独自の「LMW」(Leaning Multi Wheel)メカニズムは、旋回時にフロント二輪を車体と同調させて傾斜(Leaning)させるもので、軽快でスポーティなバイクのハンドリングに、「より安心感を与える」メカニズムと説明されていた。フロントのロアーフォークブリッジ近くに配置されたハンガー状のアームがリーン機能を実現する2本の“パラレログラムリンク”と呼ばれるもの。そして左右のフロントホイールは、それぞれ片持ち式のテレスコピックサスで独立して懸架される(フォークは片側2本ずつの計4本)。これらのメカニズムにより、リーンを実現する機能と、サスペンションの機能をそれぞれ独立させ、スムーズな動作と現実的なバンク角、ハンドル切れ角を確保している。

 2015年4月には、ABSを標準装備したタイプを追加ラインアップ。2015年12月には、発売から1年経過ということで気分一新、“エレガント&スマート”をキーワードとした「マットブルーメタリック3(マットブルー)」の新色を追加している。

 また2016年3月には、トリシティ 125/トリシティ 125 ABSに、新たにトップケースとナックルバイザー等を標準装着し実用性と利便性を高めたトリシティ 125“快適セレクション”をリリース。LMW(Leaning Multi Wheel)の更なる普及を目指してユーザーの実用性と利便性を高めた新たな選択肢を追加した、とされていた。

 2017年1月には、トリシティの利便性をさらに高めるため、余裕の走りを裏付ける155㏄エンジンを搭載した“軽二輪”バージョンが発売されている。この“軽二輪”バージョンのトリシティ 155 ABSに搭載されたのは「VVA」(Variable Valve Actuation:可変バルブシステム)を採用した新型“BLUE CORE”エンジンで、155㏄から11kW(15PS)/8,000rpmの最高出力と、14N・m(1.4kgf・m)/6,000rpmの最大トルクを発生。またフレームもこの“ハイパワー・エンジン”を搭載するにあたって再設計され、剛性バランスの向上や足元スペースの拡大などが行われていた。

 そしてこちら“原付二種”版のトリシティ 125も翌2018年1月には初のモデルチェンジが行われ、可変バルブ機構(VVA)を採用した124cm3版“BLUE CORE”エンジンの搭載をはじめ、足元スペースを拡張した新型フレーム、足付き性を改善したシート、そして安全性の向上と高級感を備えたLEDヘッドライトの採用などにより2018年モデルとして登場している。

 2019年2月に発売された2019年モデルでは、カラーリングの変更のみで、これまで異なっていたトリシティ 125と、トリシティ 125 ABSのカラーが共通の設定となった。新しいカラーは新色「マットペールブルーメタリック2」が登場、「マットグレーメタリック3」と「ホワイトメタリック6」の継続2色と合わせで計3色をラインアップ。

 今回の2021年モデルでは、“フロント2輪の軽快さと楽しさを引き立てる鮮やかな新色を採用”ということで、Fun to Rideを求めるアクティブ志向のユーザーに向けた、フロント2輪の軽快さと楽しさを引き
立てる鮮やかな「イエロー」を採用した。なお、「マットグレー」と「ホワイト」は継続販売。
 

TRICITY 125/ABS。「ライトリーフグリーンソリッド6」(イエロー/新色)。

 

TRICITY 125/ABS。「マットグレーメタリック3」(マットグレー/継続販売)。
TRICITY 125/ABS。「ホワイトメタリック6」(ホワイト/継続販売)。

 

★ヤマハ ニュースリリースより (2021年3月3日)

原付二種「TRICITY 125/ABS」 2021 年モデルを発売
~フロント2 輪の軽快さと楽しさを引き立てる鮮やかな新色を採用~

 ヤマハ発動機株式会社は、124cm3“BLUE CORE”※1 エンジンを搭載するフロント2輪のLMW※2モデル「TRICITY(トリシティ) 125」およびABS装備の「TRICITY 125 ABS」のカラーリングを変更し、2021年モデルとして4月8日に発売します。

 新色は、“Fun to Ride”を求めるアクティブ志向の方に向けた、フロント2輪の軽快さと楽しさを引き立てる鮮やかな“イエロー”です。なお、“マットグレー”と“ホワイト”は継続販売します。

「TRICITY 125/ABS」は、LMWテクノロジー※3 による安定感のあるコーナリングと上質なクルージング性能を兼ね備えた、新しいライディングの楽しさを味わえるモデルです。

 なお、生産はタイのグループ会社TYM(Thai Yamaha Motor Co., Ltd.)で行います。

※1 ヤマハ発動機株式会社は、“走りの楽しさ”と“燃費・環境性能”の両立を高次元で具現化するエンジン設計思想として、2014年より“BLUE CORE(ブルーコア)” を掲げています。この思想は高効率燃焼、高い冷却性、ロス低減の3点にフォーカスして性能実現を図るもので、「TRICITY 125/ABS」のエンジンもこの“BLUE CORE”思想に基づき開発しました。商標登録第5676267号。
※2 LMW=Leaning Multi Wheel。モーターサイクルのようにリーン(傾斜)して旋回する3輪以上の車両の総称。商標登録第5646157号。
※3 LMW テクノロジー:平行な上下2本のアームで構成するパラレログラムリンクのあるサスペンションと操舵機構で軽快感と安定感を両立する技術。

<名称>
「TRICITY125」 423,500円(本体価格385,000円/消費税38,500円)
・ライトリーフグリーンソリッド6(イエロー/新色)
・マットグレーメタリック3(マットグレー/継続販売)
・ホワイトメタリック6(ホワイト/継続販売)
 
「TRICITY125 ABS」 462,000円(本体価格420,000円/消費税42,000円)
・ライトリーフグリーンソリッド6(イエロー/新色)
・マットグレーメタリック3(マットグレー/継続販売)
・ホワイトメタリック6(ホワイト/継続販売)
 
<発売日>
2021年4月8日
 
※メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(除く消費税)、登録などに伴う諸費用は含まれていません。
 
<販売計画>
800台(年間、国内)
 

 





2021/03/03掲載