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関東や太平洋側ではあまりなじみがないかもしれないが、日本海側、東北、北海道といった雪国では大切な生活の道具である除雪機。さらに除雪は毎日必要で始動性や耐久性は必須。雪中での使用を考えると高い信頼性に加え、寒い中で操作しなければいけないためトップレベルの扱いやすさと安全性が求められる「除雪機」にせまる。
●文:ノア セレン ●撮影:依田 麗
実は雪国ニッポン

 関東、といわず太平洋側に住んでいる私には、除雪機が必要なほど雪が降ることを実感できない。最近は都心でも大雪が降り交通網などが2~3日マヒすることもあるが、それも年に1~2回あるかないか。大雪の予測が出ても積雪3センチ……「なんだ、たいしたことないじゃないか」となることもあり、除雪機を持とうという人は少ないだろう。
 こんな感覚で取材に臨んだため、まずは雪国のレクチャーからとなった。雪国、というと限られたエリアという印象にもなりそうだが、日本海側は本州でもかなり雪深い地域が多く、九州の一部も雪は多い。そして東北や北海道の一部は冬の間はまさに「雪に閉ざされる」地域。雪国は別段珍しくはなく、雪国の人にとって除雪作業は毎日のルーティンであり、大切な生活の一部であるということに気づかされた。

厄介な雪と毎日向き合う

 降雪地域にとって除雪機は一家に一台。冬の間はほぼ毎日使う大切な生活ツールで、これがなくては一日が始まらない。それでいて地域によって求められる性能が違い、これがまたトリッキーである。雪は降るが、毎日除雪が必要なほどではないところもあれば、朝晩はもちろん、昼間も除雪しないと玄関が埋まってしまう地域もあるそう。そうなると除雪機も雪に埋もれてしまうため、除雪機専用ガレージも必要になってくる。
 こういう地域になると少し大きめの除雪機が必要だそうだ。価格を見て「バイクが買えるじゃないか!」と思わず口にしたら、「除雪機がないと高額な車がガレージから出せない地域だってたくさんあるんですよ」と返され納得。除雪機を必要としない地域からすると驚くことも多いが、これがないと立ち行かない地域も多いわけで、除雪機はまさに生活の一部なのだと知らしめられた。

深い地域で活躍するホンダの除雪機
雪深い地域で活躍するホンダの除雪機。もはや冬の生活には、なくてはならない必需品。
ホンダ初の除雪機HS350
ホンダ初の除雪機HS35は1980 年に登場。コンパクトで扱いも簡単。

 さらに難しいのは雪量だけでなく、雪質によっても求められる性能が違うこと。パウダースノーといわれるサラサラの雪は軽いので、積もった雪を掻き集めるのは容易だが舞いやすいので狙った場所に飛ばすのは難しい。また新潟や山形のように水分を多く含んだ雪は重いので除雪作業に時間がかかってしまう……。他にも凍った雪や、圧雪など地域によってさまざまな雪が存在する。ホンダの除雪機ラインアップを見ながら説明を受けていると、「雪というのはなかなか厄介なものなのだな」と初めて認識することになった。

業界のトップシェア!

 ホンダの除雪機はパワープロダクツの商品の中では今年40周年と後発だが、除雪機業界では他社を圧倒するシェアナンバー1。なぜそこまで上り詰めることができたのか、またその魅力は何なのか、小東賢太研究員に話を伺った。
「そもそも除雪機の操作ってかなり難しいんです。色々な操作を同時にしなければいけなくて、気を配らなければいけないところも多い。ホンダは扱いの難しいこの機械を、少しでも使いやすくなるようお客様の声と共に進化させてきました。シェアはその結果だと思います」
 これまた新鮮である。除雪機の操作って難しいのか! それすら知らないことに気づかされる。

小東賢太さん

ライフクリエーションセンター
商品技術戦略室 企画ブロック 研究員
小東賢太さん

学生時代にはGB250クラブマンを所有し、二輪を志望してホンダに入社。しかし新人研修で先輩にパワープロダクツを勧められ心が揺らぐ。「この機種は俺が作ったんだ! と言えるのはパワープロダクツだぞ!」の言葉にさそわれ朝霞東研究所(現ライフクリエーションセンター)入り、開発室配属後、耕うん機から始まり幅広く完成機開発を経験。「エンジニア冥利に尽きます」と本人。2008 年に除雪機デビュー。FI 搭載の大型モデルやハイブリッド除雪機など数多くの機種でLPL を務め、2019 年に異動し現職へ。除雪機とは縁のない京都出身。


 除雪機はオーガ(回転刃で雪を取り込む機構部)で雪を集め、シューター(集めた雪を投げる部分)から目指す場所へ雪を飛ばす、というわりとシンプルな構成に見えるが、雪を飛ばすという仕事量に走行スピードを合わせ調整しなければならない。除雪する場所が水平でないこともあるし、雪をどこに集めたいかによってシューターの方向なども常に気をくばらなければならない。さらにそうした複数の操作を同時進行で行うわけだが、そもそも寒い中で手袋をしての手元操作だからこれもなかなか難しい。それなのに多くの場合、各家庭の除雪は専門家ではなく奥様方が行うことだって一般的なのだから、いかに除雪機での作業がストレスなくできるか、というのは大切な部分だろう。

オーガ
シューター
除雪機の基本は雪をかき集めるオーガと集めた雪を飛ばすシューター。単純な機構にも見えるが実は蓄積されたノウハウが詰まっている。

 そんな中ホンダの強みはまずエンジン。他のパワープロダクツも同様だが、エンジンメーカーとしてそこは絶対に譲れない部分だ。動力部は高い技術で信頼性・耐久性も他社を圧倒。これはパワープロダクツにおいて根幹となる部分で、除雪機においても当てはまる。これに加え、ハンドルやノブの形状、操作パネルのレイアウトなどもユーザーが操作しやすいよう工夫している。
「除雪機の基本的な構造自体はずっと前から同じなんですよ。オーガで集めてブロワで吹き飛ばす。シンプルなものです。だからこそ使い勝手の向上や、寒い朝でも一発始動できるエンジンは非常に重要です。そうした信頼性がホンダの強みと言えます」
 パワープロダクツの共通カラー「パワーレッド」の除雪機は、使いやすさとあいまってデビューから多くのユーザーに支持されシェアを広げていった。

良きバランスを探る
これからは「小型化」

 昔から変わらない構造、とはいえ、日本は様々な雪質があるため、そのシンプルな構造の中で多くのファインチューンがされているのも事実だ。先述したように、北海道などでは軽く細かくてサラサラ、逆に北陸では水分の多い重い雪が降る。雪の種類にかかわらず除雪機は適切に稼働しなければならない。これがまた難しいそう。

「これはもう、地道なノウハウの積み重ねなんです。雪質ももちろんですし、雪の量や、除雪機のパワー/能力によっても細かなセッティングがなされています。例えばオーガ部分は、パワーのある大型モデルについては想定される雪の量も多く、圧雪なども考えられるためデコボコ・ギザギザのツメが付いていることが多いですし、より小さなモデルでは効率を重視し、ひと掻きでより多くの雪を拾えるようツルンとしたツメが付いていたりします。ハウジングの形やシューターの形も同様で様々な形状を試したうえ、あらゆる雪質に対応できるよう高いバランスを実現しています」
 雪質に対してそれぞれの仕様がラインアップされているのかと思ったが、そうではなく、様々な雪質に対応できるような仕様となっている。同じ場所でも雪質は必ずしも一定ではないし、雪質が変わっても確実に作業ができる、というのはありがたい。そもそも冬しか使わない機械である。専門性も必要でありながら、汎用性も求められる難しい分野である。
「逆に日本はこのように様々な雪が降るからこそ、いろいろな開発ができるとも言えます。様々な地域で多様な雪を相手にテストを重ねた上で商品化しています。その点も強みだと思います」

ブレード式SB800
小型で手軽なブレード式SB800。電動のSB800e もラインアップ。

 かつては何種類ものオーガやシューターを持ち込みテストを繰り返したそうだが、データを積み重ねた今ではコンピューターによるシミュレーションが可能になり、より効率的に、さらに高次元で専門性と汎用性をバランスさせることができているという。

クロスオーガとハイブリッドシステム

 さらに技術のホンダを印象付ける二つのキーワードが、「クロスオーガ」と「ハイブリッド」だ。クロスオーガは前回紹介した耕うん機サラダなどに搭載されている「同軸正逆転ロータリー」と同じ機構。同軸に配置されたツメが、正方向と逆方向に回る、まさにサラダと全く同じ発想である。
「そうですね、考え方は耕うん機と同じです。小型除雪機は機体が軽いので、オーガ(刃)が固い雪に当たるとその反力で機体が浮き上がってしまい効率的な作業ができない、という課題がありました。それを解消したのがクロスオーガです。オーガを正逆同時に回転させることで機体の浮き上がりを抑制し、小型の除雪機でも固い雪に負けずに作業ができるようになりました」

 一方ハイブリッドシステムでは、作業部をエンジンで動かし、走行部を電動化している。除雪の経験がないとこの利点がわからない……?
「ホンダのハイブリッドシステムは走行を電動化したことで細かな速度調整や制御が可能です。除雪作業中は寒いですし、皆さんなるべく早く仕事を終わらせたい。だから作業はエンジン全開で行われることがほとんどです。でも全開で進んでいると、雪が深くなったり硬くなったりすると回転数が落ち込んだりしますよね。それを自分で察知してすぐに走行速度の調整ができればできれば良いのですが、他にも気にしなければならないことも多いのでなかなか難しいです。操作が遅れるとエンジン回転数が落ち、そうするとシューターから雪を投げ出す役目のブロワの速度も落ち、結果狙ったところに雪を飛ばせなくなってしまいます」

クロスオーガ
正逆方向に回転するクロスオーガ。硬い雪でも車体の浮き上がりを抑制し小型機でも作業効率をアップ。

 なるほど除雪機は「雪を狙ったところに飛ばす」という事が必要なのだ。これができるのが、「負荷連動速度コントロール機能」を搭載したハイブリッド除雪機、というわけだ。

小型機のHSS970n
HSM1590i
小型から大型まで全17機種をラインアップ。小型機のHSS970n(写真左)はクロスオーガ搭載。HSM1590i(写真右)はハイブリッドシリーズの中でもスマートオーガを搭載した最上位モデル。

「ハイブリッドシステムを採用したことで様々なメリットがありますが、『負荷連動速度コントロール』はその代表的な機能です。雪の量や重さなどに応じて適切な速度に制御することで、投雪距離を一定に保つことができるのです。作業部のエンジンの負荷を検知し、走行部がその負荷に応じた適切な速度に自動調整するので、ユーザーは自分で速度を調整する必要がなく他の操作に気を配ることができます」
 複雑だった除雪機操作をより楽にしてくれたのが、この「ハイブリッドシステム」だった。これにより除雪機操作に長けた人でなくても、早く、簡単に除雪作業ができるようになった。
「ご近所さんがハイブリッド除雪機を使っている様子を間近で見ていたり、また少しでも使った方はかなり高い確率でハイブリッド除雪機をご購入くださいます。それだけ操作が簡単で、効率的な作業ができるこのシステムはホンダ除雪機の最大の強みであり、最も人気のシリーズです」
 ちなみにこのハイブリッドシステムはホンダの特許。国内はもちろん、海外においてもホンダ以外でハイブリッド除雪機は存在しない。 まさにホンダの強みである。

ハイテク「スマートオーガ」

 除雪機のハイブリッドシステムはかなり先鋭的だが、さらに「スマートオーガ」という技術があるらしい。スマートオーガは中型と大型クラスに2機種のみに採用されているシステムで、まさにホンダ除雪機のフラッグシップだ。
「スマートオーガは複雑なオーガ操作からの解放を狙った技術です」
  と言われても、なぜそれが必要なのかがわからない。聞くと、スマートオーガ搭載の中・大型機種を使って作業する環境の多くは除雪する雪の量も多く、不安定な雪上での作業も多い。柔らかい雪にのってしまうと機体姿勢が不安定になって前後や左右に傾いてしまうことだってある。こうした場合は、マニュアル操作でオーガ角度を調整する必要があるものの、クローラの水平角度や自分の立ち位置なども考慮しながらの操作が必要。うまく操作しないとどんどん除雪面が斜めになり、最終的には転倒に繋がるケースも。
 ところがスマートオーガはクローラの傾きとは切り離して、オーガ部分を自動で常に水平に保ってくれるのだ。よって、雪上が硬く締まっていようが、多少のデコボコがあろうが、または一時的にクローラが傾こうが、オーガは自動で常に水平を保ってくれるのである。さらには斜面を作りたい場合などにも対応でき、登り8度の設定をすれば、その角度の斜面が出来るように除雪してくれるのだ。だから例えば滑り台状の除雪をしたければ、水平で進んで、上方に角度をつけて斜面を作り、頂上部で「水平セット」ボタンを押せばワンタッチで水平に戻るという機能を活用。微調整を繰り返すことなくまさに「スマート」。雪山の切り崩しなどにも重宝する。
「スマートオーガが搭載されている中・大型の除雪機が必要な地域は降雪量も多く、除雪作業も頻繁になりますが、『より操作が楽で仕上りがきれいな除雪ができる』という除雪機が求められることは変わりません。だからこそこうした技術で、複雑な操作から少しでも開放できれば作業負担の軽減につながります。除雪作業は1日に何度も行いますから、少しの軽減でも重要です」
 除雪の実経験がなくとも、クロスオーガ、ハイブリッド、スマートオーガと説明を聞いているうちにその技術やできることの幅に納得させられる。
 さらに1590iというモデルはハイブリッドとスマートオーガ両方を搭載する中型機種最高位モデル。カタログを眺めているだけで、雪がほとんど降らない地域なのに「一台欲しいな」などと口走ってしまうほど、その技術に感服してしまった。

スマートオーガ
スマートオーガ
大量の雪かきをする機種は可動するオーガが必須。勘と経験でマニュアル操作していたが、スマートオーガはこれを全自動で制御してアシストしてくれる。除雪経験がないと理解できないかもしれないが、作業は大幅に軽減された。

ハイテク化とFI

 ハイブリッドやスマートオーガは電子制御であり、当然電源が必要で周辺機器も増えるはず。寒い雪国で電装品が増えるのは心配もあるように思えたが?
「確かに電装品は増えましたが、除雪機の構造がシンプルであるにはそれなりの理由があります。除雪は毎日欠かすことのできない作業です。もし除雪機が始動できなかったり、故障して修理が必要になった場合でも雪は降り続けます。だから除雪機は、構造はシンプルで、修理はその場で迅速にできなければいけない。そのため、バッテリーはリチウムとか最先端のものではなく、自動車用品店などでも入手可能な一般的なものを採用していますし、現地の販売店が即時修理できるよう整備性も気を付けています」
 バイクのように「修理に2週間かかります」ではダメなのだ。2週間も待ったら家が完全に埋もれてしまう地域もあるのだから、いくらハイテク化しても「壊れてはダメ」「壊れてもスグに修理できなくてはダメ」なのである。一発始動&高い耐久性が自慢のホンダエンジンへの評価を電子制御化のタイミングで失ってしまってはいけない。ハイテク化してもやっぱり高い信頼性と整備性、サポート体制を維持しているのだ。

HSL2511
小東さんがLPLを務め6年前にフルモデルチェンジした大型機HSL2511。ガソリンエンジンの除雪機としては世界で初めてFIを装備。標高の高い場所でも一発始動。スマートオーガー搭載モデルもラインアップ。
バッテリー
ハイブリッド機といえど、入手しやすい一般的な12Vのバッテリーを2つ搭載。まさにユーザー第一の設計思想といえるだろう。

 また、大型機種にはパワープロダクツとしては珍しいフューエルインジェクション(FI)も搭載している。毎日使うわけではないパワープロダクツだからこそFI化した方が良いのでは? と連載スタート時から各分野の専門家に質問してきたが、「シンプルさ優先」であったり「コスト面からキャブレターがまだ一般的」という返答だった。ところが除雪機にはFIがあるじゃないか!
「キャブレターも性能的には十分現役ですが、特に除雪機のように休眠している時間の長いパワープロダクツについてはシーズン終わりと始まりにキャブメンテナンスが必要になります。ハイエンドモデルである大型機種についてはここを解消しようとFI化に踏み切りました。エンジンやフレーム、スマートオーガの搭載などフルモデルチェンジをしたタイミングでFI化も果たしたため、コストも抑えることができました」
 この勢いで、芝刈機のミーモがそうであったように「全自動」の流れが除雪機にもくるのだろうか。
「ゆくゆくはそういった夢もありますが、除雪という作業はなかなか複雑でして。基本的に平面である道路だけだったら自動運転とかも考えられますが、個人の庭となると形も複雑で、さらに雪の下には何があるかわからないという怖さもあります。オーガという大きな刃物が回っていますから、安全面などの課題を考えるとすぐに全自動、というのは難しいと思います。でもまだまだホンダの先進性を活かせるような次世代型もあるかもしれません」

シェアトップであり続ける

 ホンダが除雪機業界のトップを走り続けるのは、まずはエンジンをはじめとする各種技術に裏付けされる信頼性や使い勝手の良さがある。これに加えて販売店のきめ細やかな対応も魅力だろう。特に除雪機は使い方が特殊。だからこそ販売店の人が実際に家に行って、「こういう環境だったらこのモデルがいいんじゃないか」とアドバイスをすることもあるし、「あの地域の雪質はこうだから、こういった機能が必要だ」といった知識を豊富に持っている。除雪というものをよく理解していて、地域に密着している販売店の力もあるし、ハイブリッドなどの新機種が登場した時には販売店に対して丁寧な説明をすることで新機種でも除雪機にとって大切な「即時対応」を実現しているホンダの力がある。
「除雪機は他の製品みたいに、例えば中古品を買ってきて使ってみよう、というように気軽にはいかない部分が多いんです。使用環境をよく理解した販売店が的確にアドバイスをした上で、適正なモデルを効果的に使ってもらわないと、ただでさえ大変な作業である除雪がもっと大変になってしまいます。しかも降雪地域ではそれが毎日のこと。ホンダは確かな製品と販売店のサポートを通して日々の除雪作業を支えます」
 このような降雪地域の様々な苦労を、「少しでも負担を減らそう」と除雪機を進化させてきたホンダパワープロダクツを通してそれを垣間見た気がする。最近は気候変動で関東でも大雪が降ることもある。個人で除雪機を所有することは考えにくいかもしれないが、ホンダがこれだけ操作がしやすいものを展開してくれているのなら、いざという時のために自治体などでは導入してほしいものである。


[第10回 製品編3 耕うん機|第11回|第12回 製品編5 発電機]

2020/02/14掲載