SUZUKI GT750(B)
1972年の東京モーターショーには、スズキからロータリーバイクが出るとの前評判が高かったが出品はなかった。代わって注目を集めたのが、フロントブレーキが2リーディングダブルパネルのドラムから、国産量産車初の油圧式ダブルディスクブレーキ装着車となったGT750の2型。当時は「ディスクブレーキは必要だがダブルまで必要ない」とさえ言われるような時代でもあった。シリンダーやフレームなど細部にも改良が加えられている。
●エンジン:水冷2ストローク3気筒 ●総排気量(内径×行程):738cc(70×64mm)●最高出力:67ps/6500rpm ●最大トルク:7.7kg-m/5500rpm ●変速機:5段リターン ●全長×全幅×全高:2215×865×1125mm ●軸距離:1470mm ●車両重量:252kg ●タイヤ前・後︰3.25-19・4.00-18 ●発売当時価格:395000円
Kawasaki 500-SS(H1D)
エンジン搭載位置変更、キャスター角の増加、ホイールベースの延長などによって、フロント荷重を増加させ、ウイリーしにくいディメンジョンとした他、750-SSに採用された3回路マグネット式CDIに変更された。他にもパッシングスイッチとキルスイッチの新設、リアブレーキはワイヤー式からロッド式に変更など各部の熟成化、近代化が行われ、ジャジャ馬イメージから安定志向が強化された。輸出仕様はKAWASAKIロゴの上下間隔が狭いライムグリーンだが、1973年1月16日に発売が開始された国内仕様は、翌年のH1Eと同様の上下間隔が広いグラフィックのキャンディートーングリーンが販売された。
●エンジン:空冷2ストローク3気筒 ●総排気量(内径×行程):498cc(60×58.8mm)●最高出力:59ps/8000rpm ●最大トルク:5.7kg-m/7000rpm ●変速機:5段リターン ●全長×全幅×全高:2085×835×1140mm ●軸距離:1410mm● 乾燥重量:185kg ●タイヤ前・後︰3.25-19・4.00-18 ●発売当時価格:320000円
YAMAHA RD350(360)
1月にRX350からRD350へと名称を変更すると共に、従来の5ポート方式を改良し、6枚のリードバルブを加えた7ポートトルクインダクションと呼ばれる新設計エンジンと6段ミッションを新たに採用した。他にもCDI点火と自動進角装置の採用、フレーム強化、フロントフォークとリアショックの改良、ロック式のタンクキャップなどフルモデルチェンジ。カラーは写真のコンペティショングリーンとバハブラウン。
●エンジン:空冷2ストローク2気筒 ●総排気量(内径×行程):347cc(64×54mm)●最高出力:39ps/7500rpm ●最大トルク:3.8kg-m/7000rpm ●変速機:6段リターン ●全長×全幅×全高:2040×835×1110mm ●軸距離:1320mm ●車両重量:160kg●タイヤ前・後︰3.00-18・3.50-18 ●発売当時価格:230000円
Kawasaki 350-SS(S2T)
フラッグシップモデルの750-SSと同じようにフロントフォークアウターがアルミ製に変更され、油圧式フロントディスクブレーキ、キー付きタンクキャップなどを新たに装備し、シート形状やテールカウルデザインも変更された。車体色はキャンディオレンジ、キャンディブルー、キャンディゴールドの3色。リアフェンダーは一般的な長さまで延長されると共に、1馬力ダウンなど初代に比べ大人しめの印象に。国内では1973年3月にキャンディゴールドのみが発売された。
●エンジン:空冷2ストローク3気筒 ●総排気量(内径×行程):346cc(53×52.3mm)●最高出力:44ps/7000rpm ●最大トルク:4kg-m/7000rpm ●変速機:5段リターン ●全長×全幅×全高:1970×820×1130mm ●軸距離:1330mm ●乾燥重量:152kg ●タイヤ前・後︰3.25-18・3.50-18 発売当時価格:238000円
SUZUKI GT380(B2)
カラーリングの変更とヘッドライトのリムなど細部を小変更。併売されていたドラムブレーキモデルはカタログ落ちし、ディスクブレーキ車のみとなった。
●エンジン:空冷2ストローク3気筒 ●総排気量(内径×行程):371cc(54×54mm)●最高出力:38ps/7500rpm ●最大トルク:3.8kg-m/6500rpm ●変速機:6段リターン ●全長×全幅×全高:2090×800×1110mm ●軸距離:1380mm ●車両重量:183kg ●タイヤ前・後︰3.50-19・3.50-18 ●発売当時価格:260000円
Kawasaki 750-SS(H2A)
グラフィックを変更。国内では早くもこのモデルが最終型となり、写真のキャンディトーンパープルのみが発売された。輸出仕様はキャンディトーンゴールド(H2と車体色表記は同じだが、グラフィックは異なる)が販売された。翌年のH2B(輸出のみ)は、グラフィックが400、250と共通となり、新たにステアリングダンパーの追加と、排出ガス規制に対応しワンウエイバルブを装備し、マフラーとエキパイも一体構造に変更された。
SUZUKI GT750(B3)
フロントフォークブーツ、電動ファン、後端部が黒い、通称えんぴつマフラーなど初期型GT750を印象付けた部分が廃止された他、ギアポジションインジケーターの新設、VMキャブからSUキャブへの変更など各部が変更された。
●エンジン:水冷2ストローク3気筒 ●総排気量(内径×行程):738cc(70×64mm)●最高出力:67ps/6500rpm ●最大トルク:7.7kg-m/5500rpm ●変速機:5段リターン ●全長×全幅×全高:2205×880×1125mm ●軸距離:1460mm ●車両重量:252kg ●タイヤ前・後︰3.25-19・4.00-18 ●発売当時価格:438000円
Kawasaki 500-SS(H1E)
新たに専用設計されたマグネット式CDIに変更され、排出ガス対策としてクランクケース下部にワンウエイチェックバルブを追加した。1974年1月に発売された国内仕様は、グラフィックはH1Dと同じだがカラーリングがキャンディトーンレッドに。H1Dの国内仕様と同色のキャンディトーンライムは主に輸出に回された。
●エンジン:空冷2ストローク3気筒 ●総排気量(内径×行程):498cc(60×58.8mm)●最高出力:59ps/8000rpm ●最大トルク:5.7kg-m/7000rpm ●変速機:5段リターン ●全長×全幅×全高:2125×835×1140mm ●軸距離:1410mm● 乾燥重量:185kg●タイヤ前・後︰3.25-19・4.00-18 ●発売当時価格:365000円
SUZUKI GT380(B3)
1月、GT750のマイナーチェンジに合わせ、ラムエアシステムのデザイン、ヘッドライトケースの形状、強制開閉式キャブレターへの変更やフォークブーツの廃止、ギアポジションインジケーターの採用などが行われた。リアにパッセンジャーステーを新たに装着するなど各部を改良。
SUZUKI GT380(B4)
10月にはカラーリングを変更して、1975モデルのB4へとマイナーチェンジ。
SUZUKI GT550(B3)
カラーリングの変更と、GT380と同様の変更を行った。
●エンジン:空冷2ストローク3気筒 ●総排気量(内径×行程):543cc(61×62mm)●最高出力:50ps/6500rpm ●最大トルク:5.5kg-m/6000rpm ●変速機:5段リターン ●全長×全幅×全高:2195×815×1160mm ●軸距離:1465mm●車両重量:215kg ●タイヤ前・後︰3.25-19・4.00-18 ●発売当時価格:385000円
Kawasaki 400-SS(S3)
350-SSのボアを4mm拡大し54cc排気量をアップ。キャブもφ2mm拡大のVM26で、冷却増強のためにシリンダーヘッドが大型になり、振動対策としてエンジンもラバーマンウト化、安定性重視のためにスイングアーム延長などと、最高出力は2馬力ダウンし使いやすさ重視のトルク型となった。車体色はキャンディレッドとキャンディスカイブルー。翌年グラフィックを変更してS3Aとなるが国内では発売されずこのS3が継続販売された。翌年にはH400へスイッチしたので、国内で販売された400-SSはこのS3のみということになる。
●エンジン:空冷2ストローク3気筒 ●総排気量(内径×行程):400cc(57×52.3mm) ●最高出力:42ps/7000rpm ●最大トルク:4.32kg-m/8000rpm 変速機:5段リターン ●全長×全幅×全高:2025×820×1180mm ●軸距離:1365mm ●乾燥重量:159kg●タイヤ前・後︰3.25-18・3.50-18 ●発売当時価格:300000円
YAMAHA RD350Ⅱ(523)
12月、外装の一新と、静粛性向上のためマフラー容量のアップとシリンダーフィンに耐熱ラバーの挿入などが行われ、燃料コックやスイッチ類の操作性も向上。ロングリーチプラグも新たに採用された。
●エンジン:空冷2ストローク2気筒 ●総排気量(内径×行程):347cc(64×54mm)●最高出力:39ps/7500rpm ●最大トルク:3.8kg-m/7000rpm ●変速機:6段リターン ●全長×全幅×全高:2040×835×1110mm ●軸距離:1320mm ●乾燥重量:143kg ●タイヤ前・後︰3.00-18・3.50-18 ●発売当時価格:270000円
SUZUKI GT750(B4)
シンプルなグラフィックとなった1975年モデルは、エキパイの連結が廃止されたことなどにより高速域を重視したセッティングとなり、最高出力は3psのパワーアップ。
●エンジン:水冷2ストローク3気筒 ●総排気量(内径×行程):738cc(70×64mm)●最高出力:70ps/6500rpm ●最大トルク:7.8kg-m/5500rpm ●変速機:5段リターン ●全長×全幅×全高:2205×880×1125mm ●軸距離:1460mm ●車両重量:235kg ●タイヤ前・後︰3.25-19・4.00-18 ●発売当時価格:438000円
SUZUKI GT550(B5)
輸出専用のロータリーエンジンRE5と同様、SCEMメッキシリンダーを採用し、圧縮比が6.2から6.9に引き上げられ、750同様エキパイのカプラーチューブの廃止などにより3psのパワーアップを行った。12月カラーを変更した写真の1976年型が国内の最終型となった。
●エンジン:空冷2ストローク3気筒 ●総排気量(内径×行程):543cc(61×62mm)●最高出力:53ps/7000rpm ●最大トルク:5.6kg-m/7000rpm ●変速機:5段リターン ●全長×全幅×全高:2195×815×1160mm ●軸距離:1465mm ●車両重量:215kg ●タイヤ前・後︰3.25-19・4.00-18 ●発売当時価格:385000円
Kawasaki 500-SS(H1F)
タンクグラフィックは先端が尖ったタイプになり、テールカウルまでラインが追加され、サイドカバーからMACHⅢのロゴが消えたH1Fは、グラフィック以外は大きな変更がない。国内仕様にはキャンディスカイブルーがメインで、輸出仕様には茶色に黄色ラインのキャンディトーンブラウンも存在する。
●エンジン:空冷2ストローク3気筒 ●総排気量(内径×行程):498cc(60×58.8mm)●最高出力:59ps/8000rpm ●最大トルク:5.7kg-m/7000rpm ●変速機:5段リターン ●全長×全幅×全高:2125×835×1140mm ●軸距離:1410mm ●乾燥重量:185kg ●タイヤ前・後︰3.25-19・4.00-18 ●発売当時価格:365000円
Kawasaki 750-SS(H2C)
メイン市場である北米で排出ガス規制が強化されたため、登場からわずか4年で最終型となってしまった。寸詰まりに見えたタンクは形状が変更されスマートに。グラフィックもシリーズ共通の尖ったタイプとなった。輸出のみ。
YAMAHA RD400(1A5)
前年10月に行われた免許制度の変更もあり、4月にボア、ストローク共にアップして中免クラスのフルサイズに進化。中低速域重視となりトルクが向上した。デザインは当時流行した直線基調のカフェイメージに一新。フレームは新設計、前後ディスクブレーキ装備、リアショックのストローク10mm増加、フロントタイヤサイズアップ、多系統ヒューズ、半透過レンズ2球式テールランプ、新設計メーターの採用なども行われている。車体色は写真のジュネバグリーンとマキシマルーン。
●エンジン:空冷2ストローク2気筒 ●総排気量(内径×行程):398cc(64×62mm)●最高出力:38ps/7000rpm ●最大トルク:3.9kg-m/6500rpm ●変速機:6段リターン ●全長×全幅×全高:2015×830×1190mm ●軸距離:1315mm ●乾燥重量:155kg ●タイヤ前・後︰3.25-18・3.50-18 ●発売当時価格:310000円
SUZUKI GT750(B5)
4ストマルチエンジンのGS750が登場し、ついに国内最終型となったB5。容量は17リットルで変更はないが、ガソリンタンクのデザインが変更され、ガソリン給油口とラジエター液注入口に一体式のロック付きカバーが新設された。輸出はこの後もしばらく続けられた。車体色はオリーブグリーンメタリックとフレークオレンジ。
●エンジン:水冷2ストローク3気筒 ●総排気量(内径×行程):738cc(70×64mm)●最高出力:70ps/6500rpm ●最大トルク:7.8kg-m/5500rpm ●変速機:5段リターン ●全長×全幅×全高:2205×880×1125mm ●軸距離:1460mm ●車両重量:252kg ●タイヤ前・後︰3.25-19・4.00-18 ●発売当時価格:438000円
Kawasaki KH500(A8)
KH500(A8)
SSからKHへと名称が変更され、シフトパターンがボトムニュートラルから一般的な1ダウン4アップになった。他にも3系統ヒューズ回路、Z900と同径の50/40Wヘッドライト、キー付きタンクキャップなどにより信頼性は大幅にアップしたが、最高出力は一気に7馬力のダウンとなった。車体色はメタリックバーガンディレッド(写真右)とメタリックカッパーブラウン(写真左)。翌年春頃にメタリックカッパーブラウンが廃止され、1978年ころまで販売され、これが500の最終型となった。
●エンジン:空冷2ストローク3気筒 ●総排気量(内径×行程):498cc(60×58.8mm)●最高出力:52ps/7000rpm ●最大トルク:5.4kg-m/6500rpm ●変速機:5段リターン ●全長×全幅×全高:2085×835×1140mm ●軸距離:1410mm ●乾燥重量:192kg ●タイヤ前・後︰3.25-19・4.00-18 ●発売当時価格:375000円
Kawasaki KH400(A3)
400もSSからKHとなって電装系を一新。バッテリー点火式からフライホイールマグネット式CDI点火に変更された。最高出力は4馬力ダウンしてよりマイルドな性格になっている。グラフィックはKH500と同系で、メタリックディープオレンジとダークグリーン。国内では1976年1月からメタリックディープオレンジのみが発売された。排出ガス規制の関係で北米仕様はこの年限りで終了となった。
●エンジン:空冷2ストローク3気筒 ●総排気量(内径×行程):400cc(57×52.3mm) ●最高出力:38ps/7000rpm ●最大トルク:3.9kg-m/6500rpm ●変速機:5段リターン ●全長×全幅×全高:2025×820×1130mm ●軸距離:1365mm ●乾燥重量:162kg ●タイヤ前・後︰3.25-18・3.50-18 ●発売当時価格:300000円
SUZUKI GT380(B5)
2月にブラックとフォリストグリーンメタリックにカラーリングを変更し、フロントフェンダーのデザインが小変更された。この型の途中までメーターレンズは経年変化により曇ってしまうこともあった樹脂製であったが、ガラス製に改められた。
●エンジン:空冷2ストローク3気筒 ●総排気量(内径×行程):371cc(54×54mm)●最高出力:38ps/7500rpm ●最大トルク:3.8kg-m/6500rpm ●変速機:6段リターン ●全長×全幅×全高:2090×815×1125mm ●軸距離:1380mm ●車両重量:183kg ●タイヤ前・後︰3.00-19・3.50-1 ●発売当時価格:300000円
YAMAHA RD400Ⅱ(1A5)
6月に4ストロークツインエンジンのニューモデルGX400が登場したが、RDも併売された。7月にカラーリングとシート形状を変更。写真のクリスタルシルバーと鮮やかなコンペティションイエローにストロボライン風のグラフィックに。シート高は5mmダウンし、バックミラーも砲弾型に変更された。ロングリアフェンダーに全高50mm、全幅が60mm低く短いフラットバーハンドルを装備した。車体色は国内、海外共にレインボーと呼ばれるグラフィックにレッドとホワイトの2色。
●エンジン:空冷2ストローク2気筒 ●総排気量(内径×行程):398cc(64×62mm)●最高出力:38ps/7000rpm ●最大トルク:3.9kg-m/6500rpm ●変速機:6段リターン ●全長×全幅×全高:2005×830×1090mm ●軸距離:1315mm ●車両重量:155kg ●タイヤ前・後︰3.25-18・3.50-18 ●発売当時価格:310000円
Kawasaki KH400(A4)
国内仕様は1976年10月にキャンディワインレッドのみが発売された。輸出仕様にはキャンディロイヤルパープル、キャンディエメラルドグリーンもあった。
●エンジン:空冷2ストローク3気筒 ●総排気量(内径×行程):400cc(57×52.3mm) ●最高出力:38ps/7000rpm ●最大トルク:3.9kg-m/6500rpm ●変速機:5段リターン ●全長×全幅×全高:2025×820×1130mm ●軸距離:1365mm ●乾燥重量:162kg ●タイヤ前・後︰3.25-18・3.50-18 ●発売当時価格:300000円
SUZUKI GT380(B6)
2月にカラーをキャンデーカリプソレッドとオリーブグリーンメタリックに変更し、テールランプの形状が角形に、ウインカーはRG250と同タイプに、ヘッドライトのケースもブラックになるなどの小変更を受けた。
●エンジン:空冷2ストローク3気筒 ●総排気量(内径×行程):371cc(54×54mm)●最高出力:38ps/7500rpm ●最大トルク:3.8kg-m/6500rpm● 変速機:6段リターン ●全長×全幅×全高:2090×815×1125mm ●軸距離:1380mm ●車両重量:183kg ●タイヤ前・後︰3.00-19・3.50-18 ●発売当時価格:310000円
Kawasaki KH400(A5)
1977年10月、シート形状の変更やモールの廃止、ブレーキマスターシリンダーのキャップがネジ留めになるなどの小変更と、キャンディパーシモンレッドとキャンディライムグリーンに車体色を変更し2色のラインアップに。
SUZUKI GT380(B7)
4月に発売されたサンパチの最終型。タンクキャップがフラットな押し込み式となり、フロントフェンダーも変更された。カラーはキャンディージプシーレッド、ディープバーガンディメタリック、オリーブグリーンメタリックの3色。
YAMAHA RD400SP(3N5)
デザインを一新し、キャストホイールを装着してフルモデルチェンジ。最高出力も2馬力アップ。無接点式CDI、45Wヘッドライト、ハンドルロック一体式メインスイッチなども新たに採用された。翌年には4気筒のXJ400が登場し、RD400はこのモデルが最終型となった。
●エンジン:空冷2ストローク2気筒 ●総排気量(内径×行程):398cc(64×62mm)●最高出力:40ps/8000rpm ●最大トルク:3.8kg-m/7500rpm ●変速機:6段リターン ●全長×全幅×全高:2005×770×1070mm ●軸距離:1315mm●乾燥重量:153kg ●タイヤ前・後︰3.25-18・3.50-18 ●発売当時価格:325000円
Kawasaki KH400(A6)
グラフィックとタンクロゴをKAWASAKIからKawasakiに変更。2色体制は維持され、ルミナスダークブルーとキャンディパーシモンレッドが1978年10月に発売された。
Kawasaki KH400(A7)
最終型はKH250と同一のグラフィックで1979年11月に発売。新しくシートにKHの文字が入り、クランクケースカバーのロゴも小文字タイプとなり、カワサキのイメージカラーであるライムグリーンで有終の美を飾った。
※諸元は基本的に国内仕様です。写真も国内仕様が基本ですが、特に併記ない場合でも輸出仕様の場合もあります。
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