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新車詳細

新車プロファイル2025
2025年に発売された新車情報のページです

HONDA GB350とGB350 Sが車体色と仕様を変更





HONDA GB350/GB350 S 車両解説

 ベテランライダーにとっては“懐かしい”、若者ライダーにとっては“レトロ新しい”ニューモデルとして2021年4月に発売されたGB350、GB350 Sが平成32年(令和2年)排出ガス規制に対応するとともに、カラーバリエーションの変更を行った。

『GB350は、「日常から遠出まで~The Honda Basic Roadster」をコンセプトに、日常的な扱いやすさはもとより、未体験の道や景色と出会うツーリングでの感動まで、ライダーの経験やスキルを問わず、「自由」であることの楽しさや豊かな体験を提供するモーターサイクルを目指し、車体、パワーユニットともに新設計したロードスポーツモデルです』(発売開始時のホンダのリリースより)。早い話がロードスター版の“Rebel”と言ったら分かりやすいだろう。ベースとされるアジア市場向けモデルの存在もあるにはあるが、あくまで国内の若者ユーザー(気軽にロードスポーツに乗りたいベテランも)をターゲットとして再開発されている。

 “GB”のヒストリーをざっと取り上げておくと、スタートは、1983年12月に発売開始されたGB250クラブマンが始まりとなっている。
 RFVC(Radial Four Valve Combustion Chambcr=放射状4バルブ方式燃焼室)という当時のホンダ最新のDOHC4バルブ単気筒技術で開発されたユニークなエンジンを搭載する“ロードスポーツモデル”がGB250クラブマンだった。1996年12月発売のカラーチェンジモデルまで販売が継続されたが一応ここで区切りとなっている。

 この250版に続き1985年6月発売で兄貴分のGB400/GB500という新設計の空冷4サイクル単気筒エンジンを搭載、大口径のシングル・キャブレターの採用などとあいまって、中・低速域での力強い加速感を実現したモデルが発売された。1960年代に英国で人気を呼んだロードレース“ツーリストトロフィー”のイメージを纏った”レプリカ”だった。ただこちらは残念ながら1988年7月にマイナーチェンジを受けたのみで一世代でラインアップから消えてしまった。

 Rebelの人気ぶりを見ても多様性を背景にしたレトロブームの今こそ“GB”シリーズも受け入れられる素地が整ったといえるだろう。

 2023年7月、GB350に新色の「マットパールグレアホワイト」を、GB350 Sには「プコブルー」のカラーリングを新たに設定し、平成32年(令和2年)排出ガス規制に適合させた。

 また、2024年10月にはフロントフォークカバー、ヘッドライトカバー、セパレートシートを装備しクラシカルなたたずまいを強調したGB350 Cもバリエーションに加わった。

 今回はGB350,GB350Sのカラーを一新すると共に、メーター文字盤デザインやヘッドライト照射範囲の変更がおこなわれた。新色はGB350はツートーンのパールホークスアイブルーとマットバリスティックブラックメタリック、クラシカルホワイトの3色。GB350 Sはタンク上部にストライプが入ったヘビーグレーメタリック-Uとベータシルバーメタリックの2色を設定。

GB350 パールホークスアイブルー。


 

GB350 マットバリスティックブラックメタリック。
GB350 クラシカルホワイト。

 

GB350 S ヘビーグレーメタリック-U。
GB350 S ベータシルバーメタリック。

 

★ホンダ ニュースリリースより (2025年6月27日)

ロードスポーツモデル「GB350」「GB350 S」のカラーバリエーションと
一部仕様を変更し発売

 Hondaは、空冷・4ストローク・OHC・単気筒348cm³エンジンの心地よい鼓動感と、シンプルでありながら存在感際立つスタイリングが魅力のロードスポーツモデル「GB350」と「GB350 S」のカラーバリエーションと一部仕様を変更し、8月28日(木)にHonda Dreamより発売します。

 GB350は、深みのある青を基調としたツートーンカラーのパールホークスアイブルーと、精悍な印象のマットバリスティックブラックメタリック、上質感のあるクラシカルホワイトの全3色の設定としています。また、テールランプのレンズをスモーク調にすることで、シャープでよりスタイリッシュな印象としています。
 GB350 Sは、燃料タンク上部に配したストライプが特徴のヘビーグレーメタリック-Uと、金属質感が際立つベータシルバーメタリックの全2色の設定としています。
 GB350、GB350 Sともに、メーターは、文字盤を新たなデザインにしたほか、縁取る装飾リングをメッキとすることで上質感を演出しています。灯火器は、ヘッドライトの照射範囲を夜間時の視認性により配慮した特性に変更しています。

●販売計画台数(国内・年間)
シリーズ合計 4,500台
 
●メーカー希望小売価格(消費税10%込み)
GB350 パールホークスアイブルー 671,,000円(消費税抜き本体価格 610,000円)
GB350 マットバリスティックブラックメタリック、クラシカルホワイト 649,,000円(消費税抜き本体価格 590,000円)
GB350 S ヘビーグレーメタリック-U 715,000円(消費税抜き本体価格650,000円)
GB350 S ベータシルバーメタリック 693,000円(消費税抜き本体価格630,000円)
※価格(リサイクル費用を含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません。

 

主要諸元

車名型式 8BL-NC59
GB350〈GB350 S〉
発売日 2025年8月28日
全長×全幅×全高(mm) 2,180×790×1,105〈2,175×780×1,100〉
軸間距離(mm) 1,440
最低地上高(m)★ 166〈168〉
シート高(mm)★ 800
車両重量(kg) 179〈178〉
乾燥重量(kg)
乗車定員(人) 2
燃費消費率(km/L)※1 47.0(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 2名乗車時)※2
39.4(WMTCモード値 クラス3-2 1名乗車時)★※3
登坂能力(tanθ)
最小回転小半径(m) 2.3
エンジン型式 NC59E
空冷4ストローク単気筒OHC2バルブ
総排気量(cm3) 348
内径×行程(mm) 70.0×90.5
圧縮比★ 9.5
最高出力(kW[PS]/rpm) 15[20]/5,500
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 29[3.0]/3,000
燃料供給装置形式 電子制御燃料噴射装置[PGM-FI]
始動方式★ セルフ式
点火方式★ フルトランジスタ式バッテリー点火
潤滑油方式★ 圧送飛沫併用式
潤滑油容量(L)
燃料タンク容量(L) 15
クラッチ形式★ 湿式多板コイルスプリング式
変速機形式 常時噛合式5段リターン
変速比 1速 3.071
2速 1.947
3速 1.407
4速 1.100
5速 0.900
減速比1次★/2次 2.095/2.500
キャスター(度)★ 27°30′
トレール(mm)★ 120
タイヤサイズ 100/90-18M/C 57H
130/70-18M/C 63H〈150/70R17M/C 69H〉
ブレーキ形式 油圧式シングルディスク
油圧式シングルディスク
懸架方式 テレスコピック式
スイングアーム式
フレーム形式 セミダブルクレードル

■道路運送車両法による型式指定申請書数値(★の項目はHonda公表諸元)
■製造事業者/本田技研工業株式会社
※1 燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞など)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります※2 定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です
※3 WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます





2025/06/27掲載