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新車詳細

新車プロファイル2025
2025年に発売された新車情報のページです

KAWASAKI Z900/Z900 SEの2026年モデルを発売





“エキサイティング&イージー”な走りのスーパーネイキッド、Z900がカラーチェンジ

 2016年に海外で発売されるや「ベスト・スタンダード・バイク」等の称号をほしいままにしたZ900。若干特殊な嗜好を示すことが多いといえる国内のユーザー層とは異なり、あくまで普段使いのバイクに対する実用度の尺度には段違いの厳しさの目が光る海外ユーザーからの評価を得ての“ベスト”は伊達じゃない。

 搭載するのは水冷4ストローク並列4気筒、948㎝3“Sugomi”パフォーマンスを発揮するエンジンで、Z1000をベースに開発され、92kW(125PS)の最高出力を発揮。この“Sugomi”エンジンを新設計のトレリスフレームに搭載。高張力鋼を用いるとともに曲げ部分の角度を極力小さくすることでパイプにかかるストレスを分散、フレーム単体重量で13.5kgの軽さに収めているという。組み合わされるのは、φ41㎜倒立フロントフォークにアルミ製スイングアーム、ホリゾンタルバックリンクリアサスペンションなど。アシスト&スリッパークラッチ、視認性に優れた多機能インストルメントパネルなども採用されている。

 このZ900、2018年3月の国内デビューからわずか6か月でニューグラフィック&ニューカラーに変身されている。軽量トレリスフレームに水冷並列4気筒948ccエンジンを搭載してパワーとハンドリングを妥協なく追求したスーパーネイキッドとしてのメカニズム本体は変わらず。新色は「メタリックフラットスパークブラック×メタリックスパークブラック」と「メタリックムーンダストグレー×エボニー」の2色。

 2020年1月には、カラー&グラフィックの変更だけでなく、ビッグマイナーチェンジといえる大幅な変更が行われた。まずはエンジン。従来モデルと同等の出力とエンジンフィーリングを維持しながら、よりクリーンな排出ガスとエキサイティングなエキゾーストサウンドを実現している。当然のことながらEuro5規制適合だ。よりスムーズな加減速を実現するためのクラッチダンパースプリングの採用とFIのリセッティングも行われた。

 続いて車体周りでは、ハンドリング性能を維持しながら、スイングアームピボット部の強度を高めることで耐久性を向上させたフレームに発展。このフレームに合わせて前後サスのセッティングも変更されている。また、タイヤも軽快なハンドリングを目指してダンロップ社の最新モデル“SPORTMAX Roadsport 2”が採用されている。

「SUGOMI」デザイン周りでも変更が行われており、フロントフェイスのイメージが変わった。エッジ部をシャープにした新しいヘッドライトデザインで「SUGOMI」を強調。また、全灯をLED化。新型4.3インチフルデジタル液晶スクリーンによるインストゥルメントパネルへと発展。最新のKTRC (Kawasaki Traction Control)も当然採用だ。

 2021年1月には、ニューカラー「メタリックスパークブラック×メタリックフラットスパークブラック」が登場したが、2021年11月にもニューカラー「パールロボティックホワイト×メタリックマットグラフェンスチールグレー」の登場。2022年11月のマイナーチェンジでも「メタリックファントムシルバー×メタリックカーボングレー(SL1)」へカラー&グラフィックの変更。
 2023年10月発売の2024年モデルも「キャンディパーシモンレッド×エボニー(RD1)」へカラー&グラフィックの変更のみ。

 2025年4月にはZ900をアップデートし、電子制御スロットルバルブとIMUを搭載、ブレンボのブレーキとオーリンズのリアサスペンション、ダンロップ Sportmax Q5Aタイヤなどを採用したZ900 SEを新たに設定した。

 Z900は国内向けには2025年モデルが未設定であったが、今回は各部をアップデートした2006年モデルとしてシックなエボニー×メタリックカーボングレーを設定。Z900SEは2025年モデルから一見変更のないようにも見えるが、マット塗装を施しシートカウルのグラフィックなどを変更した新色のメタリックマットグラフェンスチールグレー×メタリックマットカーボングレーに車体色を一新した。共にカワサキプラザのみで販売される。

Z900 エボニー×メタリックカーボングレー(BK1)。

 

Z900SE メタリックマットグラフェンスチールグレー×メタリックマットカーボングレー(GY2)。

 

★KAWASAKI ニュースリリースより (2025年6月17日)

Z900 シリーズ 発売のご案内(カワサキプラザ専売モデル)
車名
Z900/Z900 SE
マーケットコード
ZR900STFNN/ZR900TTFNN
モデルイヤー
2026 年
型式
8BL-ZR900S
型式指定・認定番号
21186(認可通知日:令和 7 年 2 月 12 日)
エンジン型式
ZR900SE
メーカー希望小売価格
1,485,000 円/1,661,000 円(本体価格1,350,000 円/1,510,000 円、消費税135,000 円/151,000 円)※カワサキケア、ETC2.0含む
カラー(カラーコード)
エボニー×メタリックカーボングレー(BK1)/メタリックマットグラフェンスチールグレー×メタリックマットカーボングレー(GY2)
発売予定日

2025年7月15日(土)

※メーカー希望小売価格は消費税を含む参考価格です。価格には保険料、税金(消費税を除く)、登録等に伴う諸費
用は含まれません。
※当モデルは二輪車リサイクル対象車両です。価格には二輪車リサイクル費用が含まれます。
※当モデルはABS装着車です。/dd>

※当モデルはETC2.0標準装備車です。
※当モデルの販売はカワサキプラザのみとさせていただきます。
※当モデルは「カワサキケアモデル」です。

 

【Z900】
カワサキのスーパーネイキッドは、スーパースポーツモデルからカウルを剥がしただけのマシンではありません。
Z900 は、948cm³ 並列 4 気筒エンジンを軽量フレームに搭載し、刺激的なパワーとハンドリングに加え、スムーズなレスポンスを妥協なく追求。パワーとハンドリングをバランスさせ、さまざまなシチュエーションにおいて、爽快なライディングフィールを提供します。
外観は、洗練された Sugomi デザインを採用。シャープでエッジーなスタイリングと金属パーツを効果的に組み合わせ、内側に秘めた鋭い Sugomi パフォーマンスを演出します。Z シリーズ共通の特長である、「低く構えた姿勢」「低い位置のヘッド」「跳ね上がったテール」は継承され、先鋭的な車体形状やダイナミックなクラウチングフォルムを構築しています。
エンジンとシャーシは、「エキサイティング&ライダーフレンドリー」がコンセプト。高品質なサスペンションとブレーキを採用し、俊敏なハンドリングを獲得しています。加えてコーナリング性能の向上に貢献するタイヤにより、ストリートライディングに適したモデルとなりました。
エンジンは電子制御スロットルバルブと IMU を搭載。シャープなスロットルレスポンスを獲得し、KQS、エレクトリッククルーズコントロールといった、ライディングサポートテクノロジーの装備を可能にしました。さらにスマートフォンアプリと連携によるターンバイターンナビゲーションを採用。ツーリング性能と利便性を向上させています。
Z900 は、その圧倒的な“Sugomi ”スタイリングと刺激的なパフォーマンスにより、ストリートで、ツーリング先で注目の的となることでしょう。

“Sugomi” (凄み) とは、カワサキスーパーネイキッドに共通する性能とスタイリングのコンセプトです。凄みは、偉大な人物やモノから感じられる、強烈なオーラやエネルギーを表します。凄みを持つものは威風堂々とし、敬意の念や忘れがたい印象を人々に与えます。凄みという言葉は、Z900 の持つ強烈なデザインとエキサイティングなパフォーマンス性を表現しています。

【Z900 SE】※スタンダードモデルとの相違点
高いコントロール性能と所有感を刺激するブレンボ社ブレーキコンポーネントとオーリンズ社リヤサスペンションを
搭載。シートは本革のような外観を持ち、手縫い風のステッチラインが下部(太もも部分)に沿って配されていま
す。また、フロントカウル内には USB Type-C 電源を標準装備しています。
■主な変更点
・Z900 の追加(バリエーションの追加)
カラー&グラフィックの変更(Z900 SE)
■カワサキケアモデルとは
安心・安全なモーターサイクルライフをサポートするため、1ヶ月目点検に加え、3年間の定期点検とオイル交換(オイルフィルター含む)を無償でお受けいただけるモデルです。
https://www.kawasaki-motors.com/after-service/kawasakicare/
■スマートフォンアプリ「RIDEOLOGY THE APP MOTORCYCLE」について
インカムやスマートフォン等の環境が必要です。詳細は以下の URL よりご確認ください。
https://www.global-kawasaki-motors.com/kawasaki_connect/jp/voice.html

 

主要諸元

車名型式 8BL-ZR900S
Z900(ZR900STFNN)【Z900 SE(ZR900TTFNN)】
発売日 2025年7月15日
全長×全幅×全高(mm) 2,065×830×1,175【1,110】
軸間距離(mm) 1.450
最低地上高(m) 145
シート高(mm) 810
車両重量(kg) 214【215】
乾燥重量(kg)
乗車定員(人) 2
燃費消費率(km/L)※1 28
28.9(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 2名乗車時)※2
20.5(WMTCモード値 クラス3-2 1名乗車時)※3
登坂能力(tanθ)
最小回転小半径(m) 2.9
エンジン型式 ZR900SE
水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ
総排気量(cm3) 948
内径×行程(mm) 73.4×56.0
圧縮比 11.8
最高出力(kW[PS]/rpm) 91[124]/9,500
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 98[10.0]/7,700
燃料供給装置形式 フューエルインジェクション
始動方式 セルフスターター
点火方式 バッテリー&コイル(フルトランジスタ点火)
潤滑油方式 ウェットサンプ式
潤滑油容量(L) 4.0
燃料タンク容量(L) 17
クラッチ形式 湿式多板
変速機形式 常時噛合式6段リターン
変速比 1速 2.600 (39/15)
2速 1.950 (39/20)
3速 1.600 (24/15)
4速 1.388 (25/18)
5速 1.217 (28/23)
6速 1.034(31/29)
減速比1次/2次 1.627(83/51)/2.933(44/15)
キャスター(度) 24.7°
トレール(mm) 110
タイヤサイズ 120/70ZR17M/C (58W)
180/55ZR17M/C (73W)
ブレーキ形式 φ300mm油圧式デュアルディスク
φ250mm油圧式シングルディスク
懸架方式 テレスコピック式(インナーチューブ径41㎜)
スイングアーム式(ホリゾンタルバックリンク)
フレーム形式 ダイヤモンド

※1:燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状況などの諸条件により異なります。
※2:定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です。
※3:WMTCモード値とは、発進・加速・停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。
※改良のため、仕様および諸元は予告なく変更することがあります。





2025/06/17掲載