2015年のモーターサイクルショーで国内デビューし、多くのバイクファンの注目を集めその年の7月に発売開始されたスズキのスポーツモデル、GSX-S1000シリーズ。シリーズの中でもフルカウルを備えてツーリング性能をさらに高めた仕様だったGSX-S1000F ABSのポジションを受け継ぐのが2022年2月発売のGSX-S1000GTだ。
GSX-S1000シリーズは、スーパースポーツ、GSX-R1000をベースとしたエンジンを、これまたGSX-R1000をベースにさらに開発を進めたフレームに搭載したモデル。“GSX-R”というサーキット指向のスーパースポーツに対して、こちら“GSX-S”はストリートやワインディングを制する「高揚感のある加速と走りを楽しめる」ストリートスポーツとされていた。スズキが強調したのもズバリ「GSX-S1000 ABS/S1000F ABSは、ストリートでのエキサイティングな走りのために生まれました」ということだった。
2021年8月にGSX-S1000が2代目にモデルチェンジされたが、よりスポーツツアラーの性格を持つGSX-S1000Fは変わらずのままだったことから一部に惜しむ声も聞こえたほど。しかし2022年2月に新型となるGSX-S000GTへとモデルチェンジ。しかも、欧州と同じ仕様、装備に加え(欧州で先行発売されていた)専用装備としてツーリング時の利便性を高めるETC2.0車載器を標準装備。また、電子制御システムS.I.R.S.(スズキ・インテリジェント・ライド・システム)や、スズキ初となるスマートフォン連携機能付の大画面フルカラーTFT 液晶メーター等を採用し、日常での扱いやすさと長距離のツーリングにおける快適性や高速安定性も追求されていた。
2023年10月に、GSX-S1000、GSX-S1000GTともにカラーリングの変更を受けて2024年モデルとなっている。
今回はパールビガーブルー、キャンディダーリングレッド、オールトグレーメタリックNo.3にカラーリングを一新した。
★スズキ ニュースリリースより (2024年10月20日)
スポーツツアラーの大型二輪車「GSX‐S1000GT」の カラーリングを変更して発売売
スズキ株式会社は、スポーツツアラーの大型二輪車「GSX-S1000GT」のカラーリングを変更して、 11月8日より発売します。
「GSX-S1000GT」は、2022 年の 2 月よりストリートバイクの大型二輪車「GSX-S1000」をベースに、 ツーリング性能を高めた全く新しいコンセプトのスポーツツアラーとして発売を開始しました。電子制御 システム S.I.R.S.(スズキ・インテリジェント・ライド・システム)や、スマートフォン連携機能付の大画面フル カラーTFT 液晶メーター等を採用し、日常での扱いやすさと長距離のツーリングにおける快適性や高速 安定性を追求し、さらに日本専用装備としてツーリング時の利便性を高める ETC2.0 車載器を標準装 備しています。また、「GSX-S1000GT」専用開発品を含む豊富な純正用品をラインアップし、快適性、利 便性の向上に加え、多彩なカスタマイズを可能としました。
- ●主な変更点
- ・カラーリングを変更しました。
- [車体色:3色]
- 青: 「パールビガーブルー」(YKY)
- 赤: 「キャンディダーリングレッド」(YYG)
- 灰: 「オールトグレーメタリックNo.3」(QEB)
- ・メーカー希望小売価格を変更しました
- ●商品名
- 「GSX-S1000GT」(GSX-S1000TRQM5)
- ●メーカー希望小売価格(消費税10%込み)
- 1,650,000円(消費税抜き¥1,500,000円)
- ※ 価格には、保険料、税金(消費税を除く)、登録等に伴う費用は含まれない。
- ●発売日
- 2024年11月8日