Facebookページ
Twitter
Youtube

新車詳細

新車プロファイル2024
2024年に発売された新車の情報ページです

SUZUKI GSX-S1000が5インチカラーTFT液晶マルチインフォメーションディスプレイを採用





SUZUKI GSX-S1000/GSX-S1000GT 車両解説

 2015年のモーターサイクルショーで国内デビューし、多くのバイクファンの注目を集めたスズキの新型スポーツモデル。その年の7月に発売が開始された。スーパースポーツ、GSX-R1000をベースとしたエンジンを、これまたGSX-R1000をベースにさらに開発を進めたフレームに搭載した。“GSX-R”というサーキット指向のスーパースポーツに対して、こちら“GSX-S”はストリートやワインディングを制する「高揚感のある加速と走りを楽しめる」ストリートスポーツだ。

 発売にあたってスズキが強調したのもズバリ「GSX-S1000 ABS/S1000F ABSは、ストリートでのエキサイティングな走りのために生まれました」ということだった。スーパースポーツ、GSX-R1000をベースに開発がスタートしたのは周知の事実だった。それ故、サーキット指向の強烈な走りをそのまま引き継いでいると捉えられたくない、それが開発者たちの強い思いともなっていた。「走る」「曲がる」「止まる」を高いレベルで実現するのはスーパースポーツも同じだが、戦うフィールドが違えばおのずとその質は違ってくる。

 エンジンは、GSX-R1000のものをベースに再開発している。だが、単純にベースにといっても、GSX-S1000 ABS/S1000F ABS用に選んだのは最新モデルのエンジンではなかった。実際に各世代のGSX-R1000をアップハンのネイキッドスタイルにしてテストするなど、ネイキッドスポーツとの相性を調べた結果、よりトルクフルで中低回転域も重視する2005年~2008年のモデルに搭載されたエンジンに白羽の矢が立ったという。

 フレームも基本はGSX-R1000から開発が始まっているが、ストリートでのよりしなやかな特性を実現するべく剛性を中心に見直しが行われ、さらにはエンジンもデザインの一部として重要な役目を果たすネイキッドならでは、で最終決定の直前でエンジンハンガー部のリデザインなどもあえて行われたという。

 このように、スタート地点こそGSX-R1000だが、ほぼ全てに渡って再開発が行われ、GSX-R1000の遺伝子がそのままのカタチで伝わっているのは、唯一スイングアームくらいなのだそうだ。

 2018年2月には、このGSX-S1000シリーズに新色が追加されている。特別色「パールグレッシャーホワイト/グラススパークルブラック」(AGT)の新色が加わったGSX-S1000 ABSが2月15日、「グラススパークルブラック」(YVB)の新色を得たGSX-S1000F ABSが2月26日に発売された。

 2019年2月は、GSX-S1000 ABS、GSX-S1000F ABSともにカラーの変更のみで2019年モデルとなった。GSX-S1000 ABSは、「グラススパークルブラック/トリトンブルーメタリック」(KEL)、「パールグレッシャーホワイト」(YWW)、「マットブラックメタリックNo.2」(YKV)の3色。GSX-S1000F ABSは、「トリトンブルーメタリック」(YSF)、「グラススパークルブラック」(YVB)の2色。

 2020年2月にも、カラーリングの変更で2020年モデルとして発売された。「トリトンブルーメタリック」(YSF)、「マットブラックメタリックNo.2/オールトグレーメタリックNo.3」(BN8)、「マットブラックメタリックNo.2」(YKV)。同時発売のGSX-S1000Fでは、「パールグレッシャーホワイト」(YWW)、「グラススパークルブラック/トリトンブルーメタリック」(KEL)、「グラススパークルブラック」(YVB)の3色だった。

 2021年8月、2代目の登場にあたってのトピックは、扱い易さとスポーツ性能の高さという基本はそのままに、アグレッシブかつ前衛的なデザインをより強調し、メカニズム面ではエンジンの出力向上を図るとともに、電子制御システム“S.I.R.S”(スズキ・インテリジェント・ライド・システム)を新たに装備することで、より扱いやすさと、スポーティなライディングの両立を追求している。
 海外ではすでに2021年6月から発売されており、スペック、装備等は欧州仕様そのまま準じているとされているという。

 今回は新たに5インチカラーTFT液晶マルチインフォメーションディスプレイを採用。グラフィックなどを変更したトリトンブルーメタリック、グラススパークルブラックとニューカラーのマットソードシルバーメタリックに一新した。

 

GSX-S1000。トリトンブルーメタリック(6CX)。
GSX-S1000。マットソードシルバーメタリック(CSX)。

 

GSX-S1000。グラススパークルブラック(YVB)。
新たに採用された5インチカラーTFT液晶マルチインフォメーションディスプレイ。

 

★スズキ ニュースリリースより (2023年10月20日)

 

ストリートバイクの大型二輪車「GSX‐S1000」を マイナーチェンジして発売

 スズキ株式会社は、ストリートバイクの大型二輪車「GSX-S1000」をマイナーチェンジして、 10月25日より発売します。
「GSX-S1000」は 2015 年に初代モデルを発売して以来、スーパースポーツバイク「GSX-R1000」の エンジンと車体をストリート向けにチューニングした、高揚感のある加速と軽快な走りを楽しめるモデルと してご好評いただいているストリートバイクです。
 2021 年の 8 月より 2 代目となる「GSX-S1000」の発売を開始。扱いやすさとスポーツ性能の高さを 継承しつつ、アグレッシブかつ前衛的なデザインを採用しました。また、エンジンの出力向上を図ると ともに、電子制御システム S.I.R.S.(スズキ・インテリジェント・ライド・システム)を搭載することで、より扱い やすさとスポーティーなライディングを両立できるストリートバイクとして進化させ、ライダーの走る楽しさを 追求しました。トリートバイクとして進化させ、ライダーの走る楽しさを追求しました。

●主な変更点
・インストルメントパネルを 5 インチカラーTFT 液晶マルチインフォメーションディスプレイに変更しました。
・カラーリングを変更しました。
[車体色:3色]
青: 「トリトンブルーメタリック」(6CX)
マット銀: 「マットソードシルバーメタリック」(CSX)
黒: 「グラススパークルブラック」(YVB)
・メーカー希望小売価格を変更しました
●商品名
GSX-S1000(GSX-S1000RQM5)
●メーカー希望小売価格(消費税10%込み)
1,507,000円(消費税抜き¥1,370,000円)
※ 価格には、保険料、税金(消費税を除く)、登録等に伴う費用は含まれない。
●発売日
2024年10月25日

 

2024/10/21掲載