Facebookページ
Twitter
Youtube

新車詳細

新車プロファイル2024
2024年に発売された新車の情報ページです

SUZUKI KATANAが車体色を変更





SUZUKI KATANA 車両解説

 2000年の“ファイナルエディション”を最後にラインアップから消えていた“カタナ”が「新たなるストリートバイクの伝説を鍛造する(Forging a New Street Legend.)」として復活したのは2019年5月。

 1980年のケルンショーに出品され多大な注目を集め、翌2001年に、ほぼそのショーモデルと同じいで立ちのままで市販され、さらに大きな話題となったGSX1100S KATANA。その個性的なスタイリングから、熱狂的なファンとともに独自のマーケットを開拓し、稀代の名車の仲間入りしたのはご存知の通り。

 初代カタナの発売開始当時、国内ではリッタークラスのスポーツバイクは自主規制されており、そのため膨れ上がった国内への市販化リクエストに応えて、国内向けにわざわざ750版のモデルを開発したほどだった。

 “ナナハン”版のGSX750Sカタナの販売は1982年2月。車体は、ほぼGSX1100S版と同様のデザインが採用されたが、これまた当時の保安基準がネックとなり、ハンドルが異様な姿の“耕運機型”と揶揄されたアップデザインのものを取り入れざるを得ず、車両を購入したオーナーがオリジナルの姿を標榜するデザインのアフターパーツへ交換。それを当局が目の敵として取り締まった、などという逸話なども「とにかく規制、規制」の時代だったことを表したエピソードといえる。

 それはともかく、国内でもカタナ人気は高まる一方で、その後1991年5月にはGSX250Sカタナ、1992年4月にはGSX400Sカタナと、国内専用仕様のカタナシリーズも発売された。

 GSX1100Sが源流のKATANAスタイル以外のカタナも多く存在し、ノンカウル版のカタナといえるGS650Gカタナ(1981年発売)、GSX400Eカタナ(1982年発売)、GSX250Eカタナ(1982年発売)、GS125Eカタナ(1982年発売)などを一族とすることもある。

 ちなみに復活販売された新型KATANAの車名は“GSX1000S KATANA”ではなく、シンプルに“KATANA”が正式名称となっている。

 2021年1月には、2020年の3月にスズキのWEBサイト内で公開した「スズキWEBモーターサイクルショー」の企画、「KATANAカラーアンケート」で最も人気が高かった参考出品車をベースとした“特別カラー”も発売された。ベースカラーは「キャンディダーリングレッド」で、ホイール色をボディ同系色のダークレッドとしたほか、ハンドルバーやフロントフォークアウターチューブ、チェーンなどにゴールドを採用し、KATANAの独創的なスタイリングに更なる上質感を加えたとしている。また、“刀”デカールやエンブレム、シートステッチにも専用のカラーを採用するこだわりの仕上がりとしている。

 販売も通常とは異なり、インターネットを利用したスズキの販売サイト「S-MALL(エスモール)」を通じて2021年1月11日、午後3時より先着順で予約を受け付け、全国のスズキバイクショップで100台の限定販売が行なわれた。

 2022年2月、平成32年(令和2年)国内排出ガス規制に対応しながら、最高出力の向上を図るため電子制御スロットルシステムの採用が行われるとともに、電子制御システム“S.I.R.S.”(※1 スズキ・インテリジェント・ライド・システム)を新たに搭載。より扱いやすさとスポーティーなライディングを両立。新搭載の電子制御システムS.I.R.S.には、出力特性を3つのモードから選択できるSDMS(スズキドライブモードセレクター)や、選択幅を広げ5段階から選択可能となったSTCS(※2 スズキトラクションコントロールシステム)、クラッチレバーを操作しなくてもシフトアップ/ダウンできる双方向クイックシフトシステムなどが採用された。

 今回は9月のKATANAミーティングでサプライズ発表されたホイールカラーなどを変更したミスティックシルバーメタリックとニューカラーのパールビガーブルーに車体色を一新した。
 

KATANA。「ミスティックシルバーメタリック」(YMD)。
KATANA。青: 「パールビガーブルー」(YKY)。

 

★スズキ ニュースリリースより (2024年10月20日)

特徴的なデザインと高い走行性能を融合させた 大型ロードスポーツバイクKATANA(カタナ)のカラーリングを変更して発売

 スズキ株式会社は、日本刀をイメージした前衛的なデザインと走行性能を融合させた大型ロードスポーツバイク「KATANA(カタナ)」をマイナーチェンジして2月25日より発売する。

「KAATANA」は、燃料タンクから車体先端まで、研ぎ澄まされた刀のようにシャープで流れるようなラインをあしらったデザインを採用。角形のLEDヘッドランプや、刀の切先をイメージした造形の車体先端下部に装着されたLEDポジションランプにより、「GSX1100S KATANA」に着想を得た特徴的な顔つきに仕上げた。また、スズキ初となるターンシグナル付スイングアームマウントリヤフェンダーを採用し、車体後部のシート下をすっきりとさせた外観となっている。

●主な変更点
・カラーリングを変更しました
[車体色:3色]
銀: 「ミスティックシルバーメタリック」(YMD)
青: 「パールビガーブルー」(YKY)
・メーカー希望小売価格を変更しました
●「KATANA」の主な特長
ひと目で「KATANA」とわかるデザイン

・ 燃料タンクから車体先端まで、シャープで流れるようなラインをあしらったデザインを採用しました。
・ 「GSX1100S KATANA」をイメージした角形のLEDヘッドランプを採用しました。
・ 刀の切先をイメージした造形の車体先端下部にLEDポジションランプを装着しました。
・ マフラーは短く、コンパクトなデザインと黒色塗装により、引き締まった外観を強調しました。
・ LEDリヤコンビネーションランプと、リヤターンシグナルを備えたナンバープレート取付部が一体と なった、ターンシグナル付スイングアームマウントリヤフェンダーを採用しました。
 
高い基本性能と扱いやすさを両立する装備
・ 「GSX‐R1000」のエンジンをベースとした水冷直列4気筒998cm3エンジンは、低回転域での 力強いトルクと高回転域でのパワフルなエンジン特性としています。
・ 電子制御スロットルシステムの採用や吸排気の機構変更により、平成32年(令和2年)国内排出 ガス規制に対応しながら、最高出力の向上を実現しました。
・ 電子制御システムS.I.R.S.には、出力特性を3つのモードから選択できるSDMS(スズキドライブモード セレクター)や、選択幅を広げ 5 段階から選択可能となった STCS(スズキトラクションコントロールシス テム)※2、クラッチレバーを操作しなくてもシフトアップ/ダウンできる双方向クイックシフトシステムなど を採用しています。また、スズキアシストクラッチシステムを搭載し、加速時にはアシスト機能として クラッチの圧着力を強め、シフトダウン時にはスリッパー機能によりバックトルクを低減し、快適なシフトフィーリングを実現しました。
・ 軽量で剛性の高いアルミフレームとアルミスイングアームを採用しました。
・ フロントブレーキには、強力な制動力を発揮するブレンボ製ラジアルマウントモノブロックキャリパーを装備。ABS※3 ユニットには軽量、コンパクトなボッシュ製を採用しました。
・ スタータースイッチを押し続けることなくワンプッシュするだけで、スターターモーターを回転させてエンジンを始動する「スズキイージースタートシステム」を採用。また、ニュートラル時はクラッチレバーを握らなくても始動可能となっています。
・ 発進時や低回転走行時に、エンジン回転数、ギヤポジション、スロットル開度、クラッチスイッチの情報を用いて、エンジン回転数の落ち込みを抑制する「ローRPMアシスト機能」を搭載しました。
・ 豊富な情報をライダーに提供する、軽量コンパクトなフル液晶ディスプレイ多機能インストルメントパネル
を採用し、液晶ディスプレイにはアンバーのバックライトを採用。文字は周囲が暗い場所ではアンバー、 明るい場所では白く見えることで昼夜を問わず良好な視認性を実現しています。
※2 トラクションコントロールシステムは、あらゆる条件下で後輪のスリップ(スピン)を完全に制御したり転倒を防止したりするものでは ありません。
※3 ライダーからの入力圧以上の増圧補助は行いません。 路面状況(濡れた路面や悪路等)によっては、ABSを装着していない車両よりも制動距離が長くなる場合があります。 また、コーナリング中のブレーキングによる車輪の横滑りはコントロールすることができません。
商品名
KATANA(GSX-S1000SRQM5)
 
メーカー希望小売価格(消費税10%込)

\1,661,000
(消費税抜き\1,510,000)
発売日
2024年10月29日
 
2024/10/21掲載