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原付

青春のゼロハンスポーツ図鑑Vol.6 SUZUKIその2(水冷編)

レーサーレプリカの一番手

1982年12月 RG50Γ

新設計アルミシリンダーの水冷エンジンを、クラス初の高張力鋼管角形パイプを使用したダブルクレードルフレームに搭載。ANDF、フルフローターサス、スリット入りの油圧ディスクブレーキ、エアプレーンタイプタンクキャップなど最新の装備を満載して登場した、ガンマシリーズの1番手。テールカウルには初期型ガンマの特徴となった通称奴凧タイプのテールランプを内蔵。オプションで設定されたセンターカウル、アンダーカウルを装着すれば、さらに気分は高まった。カタログを飾ったのは1982年にRG-ΓでWGP500のチャンピオンを獲得したフランコ・ウンチーニ。

1982年12月 RG50Γ スーパーホワイト
1982年12月 RG50Γ スーパーホワイト
●エンジン︰水冷2ストローク単気筒ピストンリードバルブ ●総排気量︰49cc ●内径×行程︰41.5×37.8mm ●最高出力︰7.2PS/8000rpm ●最大トルク︰0.66kg-m/7500rpm ●圧縮比:8.6●変速機︰6段リターン ●全長×全幅×全高︰1880×650×1030mm ●軸距離︰1230mm ●燃料タンク容量︰11L ●乾燥重量︰69kg ●タイヤ前・後︰2.75-17-4PR・2.75-18-4PR ●車体色:スーパーホワイト、マーブルピュアーレッド、マーブルカナディアンブルー、ブラック、スターダストシルバーメタリック●発売当時価格︰189000円

速度リミッターを装着

1984年2月 RG50Γ

最高速度規制に対応してリミッターを追加。最高出力は7.2psと変更ないが、発生回転数が8000rpmから7200rpmに、最大トルクは0.66kg-m/7500rpmから0.72kg-m/7000rpmにアップしている。車体色はグラフィックが変更となりスーパーホワイト、マーブルピュアーレッド、ブラックと半分のカラーラインアップに。

1984年2月 RG50Γ スーパーホワイト ※写真はオプション設定のセンターカウル、アンダーカウル装着車
1984年2月 RG50Γ スーパーホワイト ※写真はオプション設定のセンターカウル、アンダーカウル装着車

フロントカウルを小変更

1985年3月 RG50Γ

フロントカウルのデザインを小変更し、ウインカーを小型に変更。車体色はスーパーホワイト、マーブルピュアーレッド、ブラックと変更ないがグラフックを変更。価格、主要諸元に変更はない。

1985年3月 RG50Γ スーパーホワイト
1985年3月 RG50Γ スーパーホワイト
1985年3月 RG50Γ ブラック
1985年3月 RG50Γ ブラック

車体色を変更

1986年2月 RG50Γ 

車体色はスーパーホワイト、マーブルピュアーレッド、ブラックと変更ないが、グラフックを大きく変更。タンクの上部にストライプが追加された。価格、主要諸元に変更はない

1986年2月 RG50Γ スーパーホワイト、マーブルピュアーレッド、ブラック
1986年2月 RG50Γ スーパーホワイト、マーブルピュアーレッド、ブラック

WW仕様が登場

1987年3月 RG50Γ

カラーリングをホワイト×ブルー、ブラック×レッドに変更。価格、主要諸元に変更はない。フルカウルを装備したウォルターウルフカラーが218000円でラインアップに加わったので、3色体制は維持。

1987年3月 RG50Γ ホワイト×ブルー、ウォルターウルフ
1987年3月 RG50Γ ホワイト×ブルー、ウォルターウルフ

フルカウル仕様をラインアップ

1988年5月 RG50Γ

特徴的な奴凧タイプからテールカウルのデザインを変更。ANDFも廃止されてリニューアル。車体色はブルー×ホワイトとレッド×ホワイト(写真なし)。6月にブラックのフルカウル仕様(ブラックのみ)が追加された。価格は変更なし。

1988年5月 RG50Γ ブルー×ホワイト
1988年5月 RG50Γ ブルー×ホワイト
1988年6月 RG50Γ フルカウル仕様 ブラック
1988年6月 RG50Γ フルカウル仕様 ブラック
●エンジン︰水冷2ストローク単気筒ピストンリードバルブ ●総排気量︰49cc ●内径×行程︰41.5×37.8mm ●最高出力︰7.2PS/7200rpm ●最大トルク︰0.72kg-m/7000rpm ●圧縮比:8.6●変速機︰6段リターン ●全長×全幅×全高︰1885×655×1020mm ●軸距離︰1230mm ●燃料タンク容量︰11L ●乾燥重量︰70<71>kg ●タイヤ前・後︰2.75-17-4PR・2.75-18-4PR ●車体色:レッド×ホワイト、ブルー×レッド、<ブラック>●発売当時価格︰189000<218000>円 ※< >はフルカウル仕様

ネイキッドバージョンが登場

1989年12月 WOLF50

3本中空アルミスポークキャストホイール、、ニューパターン扁平タイヤ、チャンバータイプのマフラーなどでモデルチェンジした新型RG50Γに丸目ヘッドライトネイキッドバージョンが登場。同年の東京モーターショーでお披露目された。ツインチューブに見えるがフレームはΓと同じ角パイプのダブルクレードルで、ツインチューブ風のカバーを装着している。車体色はマーブルピュアレッド、キャンディラスターブルー、ライトチャコールメタリック、スペースブラックの4色。

1989年12月 WOLF50 マーブルピュアレッド、キャンディラスターブルー、ライトチャコールメタリック、スペースブラック
1989年12月 WOLF50 マーブルピュアレッド、キャンディラスターブルー、ライトチャコールメタリック、スペースブラック
●エンジン︰水冷2ストローク単気筒ピストンリードバルブ ●総排気量︰49cc ●内径×行程︰41.5×37.8mm ●最高出力︰7.2PS/7200rpm ●最大トルク︰0.72kg-m/7000rpm ●圧縮比:8.6●変速機︰6段リターン ●全長×全幅×全高︰1880×655×995mm ●軸距離︰1235mm ●燃料タンク容量︰11L ●乾燥重量︰73kg ●タイヤ前・後︰80/90-17 44P・90/90-17 49P ●車体色:マーブルピュアレッド、キャンディラスターブルー、ライトチャコールメタリック、スペースブラック●発売当時価格︰209000円

3本スポークのニューホイールに

1990年1月 RG50Γ

新たに登場したネイキッドバージョンのウルフ50と同様の、中空3本スポークのアルミキャストホイール、ニューパターン扁平タイヤ、チャンバータイプのマフラーを採用しモデルチェンジ。リアは18インチから17インチに。フルカウル仕様のみとなった。車体色はブルー×ホワイト、アーバングレーメタリック。

1990年1月 RG50Γ ブルー×ホワイト
1990年1月 RG50Γ ブルー×ホワイト
1990年1月 RG50Γ アーバングレーメタリック
1990年1月 RG50Γ アーバングレーメタリック
●エンジン︰水冷2ストローク単気筒ピストンリードバルブ ●総排気量︰49cc ●内径×行程︰41.5×37.8mm ●最高出力︰7.2PS/7200rpm ●最大トルク︰0.72kg-m/7000rpm ●圧縮比:8.6●変速機︰6段リターン ●全長×全幅×全高︰1880×655×1015mm ●軸距離︰1235mm ●燃料タンク容量︰11L ●乾燥重量︰73kg ●タイヤ前・後︰80/90-17 44P・90/90-17 49P ●車体色:ブルー×ホワイト、アーバングレーメタリック●発売当時価格︰229000円

カラーを変更

1991年3月19日 RG50Γ

ワークス風のカラーリングであったブルー×ホワイトから、派手な蛍光色ストライプのブラックピンクツートンへ車体色を変更。アーバングレーメタリックは変更なく継続。価格は235000円にアップ。主要諸元は変更なし。

1991年3月19日 RG50Γ ブラックピンクツートン
1991年3月19日 RG50Γ ブラックピンクツートン

ファイアーパターンも登場

1991年4月 WOLF50

グラフィックを小変更しスペースブラック、マーブルピュアレッドは継続され、新たに大胆なファイアーパターンのスペースブラック+炎ラインが追加された。価格は217000円にアップ。主要諸元は変更なし。

1991年4月 WOLF50 スペースブラック+炎ライン
1991年4月 WOLF50 スペースブラック+炎ライン
1991年4月 WOLF50 スペースブラック
1991年4月 WOLF50 スペースブラック
1991年4月 WOLF50 マーブルピュアレッド
1991年4月 WOLF50 マーブルピュアレッド

ブラックのみに

1993年3月 WOLF50

グラフィックが小変更され、車体色はブラックのみになってしまった。価格は223000円にアップ。主要諸元は変更なし。

1993年3月 WOLF50 ブラック
1993年3月 WOLF50 ブラック

車体色を変更

1994年1月 RG50Γ

車体色をレーシーイメージのダイナミックブルーNo.4と落ち着いたブラックに変更。主要諸元、価格は変更なし。

1994年1月 RG50Γ ダイナミックブルーNo.4
1994年1月 RG50Γ ダイナミックブルーNo.4
1994年1月 RG50Γ ブラック
1994年1月 RG50Γ ブラック

最終型は左ミラーを標準装備

1994年11月 WOLF50

ウルフ50の最終型は、ヘッドライトが常時点灯式となり、左側のバックミラーも標準装備に。価格は1000円アップの224000円。車体色、主要諸元に変更はない。

1994年11月 WOLF50 ブラック
1994年11月 WOLF50 ブラック

ついに最終型に

1995年3月 RG50Γ

ダイナミックブルーNo.4はスペシャルホワイトNo.3×ダイナミックブルーNo.4に、ブラックはブラック×アーバングレーメタリックに呼称は変更されたが、見た目は同じ。このモデルから左ミラーが標準装備となり、価格は1000円アップ。主要諸元は変更なし。これがRG50ガンマの最終型となった。

1995年3月 RG50Γ スペシャルホワイトNo.3×ダイナミックブルーNo.4
1995年3月 RG50Γ スペシャルホワイトNo.3×ダイナミックブルーNo.4
1995年3月 RG50Γ ブラック×アーバングレーメタリック
1995年3月 RG50Γ ブラック×アーバングレーメタリック

[青春のゼロハンスポーツ図鑑Vol.5 SUZUKIその1(空冷編)|Vol.6 SUZUKIその2(水冷編)|Vol.7 Kawasaki編]

2018/04/07掲載