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エンタメ

■第112回「年末ジャンボ一等+前後賞全部当る!」

 令和2年のお正月、いかがお過ごしになられましたでしょうか。年越しソ、年明けソも済まされ、すがすがしい新年をスタートされたこととお喜び申し上げます。
 さて、私はともうしますれば、正月早々友人から電話がありました。令和の世にLINEでもメールでもなく電話です。しかも家の固定電話。家の電話にかかってくるのは、勧誘か詐欺ばかりの昨今、わざわざ電話でお年賀のご挨拶(丁寧に「ご」をつけると「おやおや、ごあいさつだね」という皮肉の方にも聞こえますが、そっちではありません。定番の新年の挨拶です。とはいえ、今年我が家は喪中ですから、「おめでとうございます」は禁句です。しかし元旦ともなれば自然に「あけましておめでとうございます」と言ってしまうのは、日本人のDNAの成せる技。と、これ以上カッコの中でどーでもいい話を続けると、カッコの後ろをつけ忘れそうなので、このへんでやめておきます。えーっと、なんの話でしたっけ?)。
 定番の新年のご挨拶に続いて「ところでおまえ、なんで知ってたの?」と言い出しました。新年早々何を言い出すかと思えば……

「ゴーン! ゴーン!!」
「除夜の鐘?」
「じゃなくゴーン!」
「タンスに?」
「そうそう、タンスに隠れて……じゃなくて、ゴーンの密出国だよ。知ってるだろ?」
「もちろん知ってるよ。こんだけニュースになってるんだから」
「ちが〜う、事前に知ってただろ。俺は知ってるんだぞ!」
「ああ、俺じゃなくておまえが知ってたの? すごいな」
「ちが〜う! 知ってたのがおまえだってことを俺は知ってるんだよ」
「知ってるのなら、わざわざ聞かなくてもいいじゃん」
「だ・か・ら、そうじゃなくて……」

 出来の悪い漫才的掛け合いもこの辺でやめておきます。もちろんほとんどフィクションであることはいうまでもありません。
 要はこの駄コラムの前回のタイトルのことでした。みなさん覚えていますか? もちろん覚えていませんよね。私もです。見直してみたら、ほ〜、なるほど、ちょこっとだけタイムリーなタイトルです。友人曰く「うどん」も、うがった見方をすれば「ゴーン」にひっかけたように見えるとか。正月早々アホですね、というとここで話が終わってしまいます。せっかくいいネタがのこのこやってきたんです。さらに友人曰く、第107回の「えきめんやの出てこない京急編」も、大惨事になってしまった京急踏切事故翌日にアップされているとのこと。自分でアップしておいて、とのこともないもんですが、改めて調べてみたらそのとおり。今から思えば、不謹慎な便乗ネタと思われたかもしれませんが、もちろん事故の前に書いたもので、他意はまったくありません。あるわけないです。まあ、タイトルに京急とあっても、踏切事故を予言しているわけではないのですが……せっかくですから……。
 
「ふふふ。どうやらバレてしまったようだね明智君(遅延発車の光秀の方ではありません)。では、今月のタイトルがどんな意味を持っているか、謎解きはできたかね。ふふふ、では、さらばじゃ〜」   

 新年早々ネタも尽きたので(といいますか、まだ立喰・ソネタがひとつも出ていません)、ここで終わりにしたいです。

明知鉄道の明智駅

名鉄広見線明智駅

唐突ですが昨年の「いだてん」に続きご難続きの大河ドラマは明智光秀。生誕地は岐阜県です。岐阜県恵那市にある明知鉄道の明智駅(左 2008年3月撮影)は、ひなびた山間の小さな駅で、私が訪れた時は小雨が降る寒い日でした。立喰・ソはなかったので駅前の小さな食堂で、おでんとカップ酒で暖を取りました。もちろん明智光秀とゆかりの地があるそうですが、生誕の地である明智はここではなく、同じ岐阜県ですが可児市の明智(右 名鉄広見線明智駅 2006年7月撮影)です。今年は大河バブルで賑わうことでしょう。

 ちなみに電話の相手はおなじみAB君ではなく、高校時代の友人で、久々にお話ししました。「実はね、ここだけの話なんだけど、絶対に儲かるありがたいセミナーがあるんだ。有り金持って、なければつまめるだけつまんで出席しない?」という話ではなく、年末にあった同窓会でなにかの拍子にこの駄コラムの話が出たそうです。立喰・ソが好きな友人はどんなもんかと読んでみたらタイトルだけで驚いたようです。内容自体の評価や感想は皆無でした。そうか、年末に同窓会があったんですか。

 ということで、今月のタイトルが実現したら……まあ、言うまでもなく誰かは当たるわけですから、主語を付けなければ誰でも出来る予言です。ひょっとしたら主語は私かもしれませんが、答え合わせは今年の年末。万が一そんなことがあったら、来年一発目のタイトルは迷うことなく「どうか私にも同窓会の連絡ください」にします。

 いいかげん本題に入らないといけませんが、実は今年まだ立喰・ソ食べていないのです。それどころか令和最初の記念すべき年越しソも、紅白を見ながら何を食べようか(カップですが)迷っているうちに寝落ちして食べ損ねました。令和2年初立喰・ソもまだ迷っています。どうせなら今年の年越しソといっしょにしたろか!とも考えましたがまだ330日くらい前です。
 結局立喰・ソネタゼロという未だかつてない新鮮かつ斬新な令和2年のスタートですが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

カップ麺

カップ麺

年越し選抜用に集めたカップソ&ウ。話題の富士そばは発見できなかったので、やけくそ気味にア○ゾンで箱買いしてしまいました。結局すべて出番なし。このままもう一年年越しさせますか……


 


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2020/01/10掲載