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皆さんもヘルメットを被ってほしい!  地元で一日警察署長を務めた高橋 巧はヘルメットの重要性を語る


 埼玉県鴻巣警察署春の交通安全フェアが開催され、鈴鹿8時間耐久で2024年に最多優勝記録の6勝を達成する活躍で知られるロードレースライダーの高橋 巧が一日警察署長として参加した。

 埼玉県北本市出身の高橋は地元では有名なライダーであり、広報担当者は「今回は自転車のヘルメット着用推進がメインテーマでかぶる・ひろがる・命を守るカチッとプロジェクトを広く知ってもらいたい。と考えた時にヘルメットを着用するスポーツであるライダーの高橋選手はぴったりであり、ぜひ参加して頂きたかった」と起用の理由を語った。

 高橋は地元の小中高に通い、ライダーとして有名になってからは親善大使を務めたこともあり馴染みのある地元警察からの参加要請を快諾した。

 ライダーなので「白バイ隊員の制服が良いのではと決まった」と制服を着用した高橋は鴻巣警察署長・古川英宜氏から委嘱を受け、一日警察署長として出発式会場へと向かった。会場では主催者の警察署長、過足政見鴻巣地区交通安全協会長の挨拶があり、来賓の三宮幸雄北本市長、並木正年鴻巣市長、新井一徳県会議員、中屋敷慎一埼玉県議会議員、兼行雄太埼玉県議会議員が次々に交通安全を呼びかけた。

 高橋は一日警察署長として「交通安全」の宣言をした。自転車を運転する時にはヘルメットを被ろうと高橋は実際にヘルメット装着、顎紐をカチッと音を出して閉め「かぶる・ひろがる・命を守るカチッとプロジェクト」のデモンストレーションを行った。

「自分が参加しているロードレースでは、300km/hを超えるスピードが出るオートバイを操作します。転倒の危険もあり、その時に頭を守ってくれるヘルメットは、とても重要なもので、その大切さを常に感じています。なので、皆さんもヘルメットを被ってほしい」

 と、高橋はヘルメットの重要性を語った。

埼玉県のヘルメット着用率は9.2%・全国39位と低く、自転車事故死者23人のうち、ヘルメット着用は0人(2023年・埼玉県)というデータもあり、ヘルメットを被ることで救われる命があることを訴えた。閉会後に高橋は自転車利用者等に啓発品を配布し交通安全を呼びかけ、記念写真撮影に応じて地元の方々と交流した。その後、高橋は警察署に戻り感謝状を贈呈されて一日警察署長の役目を終えた。

「安全宣言の時は、すこし緊張しましたが貴重な経験になりました。白バイの制服は、自分がレース時に着るツナギとはだいぶ違いましたが、今ではエアバッグを制服の上から装着されるなど変化があると聞きました。安全運転は、自分も心掛けていることですが、これを機会に、その意識を更に高めて過ごしたいと思いました。レースのことを少しでも知って頂く機会になればという気持ちもあり、それが出来たのなら嬉しいです」(高橋 巧)

 高橋は全日本ロードレース選手権開幕戦(4月20日、モビリティリゾートもてぎ)には2019年以来となるホンダワークスのHRCから参加することで注目を集めている。

古川英宜鴻巣警察署長から一日警察署長の委嘱を受ける。
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過足政見鴻巣地区交通安全協会長。
並木正年鴻巣市長。
三宮幸雄北本市長。
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一日警察署長の任務が終わり感謝状が授与された。
来場者と記念撮影にも応じた。


(レポート・写真:佐藤洋美)







2025/04/14掲載