HONDA GB350C 車両解説
『GB350は、「日常から遠出まで~The Honda Basic Roadster」をコンセプトに、日常的な扱いやすさはもとより、未体験の道や景色と出会うツーリングでの感動まで、ライダーの経験やスキルを問わず、「自由」であることの楽しさや豊かな体験を提供するモーターサイクルを目指し、車体、パワーユニットともに新設計したロードスポーツモデルです』(発売開始時のホンダのリリースより)として、国内の若者ユーザー(気軽にロードスポーツに乗りたいベテランも)をターゲットとして2021年4月に発売されたGB350、GB350 S。G。SはGB350をベースにワイドなリアタイヤ、バンク角を深める形状のマフラー、ショートタイプの樹脂製前後フェンダー、シープな面構成のサイドカバーなどを採用したいわばスポーティバージョン。GB350シリーズはベテランライダーにとっては“懐かしい”、若者ライダーにとっては“レトロ新しい”ニューモデルとして人気を博した。
今回GB350シリーズにニューバージョンのGB350Cが追加された。GB350をベースによりクラシカルなスタイルを強調したロードスポーツモデルで、深く大きなフロントフェンダー、重厚感のあるフロントフォークカバー、ヘッドライトカバー、セパレートタイプのシート、水平に配置されたマフラーなどを採用した。
カラーリングは、カジュアルな「プコブルー」と重厚感のある「ガンメタルブラックメタリック」の2色を設定している。
もちろんベーシックなGB350とスポーツスタイルのGB350Sも変わらず継続販売され、シリーズは3バリエーションに。
★ホンダ ニュースリリースより (2024年9月12日)
クラシカルスタイルのロードスポーツモデル「GB350 C」を発売
Hondaは、空冷・4ストローク・OHC・単気筒348cm3エンジンのトルクフルで小気味よい鼓動感と、存在感際立つクラシカルなスタイリングが魅力のロードスポーツモデル「GB350 C」を10月10日(木)にHonda Dreamより発売します。
ロー&ワイドを強調したクラシカルなスタイリングのロードスポーツモデル
クラシカルなたたずまいを演出するフロントフォークカバーやヘッドライトカバー、セパレートタイプのシート、水平基調のマフラーを採用
カラーリングは「プコブルー」と「ガンメタルブラックメタリック」の2色設定
GB350 Cは、「The Standard Classical Motorcycle」を開発コンセプトに、GB350シリーズがもつシンプルさに加え、よりクラシカルで重厚な印象を想起させるデザインを施したロードスポーツモデルです。
スタイリングは、重厚感のあるフロントフォークカバーやヘッドライトカバーなどのフロント部から、タンク、サイドカバー、セパレートタイプのシートへと、リアにかけてなだらかに傾斜したプロポーションとし、前後のフェンダーを大型化するとともに水平基調のマフラーを採用することで、ロー&ワイドを強調しています。
カラーリングは、カジュアルで親しみやすさを感じさせる「プコブルー」と重厚感と高級感を表現した「ガンメタルブラックメタリック」の2色です。
- ●販売計画台数(国内・年間)
- 2,000台
- ●メーカー希望小売価格(消費税10%込み)
- GB350
(消費税抜き本体価格 608,000円)
- ※価格(リサイクル費用を含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません。
主要諸元
車名型式 | 8BL-NC64 | |
---|---|---|
GB350C | ||
発売日 | 2024年10月10日 | |
全長×全幅×全高(m) | 2.205×0.790×1.105 | |
軸間距離(m) | 1.440 | |
最低地上高(m)★ | 0.165 | |
シート高(m)★ | 0.800 | |
車両重量(kg) | 186 | |
乾燥重量(kg) | – | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃費消費率(km/L)※1 | 47.0(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 2名乗車時)※2 | |
38.6(WMTCモード値 クラス3-2 1名乗車時)★※3 | ||
登坂能力(tanθ) | – | |
最小回転小半径(m) | 2.3 | |
エンジン型式 | NC59E | |
空冷4ストローク単気筒OHC2バルブ | ||
総排気量(cm3) | 348 | |
内径×行程(mm) | 70.0×90.5 | |
圧縮比★ | 9.5 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 15[20]/5,500 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 29[3.0]/3,000 | |
燃料供給装置形式 | 電子制御燃料噴射装置[PGM-FI] | |
始動方式★ | セルフ式 | |
点火方式★ | フルトランジスタ式バッテリー点火 | |
潤滑油方式★ | 圧送飛沫併用式 | |
潤滑油容量(L) | – | |
燃料タンク容量(L) | 15 | |
クラッチ形式★ | 湿式多板コイルスプリング式 | |
変速機形式 | 常時噛合式5段リターン | |
変速比 | 1速 | 3.071 |
2速 | 1.947 | |
3速 | 1.407 | |
4速 | 1.100 | |
5速 | 0.900 | |
減速比1次/2次 | 2.095/2.500 | |
キャスター(度)★ | 27°50′ | |
トレール(mm)★ | 120 | |
タイヤサイズ | 前 | 100/90-18M/C 57H |
後 | 130/70-18M/C 63H | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式シングルディスク |
後 | 油圧式シングルディスク | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | スイングアーム式 | |
フレーム形式 | セミダブルクレードル |
■道路運送車両法による型式指定申請書数値(★の項目はHonda公表諸元)
■製造事業者/本田技研工業株式会社
※1 燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞など)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります※2 定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です
※3 WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます